真の働き方改革を実現するプロジェクト管理ツールの条件とは？

要約

　多くの企業は働き方改革を推進しているが、その中には、単に残業時間をカットするだけの施策など、社員の業務負荷を軽減する方向には向かっていないことも多い。真の働き方改革で求められているのは、労働時間などの表面的なものだけでなく、社員1人あたりの生産性の向上である。

　なぜ生産性向上に苦戦するのか。プロジェクト管理の観点から言えば、管理者や経営者が俯瞰的に業務の状況を把握できておらず、誰が何にどれだけ時間を使っているのか見えづらいというのが1つの要因だ。一方で従業員にとっては自分の予定と実績を管理しにくく、どの時間に何をすべきか分からないという側面も大きい。

　こうした課題に対しては、管理職、従業員、経営者それぞれにとって、有効な情報を可視化するプロジェクト管理ツールが役立つ。本コンテンツで紹介するのは、WBSなどのプロジェクト管理機能のみならず、従業員の稼働をプロジェクト内外問わず可視化できるスケジュール管理や、グループウェア、ワークフローなどの業務効率化に必要な機能を1つのパッケージで提供する製品だ。一元管理により、プロジェクトの状況把握に要する時間を50％削減したという事例もある。