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» 2016年05月25日 10時00分 公開

IT導入完全ガイド:ノンプログラミング業務アプリ開発ツール、環境別に考える3つのアプローチ (1/3)

一言で「ノンプログラミング業務アプリ開発ツール」といっても、データベース機能以外の部分では各社が多様な「強み」を打ち出している。目的や用途で特徴的な製品を取り上げる。

[原田美穂,キーマンズネット]

Excelスキルをフル活用、公的機関向けの帳票提出もデータベースシステム化

 「Forguncy」は、業務部門にはExcel使いが多いことを前提に、Excel使いのスキルを生かして業務アプリを開発してもらおうというコンセプトで作られている。開発元のグレープシティは.NETアプリケーション開発支援ツールなどを手掛けてきたこともあり、マイクロソフトテクノロジーに強い。

 Forguncyは、明確にExcel帳票などのアプリケーション化をターゲットとしていることから、UIを含めてExcelと同じ使い勝手を再現している点が最大の特徴だ。急にWebアプリケーションを使うとなると戸惑うユーザーであっても、無理なく利用できるようUIデザインもほぼExcelという凝りようだ。

図1 ForguncyのUI例 図1 ForguncyのUI例(出典:グレープシティ)
図2 図2 Forguncyの画面(出典:グレープシティ)

 Excelと同じ見た目だが、データベースアプリケーションになっている。また、UI設計画面で「Excel書き出し」ボタンを設置するだけでForguncyからのExcel書き出しも簡単に行える。

 自治体などの公的機関では、Excel帳票による申請書類フォーマットを指定していることが少なくない。業務上、多数の申請書類を提出する必要がある場合は、逐一必要なファイルを開いては必要事項を入力する必要がある。グレープシティ 第3ツール開発事業部プロダクトマネージャの八巻雄哉氏によるとこうしたケースでも「Forguncy」が有効だという。

 「ある企業ではForguncyに帳票を全て取り込んでおき、必要な事項を入力すれば自動的に出力できるようにすることで、書類準備の工数を大幅に削減している事例がある」(八巻氏)

 申請書類そのものは定型であることから、データベース化して既定のフォーマットに出力できれば、書類準備の工数を削減できるだろう。「法改正などに準じてフォーマットが微修正された場合でも取り込んで調整するだけで利用できる」(八巻氏)

 同製品はExcelさえ使えればデータベース化が可能な点を最大の強みとする。また、自社ネットワーク内で完結できる点もクラウドデータベースと比較して安心しやすいともいう。個人情報や機密情報が含まれるデータを、部門担当者レベルで確実にセキュアに扱えるよう、社内ネットワークに完結させたり、スタンドアロンで動作させたりできる。

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