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企業におけるログの管理状況(2013年度)IT担当者300人に聞きました(2/5 ページ)

» 2014年02月25日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

ログの取得頻度は64.1%が「不定期」と回答、ログの管理目的の1位は?

 次に、ログの「取得頻度」を尋ねたところ、1位「アラート発生時に確認する(不定期)」32.8%、2位「事件・事故発生時に確認する(不定期)」31.3%、3位「毎日確認している」9.7%と続く結果となった(図2-1)。まとめるとログ取得頻度が「不定期」と回答した人は64.1%と半数を超える結果となった。

 内部不正に標的型攻撃などで情報漏えい事件が相次ぐ中、事故を素早く察知したり、ログの証跡を基に犯人を突き止めたりして再発を防止するなどの用途にログが使われている傾向にあるようだ。

 関連して、取得したログの「管理目的」についても質問した(図2-2)。その結果、1位「内部不正の抑止」63.0%、2位「内部統制対策として」61.6%、3位「有事の際の原因究明」56.5%、4位「システムの障害対策」42.8%、5位「法規制・コンプライアンス対応強化」32.6%と続く結果となった。個々でも同様に、従業員の不審な操作を事前に検知して内部不正を未然に防いだり、有事の際の原因究明、内部統制をしたりする目的でログが活用されている様子が見て取れる。

ログの取得頻度と取得したログの管理目的 図2 ログの取得頻度と取得したログの管理目的

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