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ブレードサーバ

1Uサーバーよりも集積度が高いサーバーで、「ブレード」と呼ばれる薄型で細長い板状のサーバーモジュールを、専用の「エンクロージャー」と呼ばれる筺体に複数枚差し込んで使えるようになっている。サーバーモジュールにはプロセッサやメモリ、HDDなどが搭載されており、必要に応じてサーバーモジュールを増減することが可能。エンクロージャには電源ユニットや制御モジュールが搭載されている。

ブレードサーバの基本機能とは?

ブレードサーバーの基本機能は以下のとおり。
●ブレード
「サーバーブレード」が、CPUやメモリなどが搭載されている、ブレードサーバーのメインとなるパーツ。ほかに、同じサイズで設計された「スイッチブレード」「ストレージブレード」「テープブレード」などさまざまなブレードが提供されている。

●エンクロージャー
ブレードを差し込むための「ブレードベイ」が搭載され、ファンなどの冷却装置や電源機構が備わっている。サイズはベンダによって異なるが、データセンターで一般的な42Uラックに搭載することを考慮し、10Uサイズのものが多い。電源ユニットは1基あたり2500Wを超える高効率電源を持つものもあり、複数台搭載することで万一の障害時にも対応可能なN+1構成が可能。冷却装置であるファンは大小合わせて最大6~10ほどが搭載可能となっており、エンクロージャ内の構成によって最適に冷却が行えるようゾーンクーリングを採用している製品もある。

●管理ツール
ブレードサーバーを管理するためのツールが各ベンダより提供されている。サーバーごとに管理を行うツールと、エンクロージャに搭載された電源モジュールを管理するツールが存在する。

ブレードサーバの導入メリットとは?

ブレードサーバーの導入メリットは以下のとおりだ。
●省電力・省スペース
高密度実装が可能なので、省電力、省スペースに貢献する。データセンターでの場所代も削減できる。

●迅速な障害復旧が可能
複数のサーバーブレードが稼働している中で、1台を予備ブレードとして置いておくことで、万一の障害発生時には自動的に予備ブレードに切り替えが行われることで、業務への影響を最小限に抑えることが可能。