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ネットワークカメラ

ネットワークカメラとは、撮影した映像をIPネットワークで管理用サーバーに送信できるカメラだ。「IPカメラ」と呼ばれることもある。ただし、カメラ本体だけでなく、映像管理システムの全体を指して「ネットワークカメラ」とされることのほうが多い。カメラ本体の機能・性能も重要だが、サーバー上のVMS(映像管理ソフトウェア)あるいはNVR(ネットワークビデオレコーダ)、ストレージ、ネットワークなど、システムを構成する全体がネットワークカメラの価値を決める。

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ネットワークカメラの基本機能とは?

ネットワークカメラの基本機能は以下のとおり。
●リアルタイムのモニタリング(監視)機能
カメラの映像/音声をそのまま管理用のモニタに映し出し、今どこで何が起きているかを確認できる。

●録画/再生機能
カメラの映像・音声を記録・保管し、必要なときに必要な部分だけを再生できる。24時間記録もできるし、一定の時間帯のみ記録したり、映像情報に何かの異変が生じたときにだけ映像を記録したりすることもできる。

●カメラのコントロール
カメラにはパン(左右方向の回転)、チルト(上下方向の回転)、ズーム機能が備えられているものがある(「PTZ機能」と呼ばれる)。遠隔制御は管理ソフトから行え、キーボードやマウスでコントロールできるほか、ジョイスティックでより感覚的に操作できたり、画面を確認しながら気になる部分だけをクローズアップしたりすることも可能。

●設定/管理機能
カメラのON/OFFや記録のスケジューリング、映像品質の設定、カメラ自身の死活監視、カメラの導入や設定、管理/再生の権限設定などが行える。管理者の手元で一元的に設定・管理が可能。

ネットワークカメラの導入メリットとは?

ネットワークカメラの導入メリットとしては、以下の点が挙げられる。
●死角のない監視でセキュリティ向上
カメラが撮影可能な範囲において、監視と映像記録ができるので、物理セキュリティの向上が見込める。

●映像を遠隔地に保管
従来のアナログ監視カメラでは同軸ケーブル配線によりカメラとレコーダまでの距離が限られていたが、ネットワークカメラの場合遠隔地への映像伝送が容易になった。遠隔地のサーバーに映像を記録しておけば、現場でカメラを含む設備が破壊されたとしても、直前までの情報が残る。

●マーケティングへの利用
動体検知機能を利用し、たとえば小売店の陳列棚を監視して、その前に立つ人の数を確認し、陳列の方法が効果的か否かを判断する材料にできる。また、あるエリアに立ち入った人の数を自動的に数える人数カウント機能や、客の滞留状況を視覚化して管理することで、マーケティング分析に応用できる。さらに遠隔地から販売現場をリアルタイム監視し、管理者が現場に的確な指示を出すこともできる。

●アプリケーションとの連携
他のアプリケーションとの連携が可能で、アプリケーションの仕様次第でさまざまな用途が広がる。