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» 2016年01月28日 10時00分 公開

SDN活用で「帯域やセキュリティを必要な時に」提供するKDDIKeyConductors(3/3 ページ)

[キーマンズネット]
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テレコムの世界における「DevOps」とは?

 同じくKDDIの大垣健一氏は「Carrier SDN Lessons Learned(仮)」と題する別の講演で、WVS2構築の裏側を紹介した。WVS2は、「クラウドにセキュリティアプライアンスを持ち込み、サービスチェイニングと自動化、抽象化を実現したい」という狙いで開発されたものだ。当時、この構想を実現する上で、技術的な選択肢はOpenFlowやEVPNをはじめいくつかあったが、拡張性や既存網との接続といった条件を考慮し、ポリシーベースのフォワーディングで実現することにしたという。

 大垣氏はサービスを開発側の立場から「DevOps」の在り方にも触れた。Webサービスの分野では当たり前のDevOpsだが、「テレコムの世界では、SLA的なものがDevOpsを許さない側面がある。われわれは物理的なネットワークインフラを作っている。(ソフトウェアとは異なり)そう簡単にリファクタリングや再構築はできない。ゆえにテレコムの世界におけるDevOpsとは『Dev for Ops』であり、運用しやすく、持続しやすく、ランニングコストも優しいネットワークを開発するということだ」(同氏)

 その意味で、なるべく運用しやすいアーキテクチャを形作ることが重要であり、それもネットワークだけでなくコントロールをつかさどる制御システムにも目を配ってアーキテクチャを考慮する必要があると大垣氏は述べている。ただ、あまりに突き詰めすぎるのではなく「必要十分な機能を備え、十分に任意の制御ができる『Good Enough』なSDNでいいのではないか」とも述べ、ほどよいバランスの必要性も訴えた。

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