自社開発システムに既成の文書管理オプション追加で短期リリース

バイナル

自社開発システムに既成の文書管理オプション追加で短期リリース

ベンダーからの提案を受け、自社開発オンリーだった売れ筋製品に、既成システムをオプション追加。わずか6カ月の開発期間で、営業力と顧客満足度の向上を実現した。

  • 顧客接点拡大
  • 情報サービス業
  • 情報システム部門(開発系)
自社開発システムに既成の文書管理オプション追加で短期リリース

国内外6000社以上が導入、国内トップクラスの販売実績を誇る輸出入貿易業務管理システム「TOSSシリーズ」を開発/販売しているバイナル。これまで文書管理機能のニーズについては別システムで対応していたが、ベンダーからの提案により、あるシステムをオプションという形で組み込むことを決定。約6カ月というスピード開発を実現した。

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課題

 貿易業務というのは、通関申告用書類、取引先との売買取引用書類など自身が発行する書類だけでなく受領する関連書類も多い業務だ。輸出関連で7年、輸入関連で5年の保管義務があったり、税関による事後調査のさいには関連書類を一式提示する必要があるなど、文書保管機能は重要になる。TOSSシリーズのユーザーからもこの機能に関する要望は出ていたものの、機能の範囲外と考えていたため、別のシステムでの対応をお願いしていた。

解決方法

 TOSSシリーズのバージョンアップを計画し、ユーザーへアピールできる機能の追加を検討していたさいに、ベンダーからの提案をうけ、同シリーズへの文書管理システムの組み込みを決めた。唯一、同シリーズのデータベースであったOracleへの対応が条件としてあったが、素早い対応が得られ、導入決定までがスムーズに進んだ。機能面でも、貿易業務に必要な基本的な文書管理機能に絞られており、担当営業への知識追加は不要だった。

効果

 同シリーズは自社開発が基本で、新機能の追加には年単位の開発期間を要していたが、今回のシステム組み込みでは、約3カ月で開発が完了。契約から数えても約6カ月という迅速なリリースが実現した。このオプションの追加によって、貿易・通関業務の書類保管実行のために、一歩踏み込んだ提案ができるようになり、営業の強みが増えた。

 今度は販売実績を増やし、ユーザーからのフィードバックを得て改良を重ねたいという。

事例概要

企業規模 企業規模問わず
課題 顧客接点拡大
業種 情報サービス業
部署 情報システム部門(開発系)
地域 国内
導入年 -

提供企業・製品

導入製品名:文書管理システム 「活文 Contents Lifecycle Manager」

提供企業:株式会社日立ソリューションズ

URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/katsubun/sp/clm/