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メール誤送信防止システムの導入状況(2016年)/後編IT担当者300人に聞きました(1/4 ページ)

キーマンズネット会員373人を対象にメール誤送信防止システムの導入状況を調査した。後編では「導入状況」「重視ポイント」「満足度」などが明らかになった。

» 2016年06月02日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 キーマンズネットでは、2016年3月2日〜25日にかけて「メール誤送信防止システムの導入状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数373件)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門で主に導入・検討や運用に関わる立場が全体の33.5%、一般部門で主にユーザーとして利用するだけでなく導入・検討も行う立場が13.4%、一般部門で主にユーザーとして利用する立場が53.1%という構成比だった。

 前編では、メール誤送信防止システムの導入状況について、「情報漏えいの有無とその原因」「メールの誤送信の有無とその内容」「今後強化した方が良いと感じる情報漏えい対策」「現在行っているメールの誤送信対策の手段」などをレポートした。

 後編では、具体的な「メール誤送信システムの導入状況」「システム導入のきっかけや重視ポイント」「システム導入の満足度と課題」などを明らかにする。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

メール誤送信防止システム導入率、2年で10ポイント以上増加

 最初に「メール誤送信防止システムの導入状況」について尋ねた(図1)。「既に導入済みである(追加・リプレースなし)」が34.0%、「既に導入済みである(追加・リプレースあり)」が1.9%、「導入を検討している」が8.0%、「必要性を感じるが導入は検討しない」が42.1%、「必要性を感じない」が13.9%と続き、まとめると、全体では35.9%が導入済み、64.1%が未導入という結果となった。

 前回(2014年)の調査と比較すると、導入済みが25.5%から35.9%と10ポイント以上増加している。また、従業員規模別で見たところ、100人以下の中小企業が8.5%から14.4%、101人〜1000人以下の中堅企業が18.7%から29.8%、1001人以上の大企業が41.6%から53.2%と、従業員規模が大きくなるにつれて導入済みの伸び率が大きくなる傾向にあった。

導入済みの『メール誤送信防止システム』のタイプ(複数回答) 図1 導入済みの『メール誤送信防止システム』のタイプ(複数回答)
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