調査リポート
» 2013年04月16日 10時00分 公開

シェア情報アーカイブ:「WAN高速化製品」シェア(2012年度)

日本の通信インフラの品質が高く、低コストで高速通信が実現できることから微増傾向が続く「WAN高速化製品」市場。シェア情報を紹介する。

[キーマンズネット]

 富士キメラ総研の調べによれば、2012年度のWAN高速化製品市場規模は55億円と見込まれる。

 BCP対策としてバックアップを重視する企業が増加したことに加え、WANサービスを提供する通信事業者が当該製品を組み合わせたWAN最適化ソリューションを提供し、マネージドサービスとして事業展開を行ったことなどが、WAN高速化製品の需要増加の要因とみられる。

 しかし、世界市場と比較して日本の通信インフラは品質が高く、低コストで高速通信が実現できるため、現状は微増傾向が続く。

 2012年度の市場占有率(金額ベース)を見ると、1位のベンダーが72.7%で前年から引き続きシェアが拡大した。アプリケーション高速化を訴求し、サーバ統合といったクラウド需要の拡大とともに実績を伸ばした。2位は16.4%で、同じくアプリケーション高速化需要を獲得することで実績を拡大した。

 サーバ統合や移設、データセンター移設などのために、アプリケーション高速化の需要が今後も高まる見込みで、当該製品の需要も拡大する。また、クラウドやスマートデバイスの利用拡大も後押しする。しかし、日本ではWAN回線の高速化や低コスト化が続き、大きな導入効果がなければ導入されない傾向もある。当該市場は今後も微増傾向で推移するだろう。

「WAN高速化製品」シェア(2012年度) (出典:富士キメラ総研)

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