フジモトHD
合併を機に電子帳票システムを刷新し、業務効率とスピードを向上
現場部門の帳簿情報検索性の向上と、情報システム部門の帳簿作成期間の大幅な短縮。合併を機に双方を同時実現した、フジモトHDの帳簿電子化、コスト削減戦略とは？
フジモトHDは合併を機に紙ベースだった帳簿の電子化に着手。基幹業務システムの全てを一新したため、時間やリソースに限りがあるなかで、標準機能が充実していて既存ツールとの連携性が高い電子帳票システムを導入した。効果は各所におよび、現場部門では帳簿情報の検索性の向上、情報システム部門では帳簿作成期間の大幅な短縮がみられた。
課題
合併を機にビジネスフローとツールを見直したフジモトHDは、基幹システムと連携する電子帳票システムを刷新することにした。
刷新により実現したいことは、「帳票電子化によるペーパレスと電子保管」「電子化された帳票の利活用促進による業務効率の向上」「総合的なコスト削減」の3点。ただし、全社的に合併準備に追われていたため、システム刷新のために割ける時間やリソースは限られていた。
解決方法
短期間でリリースする必要があったため、標準機能の網羅性と帳票作成ツールとの連携性を重視してシステムを選定した。また、ユーザーにとって検索しやすいことも考慮した。またベンダーの選定基準としても、自社の業務への理解が早く、要件の聞き出しが適切で、課題解決スピードが早いことが評価された。
導入にあたっては、現場の混乱を避けるため一部機能を制限して公開。ベンダーとの打ち合わせを重ねて機能の優先順位付けを進めていった。
効果
現場部門では、帳票から必要な情報を検索するスピードが上がる、顧客からの問い合わせにCSVの数値ではなくPDFを眺めて簡便に答えられる、などのメリットがあった。
他方、情報システム部門では、ページごとに様式が異なるマルチ帳票を迅速に設計できるようになり、作成期間はおよそ4分の1に短縮された。その他、運用の属人化を防ぐスクリプトや、処理負担軽減のための自動ファイル分割機能なども追加し、活用している。
事例概要
| 企業規模 | 企業規模問わず |
|---|---|
| 課題 | 業務のIT化 |
| 業種 | 小売業・卸売業 |
| 部署 | 情報システム部門（運用系） |
| 地域 | 国内 |
| 導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名：電子帳票システム「活文 Report Manager」
提供企業：株式会社日立ソリューションズ
掲載日：2018/11/15
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