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株式会社ミロク情報サービス

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企業規模別の傾向変化から読み解く、企業が求める会計システムとは?

働き方改革を背景とした業務効率化の推進、AIの活用、消費増税など、企業を取り巻く環境の変化に伴い、会計システムへのニーズや課題も変化している。企業規模別の傾向変化から、自社に適したシステム選びのポイントを探る。

要約

 企業を取り巻く環境が変化する中、従来の会計システムの運用方法を変更するなど、会計システムの利用動向にも変化が現れている。2019年7月に実施された会計システムの利用実態調査によると、オンプレミスでの運用が53.8%、クラウドサービスでの運用が21.0%となり、17年の調査と比べてクラウド利用が13.3%から約8%増加。企業規模別で見ると、従業員数10~100人未満の中小企業でのクラウド利用率が最も高い結果(26.4%)となった。
 
 また現在利用しているシステムに対し、全体的には不満や問題点はないものの、「運用コストが高い(22.2%)」「周辺システムとの連携(14.8%)」「会計業務に手間が掛かる(13.6%)」など、コスト面や業務効率の面で不満を抱えている企業が多く、従業員数1000人以上の大企業では、「周辺システムとの連携(24.8%)」と「税制改正へのスムーズな対応(12.0%)」が強い課題感として表れた。
 
 このように本資料では、企業規模別の会計システムの傾向変化をさまざまな角度から分析し、企業が会計システムを選ぶ際に重要視している3つのポイントを明示している。自社の会計システム選びの参考資料として活用してほしい。
 

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