「デジタル化／ペーパーレス化」意識調査で見えた、消費者ニーズと経営層の課題

　オンライン契約やモバイルバンキングなど、取引のデジタル化に対する消費者のニーズは年々高まっている。1000人の一般消費者と、法務、営業、IT部門などに所属する約200人の管理職を対象に行った調査によれば、消費者の83％が契約や商品購入の際にデジタルでの取引を望んでいるという。

　また、約半数の消費者が「紙への記入にかかる時間」や「重要書類を紙に印刷して郵送することへの不安」を問題視していることも同調査では明らかとなった。これらの結果は、企業が長くビジネスを継続させるためには、これまで以上にデジタル化とペーパーレス化が重要になることを意味している。

　しかし、その取り組みがシャドーITなどの問題を生むようなことがあってはならない。同調査では、多くの経営層がペーパーレス化の重要性やメリットを十分に理解しつつも、デジタル化におけるリスクを軽視している現状も明らかとなった。本資料では、この調査結果を基にペーパーレス化を中心としたデジタル変革のヒントを探る。