生産管理の強化目的で導入したERPで顧客サービスの向上も達成

太陽ケーブルテック株式会社

生産管理の強化目的で導入したERPで顧客サービスの向上も達成

太陽ケーブルテックは、タイ工場の生産管理を強化することなどを目的に、日立システムズのERPを導入したことで、判断スピードの迅速化や顧客サービスの向上を達成した。

  • 業務効率化
  • 製造業
  • 製造部門・生産管理部門・品質管理部門
生産管理の強化目的で導入したERPで顧客サービスの向上も達成

太陽ケーブルテックでは、タイでの工場移転を機に、それまでのExcelシートを利用した属人的な管理を脱却して、グローバル対応の製造業向けERPを導入した。これにより、進捗情報や在庫情報などをリアルタイムに確認でき、本部での判断スピードが迅速化されたほか、納品の問い合わせにも迅速に回答できるなど、顧客サービスの品質も向上した。

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課題

 太陽ケーブルテックでは、2009年にタイに工場を建設したが、個別のExcelシートを利用した属人的な管理を行っていたために、不均整、不整合なデータが散見されていた。また、受発注ミスなどの手違いや納期遅延の発生など、生産・販売時のトラブルの原因を追及するのが困難な状況になっていた。ビジネス規模が拡大したことで、本部が意志決定するための生産や販売の情報共有でもスピードアップが求められていた。

解決方法

 2013年に工場をアマタナコン工業団地へ移転するのを機に、調達から製造、販売、納品までのプロセスを可視化するERPの導入を検討。多通貨・多言語に対応し、多彩な生産管理機能を備えたERPパッケージ「Infor SyteLine」を導入し、生産管理、財務会計、管理会計、在庫・購買管理、受注管理、出荷(受払)管理のエリアに適用した。コンサルティングから設計・構築、運用、保守までのスピーディーなワンストップサービスも評価した。

効果

 工場スタッフに使用方法などをトレーニングすることで現場への定着化が促され、業務情報が日々入力されるようになったことで、信頼性や妥当性が担保されたデータを取得可能になり、工程実績・進捗情報、発注・仕入情報、在庫情報などをリアルタイムに確認でき、判断スピードが迅速化された。また、調達、製造、販売、納品までのプロセスが可視化され、納品の問い合わせにも迅速に回答できるなど、顧客サービスの品質も向上した。

事例概要

企業規模 中堅中小企業向け(101~1000名)
課題 業務効率化
業種 製造業
部署 製造部門・生産管理部門・品質管理部門
地域 海外
導入年 2013年

提供企業・製品

導入製品名:Infor SyteLine

提供企業:株式会社日立システムズ

URL:https://www.hitachi-systems.com/solution/s107/erpsl/index.html