事例
サイボウズ株式会社
1万人以上をつなぐ情報共有基盤を3カ月で構築、戸田建設に学ぶポータル運用術
利用者が1万人を超える大規模な情報共有基盤「作業所ポータル」を、わずか3カ月 で稼働させた戸田建設。作業所をまたいで書類や工程進捗を一元管理することで 生産性を大きく向上させたポータルを、同社はどのように構築したのだろうか。
要約
さまざまな分野の建設を手掛け年間400以上の作業所が稼働する戸田建設。同社ではその作業所の生産性向上を目指し、協力会社との調整やドキュメント作成など多岐にわたる業務を見直し、改善点を洗い出すこととなった。そこで高まったのが、作業所をまたいで施工計画書などの書類や工程進捗を一元管理することの必要性だ。
それを実現するため同社は、本社・支店、協力会社、作業所間で利用できる情報共有基盤「作業所ポータル」の構築を決意する。基盤選定に当たっては、最大で5600となる協力会社に積極的に活用してもらえるよう、1万人規模でもレスポンスよく動くこと、直感的に使えることを重視。加えて、基幹システムとの連携や導入後の拡張性も念頭に置いた。
「作業所ポータル」の初期導入にかかった期間はわずか3カ月。それにより作業所の業務内容を可視化するとともに、それまで各現場のNASサーバなどに保管されていた文書の管理も一元化でき、作業所の生産性向上を実感しているという。本資料では、同社がこのような情報共有基盤を短期間で構築できた理由を詳しく紹介する。