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「SMBの会計管理」シェア(2011年度)シェア情報アーカイブ

中堅・中小企業(年商500億円未満)の会計管理シェアをお届けします!2010年から2011年にかけて、導入件数が上回った製品とは? シェア情報を紹介する。

» 2011年12月06日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 ノークリサーチの調べによれば、中堅・中小企業(年商500億円未満、SMB)の会計管理市場で、運用形態に新たなニーズの兆しが現れている。

 新規導入予定の製品、サービスの運用形態を導入済みの運用形態と比較すると、パッケージ採用の比率が若干増え、中でも「パッケージを自社で購入し、運用をアウトソース」が8.5%から15.8%と2倍近くなっている。このことから、パッケージへの遷移が継続しつつ、運用をアウトソースすることでのコスト削減を図るユーザー企業が増えると予想されている。

 同様に端末環境を比較すると、スマートフォンが1.0%から7.0%へと増加している。全体に占める割合はごくわずかではあるが、社内に居ることの少ない経営層や管理職に向けて最新データを開示するなどといった用途が想定される。

 2011年8月の時点の市場占有率(導入社数ベース)を見ると、「勘定奉行(21/iシリーズ)」のOBCが21.7%で1位を維持した。2位は「弥生会計」の弥生で20.4%を獲得した。3位には「PCA会計」のピー・シー・エーが5.8%で続いている。

 2011年は、2010年に3位であったOSKの「SMILEシリーズ」と「PCA会計」の順位が入れ替わっている。2010年から2011年にかけての導入件数は「SMILEシリーズ」が上回っているが、過去に導入した顧客の継続利用なども含めた全体シェアで見た場合には「PCA会計」が若干上回るという結果となった。

「SMBの会計管理」シェア(2011年度) (出典:ノークリサーチ)

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