事例

株式会社パシフィックビジネスコンサルティング

株式会社パシフィックビジネスコンサルティング

ERP導入でシステム統合とデータの一元化を実現、“短期集中”が成功のカギに

業務管理システムが部門ごとに独立していては、データのサイロ化は避けられない。ERPパッケージ導入によりデータの一元化を実現したクララオンラインの事例から、初めてのパッケージ導入を確実に成功させるためのポイントを探る。

要約

 アジア地域でサーバホスティングやクラウドサービス事業を展開するクララオンライン。同社は、スクラッチ開発や会計ソフトなどの担当部門ごとに異なる業務管理システムを利用していたため、部門間の連携が困難な他、データの二重入力など業務の非効率化を招いていた。内製でシステム改修も重ねてきたが、ビジネスの拡大とともにそれも限界が見えてきた。

 この行き詰まりを脱し、データの一元化や業務の効率化を図ろうと、同社はERPパッケージの導入を決断する。注目したのが、サブスクリプション型ビジネスに対応し、Microsoft AzureやOffice 365と連携が容易なMicrosoft Dynamics NAVだ。独立していた業務フローに横串が通り、データの一元化や正確性の向上を実現。整合性チェックの手間も削減され、データ分析も容易になった。

 この導入に当たってはもう1つ、ポイントがあった。2カ月で要件定義を終わらせるという短期集中型の提案だ。製品知識と業務知識を兼ね備えたコンサルタントのリードもあり、業務標準化も伴う移行プロジェクトはほぼスケジュール通りに進められたという。本資料では、同社の事例からERPパッケージ導入を成功させるポイントを探る。

アンケート