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» 2016年02月24日 10時00分 公開

IT導入完全ガイド:東京で発見、完全手作業のサーバ工場に潜入 (1/4)

取材班は「国内生産(しかも東京)のサーバ工場」の潜入に成功した。現場での光景は驚くものばかり。何とエントリーサーバが完全手作業で製造されていた。

[二瓶 朗,グラムワークス]

 「エントリーサーバは国内組み立てであることがポイント」と言及してきた。しかし、国内組み立ての現場などほとんど知らないのが実情だ。「これではダメだ」ということで実際に、HPE(日本ヒューレット・パッカード)の国内生産拠点を見学させてもらった。写真メインで伝えていこう。

HPE国内生産拠点「昭島工場」とは

 取材班が潜入したのは、HPE(日本ヒューレット・パッカード)の国内生産拠点の1つである「HPE東京昭島工場(正式名称:昭島事業所)」だ(以下「昭島工場」と表記)。東京都昭島市にあるHPE昭島工場は、JR昭島駅を最寄り駅とし、同社の生産と物流の拠点として、エントリーサーバをはじめとする各種サーバ製品を生産している。

 事業開始は2000年。2002年のHPとコンパックの事業統合に伴い、旧コンパックの多摩事業所を引き継いだ形だ。その時から「Made in Tokyo」が掲げられ、国内生産どころか「東京生産」にこだわったモノづくりが宣言されていた。昭島工場でも、「Made in Tokyo」は現在も継承されている。2016年時点では400人超の従業員が生産に従事しているという。

HPE昭島工場の外観 図1 HPE昭島工場の外観。ここでMade in Tokyoが実践されているのだ

 昭島工場でのエントリーサーバを含むサーバ製品群「HPE ProLiant」の製造プロセスは、アッセンブリー(組み立て)→プリテスト(初期動作試験)→ランイン(連続動作試験)→ソフトウェアインストール→抜き取り検査→梱包(こんぽう)。出荷という流れになるそうだ。ネットでBTO発注があってから出荷まで最短で5日だというが、その裏側はどうなっているのだろうか。早速エントリーサーバの製造過程を写真とともに見ていこう。

李さん 図2 昭島工場でのエントリーサーバ製造プロセスを解説してくれた李さん
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