事例

レッドハット株式会社

レッドハット株式会社

Windows環境のシーメンスが、PKI運用にLinuxベースの自動化製品を採用した理由

保護すべき通信領域が広がる中、PKI(公開鍵認証基盤)はセキュリティを支える重要な柱となる。だが、通信量の増大や構成の複雑化とともに、PKI担当の負担も増加する。この課題解決のヒントとなるのがシーメンスの自動化の取り組みだ。

要約

 電化を中心としたグローバルテクノロジー企業で、医療分野も手掛けるシーメンスは、将来に向けたデジタル化を進める上で、PKI(公開鍵認証基盤)テクノロジーに注力している。社内、ビジネスパートナー、さらにIoTまで含めた通信を保護するセキュリティは強固なものだ。

 だが、PKIの使用範囲を拡張する中でサービスチーム間の通信量が増し、構成も複雑化。PKI担当のワークロードが、そのしわ寄せを受けることになった。そこで同社は、複雑さを軽減しながらもチームのニーズに応えられるような、より堅牢な自動化ソリューションへの置き換えを検討した。

 意外にも、Windows環境をベースとした同社が採用したのは、主にLinux環境で使われる自動化ツールだった。この採用は当たり、構成の品質向上と、運用管理タスクの自動化を実現した他、開発環境の効率化にもつながり、サービスの市場投入期間の短縮も見込まれている。同社があえてLinuxベースのツールを採用した理由を、本資料でさらに詳しく解説する。

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