事例

ヴイエムウェア株式会社

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サイボウズがVDI導入検討時に感じた、ストレージ仮想化への「違和感」とは

日本の働き方改革のお手本企業ともいえる、サイボウズ。自社の社員の多様な働き 方に対応するためにVDI導入を検討するが、その基盤となるストレージ仮想化技術 を採用した代表製品には、ある「違和感」を感じていたという。

要約

サイボウズがVDI導入検討時に感じた、ストレージ仮想化への「違和感」とは

 「サイボウズ Office」や「サイボウズ ガルーン」「kintone」など、多彩なコラボレーションツールを提供するサイボウズ。多様な背景を持つ人々がチームワークを向上していけるソフトウェアを企画・開発していくために、同社の社員自らも多様な働き方にチャレンジしている。

 多様な働き方実践の壁となる、ノートPCによる盗難・紛失リスク、ネットワーク状況によっては業務システムへのアクセスが制限されるといった課題を解決する方法としてVDI採用の検討を開始した同社。全社一斉導入ではなく徐々に利用者が増えていくことを想定していたとはいえ、拡張が困難な共用ストレージでは、利用者が急増した場合に柔軟な対応ができない。逆に将来的な規模拡大を想定した環境をはじめから構築すると、大きな初期投資が発生してしまう。スモールスタートが可能で、増減が容易、管理負荷がかからないことが絶対条件といえる。

 このような要件に対応するために検討したのが、ストレージ仮想化技術だ。しかし、当時のストレージ仮想化の代表製品には、ある「違和感」があったという。果たして同社のVDI環境は何が違うのか。その「違和感」の正体は何で、どう払拭(ふっしょく)したのか? 詳しく見ていこう。

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