2カ月という短期間で症例フォローアプリを開発、情報共有促進へ

ユーシービージャパン

2カ月という短期間で症例フォローアプリを開発、情報共有促進へ

適応症例が複雑な、新たな抗てんかん薬の日本発売まで2カ月。この短い期間で、ユーシービージャパンが、症例フォローアプリをカスタマイズ開発できた、その理由とは?

  • 業務効率化
  • 製造業
  • 情報システム部門(開発系)
2カ月という短期間で症例フォローアプリを開発、情報共有促進へ

ベルギーに本社を置くグローバルバイオファーマUCBの日本法人であるユーシービージャパンでは、 2016年、新たな抗てんかん薬の日本発売にあたり、MRが営業に活用する「症例フォローアプリ」の開発を新規に行う必要があった。新しいアプリはMRと医師の関係性を深めただけでなく、エリアマネジャーや本社部門と現場との情報共有も促進した。

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課題

 同社のMRはこれまで、自身の手帳や個人用Excelファイルに営業情報を管理しており、上長に求められたときだけ情報共有をしていた。しかし、2016年に日本発売された新しい抗てんかん薬は、適応患者の発作状況が一人一人異なるという複雑なもので、そのために同社は、医師と症例ベースの深いディスカッションができる、症例フォローアプリの開発を決定した。ただし、2カ月後の新薬発売までにアプリ開発を完了する必要があった。

解決方法

 従来のパッケージソフトを使うと、開発期間は短縮できるが、 カスタマイズできない、またはカスタマイズすると費用と期間がかかってしまうという問題があったため、同社は、アプリの開発に、モバイルアプリ開発/運用プラットフォームの使用を選択した。サーバ機能が既にできている状態からのスタートで、基本的には画面を開発するだけで良く、多くのリクエストに対する対応の柔軟性と、開発期間の短縮を実現した。

効果

 新薬発売に合わせて、営業組織も新設した同社。開発した症例フォローアプリを使うことで、症例ベースの話をしたことがなかったMRも、一人一人の患者について医師と深いディスカッションができるようになった。

 また、全てのMRがこのアプリを使うことで、情報共有がタイムリーに行われ、現場担当のみならずエリアマネジャーや本社部門も、薬の使われ方の傾向などを随時受け取れる体制が整った。

事例概要

企業規模 企業規模問わず
課題 業務効率化
業種 製造業
部署 情報システム部門(開発系)
地域 国内
導入年 2016年

提供企業・製品

導入製品名:モバイルアプリ開発/運用プラットフォーム「AppPot」

提供企業:NCDC株式会社

URL:https://apppot.jp/