調査リポート
» 2015年12月22日 10時00分 公開

シェア情報アーカイブ:「大規模企業向けERP」シェア(2015年度)

2015年度は導入社数ベースで1170社、金額ベースで760億円と見込まれた当市場。シェア情報を紹介する。

[キーマンズネット]

 富士キメラ総研の調べによれば、2015年度の大規模企業向けERPの市場規模は、導入社数ベースでは1170社、金額ベースでは760億円と見込まれる。

 当該市場は、各業務システムの個別開発からパッケージ製品へ移行が進み、市場が拡大してきた。既に多くの企業へ導入が進みリプレース中心の安定的な需要が形成されており、急激な市場拡大は見込みにくいとされている。近年では、人材育成を目的としたタレントマネジメントなどの新たな機能追加の導入によって市場が支えられているという。

 ベンダー別の市場占有率(見込)を見ると、数量ベースでは1位が42.7%、2位が17.1%、3位/4位がいずれも13.7%である。金額ベースでは上位2社の順位が逆転し、1位が40.8%、2位が34.2%で、3位は9.2%、4位が5.3%となっている。既存企業へのリプレースやサポートビジネスが中心のため、シェアの変動は少ない。

 上位2社がSaaSとしての提供を開始、あるいは開始を発表している。このほか、数量/金額ともに3位のベンダーもSaaS型の提供に注力しており、海外拠点を保有するグローバル企業を中心に導入を進めていく方針だが、まだ提供開始から間もないこともあり導入実績は僅少となっている。今後は、パッケージ製品からSaaS製品への移行需要や、コストなどの問題から大規模ERP製品を利用できなかった企業の需要などを取り込むことで、SaaS製品の比率拡大が予測されている。

「大規模企業向けERP」シェア(2015年度) (出典:富士キメラ総研)

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