レポート

パーソルイノベーション株式会社

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2万人超への調査で分かった、店舗スタッフの早期退職を招くシフト管理の課題

店舗での人手不足を解消するには、アルバイトやパートの早期退職防止が重要となる。しかし、求職者が応募時に重視する「シフト」と「職場の雰囲気」の2点に関して、企業とのギャップが生まれているという。調査結果から、その対策を探る。

要約

 一般求職者や離職者など2万4399人を対象とした、アルバイト/パートに関する調査によると、離職者の5人に1人が1カ月未満、2人に1人が半年未満で退職しているという。その理由は複数あるが、中でも面接での対応や職場環境、マネジメントに関するものが多く、現場を指揮する店長やマネジャーの育成が、人手不足解消のカギを握っているといえる。

 また、求職者が応募時に重視している点は、「シフト」と「職場の雰囲気」が上位となった。特にシフトに関しては、9割以上の店舗が今も紙やExcelで管理を行っているが、それが原因でスタッフはかなり先の予定を前もって提出しなければならなくなっている。そのため、シフト確定の遅れや調整ミスなどを招き、スタッフの希望よりも勤務時間が短くなっていることが明らかになった。

 一方で職場の雰囲気に関しては、プライベートな会話よりも仕事を通じたコミュニケーションを求める声が多く、企業にはベテラン層をうまく動かし、スタッフとの良好な関係を構築する必要があることが分かる。本資料ではこれらの調査結果を基に、シフトと職場の雰囲気という2つの課題を解消するのに有効なツールを提案する。

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