PCライフサイクル管理サービス「JLCM」


JALインフォテック

Keyレポ

  • 基本情報
  • PCライフサイクル管理サービス「JLCM」のケーススタディ
  • PCライフサイクル管理サービス「JLCM」の特長
  • PCライフサイクル管理サービス「JLCM」のスペック

PCライフサイクル管理サービス「JLCM」

掲載日:2015/01/30 更新日:2015/02/25

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
社内に専任の情報システム担当者が不在で、PCの導入・運用が負担になっている企業など。
製品形態 ソリューション・その他
サービス
概要
企画、調達・検証、導入、維持管理・保守、回収、更新という6つのフェーズでPCライフサイクルを通じたサポートをトータルに提供。IT資産管理ツールも標準でバンドル。
価格情報 お問い合わせ下さい。
サポート
エリア
全国


【Interview】JALグループのPCライフサイクル管理とは


チケット予約や空港施設内に点在する発券システム、基幹系業務など、多岐にわたりエアライン分野におけるミッションクリティカルな業務を抱える日本航空。グループ会社を含め、そのITの側面を一手に担う企業がJALインフォテックだ。

同社のカバー範囲は、ネットワークインフラからサーバー、業務システム開発、一般社員が利用するPCに至るまで、まさにワンストップ。昨今では、ハードウェアの調達から廃棄に至るPCライフサイクル管理にまで及んでいる。

このほど同社は、JALグループで長年培ったITノウハウをより多くの企業に提供するために、PCの選定・調達・管理・刷新までをトータルでサポートするLCMサービス「JLCM」サービスの提供開始を発表した。今回のKeyレポでは、JALグループ全体のPCライフサイクルを通したマネジメントについて、JALインフォテック、ソリューション・サービス事業本部の水野睦彦氏、谷内大志氏のお2人に、その背景を伺った。






ケーススタディ


導入概要

運航管理から一般事務まで、幅広い業務に対応するLCMサービス


社員数約3万人、うちPCユーザは約1万4000人というJALグループ。エアラインの運航から地上の施設管理、一般事務まで、多様な業務形態ごとに最適なキッティングが求められる。JALインフォテックでは、グループの各部門から依頼を受けPCを調達・セットアップし、ユーザが電源を入れればすぐに利用開始できる状態にして納品している。





背景

サービス or 自社購入 費用対効果を考えると……


――まず前提として、自社購入とJLCMのようなサービスのどちらがよいのか、ご説明いただけますか。

「低価格化が進み、一般的な用途であればPCは1台10万円を切るのが当たり前になりました。PCは“資産“ではなくなり、オフバランスを意図したリース契約を選択する理由がなくなりつつある今、購入という選択肢が一見魅力的です。JALグループのような大規模導入になるとスケールメリットもあり、管理の側面を考えたら自社購入はありえません。自社購入かサービスで迷われるのは、数百名規模の企業が多いでしょうね」(谷内氏)。

――「導入コストはどちらもそう違わないように見える。いっそPCは消耗品と考え、買ってしまってもよいのではないか」というわけですね。


「そうなんです。ところがここに落とし穴があります。いくら安くなったとはいえ、PCは買ってきて電源を入れたらすぐに使える家電のような機器とは違います。ネットワークに接続し、アプリケーションをインストールし、セキュリティ設定をし……、導入には膨大な手間がかかりますが、価格比較だけをしていると忘れてしまいがちですよね。いざ使おうと思ったらアプリケーションが動かず、設定をやり直しとなっては目もあてられません。しかも、社員1人ひとりがPCを新調する度にこれでは困ります」(谷内氏)。

「情報システム部門がなく、社内に専門家がいない、こんな企業こそ自社購入のリスクがあります。専門の担当者なら1時間程度で済むPCのセットアップも、素人の場合、例え一般的なリテラシーをお持ちでも数時間かかってしまうことが多々あります。導入だけではありません。利用開始後もトラブル対応、アップデート、セキュリティ対策など、すべきことは多く、ユーザまかせの運用で膨大な工数がかかります。人的コストをきちんと認識している企業であれば、自社購入のリスクは、決して見過ごさないと思います」(水野氏)。





JALのケース

数百のアプリケーションの検証からサポートデスクまで


「ニーズと予算から、最適なPCの設計を導き出します」

「ニーズと予算から、最適なPCの設計を導き出します」

――ちなみにJALグループではどのように設定するのですか。

「ヒアリングにより、その業務に何が一番大事なのかを見極め、予算に応じて搭載するアプリケーションを選定します。最適な設定は業務内容やOSによっても異なります。OSに付随するソフトウェア、Java、ブラウザ…、これらをOSごとにもテストし、利用者にとって最適な業務環境を提供しています。また、JALグループで利用されているアプリケーションは、自社構築のものを含めおよそ数百種あり、これが必要に応じて稼働するように、社内外に安全に接続できるように設定を行っています」(谷内氏)。

「稼働後もJALグループ専用のサポートデスクを開設し対応にあたっていますが、業務アプリの操作方法やPCの故障等、毎月1500〜2000件程度の問い合わせが寄せられます。トラブル対応や不明点への迅速な対応は、やはり我々のようなプロにお任せいただいたほうが安心ですよね」(水野氏)。


IT資産管理

IT資産管理も併せて提供することのメリット


――維持管理、保守、更新作業といった面で、自社購入/LCMサービスの違いはありますか。

「自社購入PCには、セキュリティの死角があることを忘れるわけにはいきません。必要に応じて都度導入されてきたPCは、一元管理されていないケースがほとんど。必ずIT資産管理を行う必要がありますが、後手にまわっているという企業が多いです。当社のJLCMなら、IT資産管理ツール『PalletControl』が標準でバンドルされていますので、これを活用し、セキュリティパッチ適用や業務用ソフトウェアの脆弱性対策等を一定水準に保つことができ、高いセキュリティレベルを維持することにつながります。また、OS移行なども難なく行えますので、サポート切れ等による心配もなくなります」(水野氏)。

「セキュリティリスクまで考慮したPC導入を」

「セキュリティリスクまで考慮したPC導入を」
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最適なPCをすぐに使える状態でお届け「JLCM」の概要とは


JLCMは、JALインフォテックがこれまでに培ったノウハウを凝縮し、多くの企業のために標準化を図ったサービスである。企画、調達・検証、導入、維持管理・保守、回収、更新という6つのフェーズで、PCライフサイクルを通じたサポートをトータルに提供する。以下でその特長を確認しよう。






特長


IT資産管理

「PalletControl」の最新バージョンを標準搭載


JLCMの優位性の1つに、900社120万ライセンス以上の出荷実績を誇るIT資産管理ツール「PalletControl」の最新バージョンが標準搭載されている点が挙げられる。設定や運用は、JALインフォテックがすべて行うので、顧客企業が手を煩わす必要はない。また、自分で設定したりレポートをカスタマイズしたいというニーズにも応えることが可能だ。


幅広い対応

メーカー系でないからこそのユーザ目線と柔軟性


いわゆるメーカー系のLCMサービスと違い、幅広いメーカーの製品を柔軟に扱えるのもJLCMの強みの1つだ。豊富な技術と幅広い取扱い製品の中から、真に顧客企業に必要な提案を行うことができるといえるだろう。更に、JALグループのコネクションを活かして、中堅中小規模の企業にも大規模導入と同様のメリットを提供している。


サポート

24時間電話サポート、全国対応のオンサイトサポート


サポートデスクは、24時間体制で、OS、アプリケーション、ハードウェアまで、1つの電話番号で幅広く対応している。また、オンサイトサポートも全国をカバーし、ミッションクリティカルな業務を支える。空港ごとに支社を持つというJALグループならではの強みがほかにはないサポートに活かされている。

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スペック

製品名(サービス名) PCライフサイクル管理サービス「JLCM」
サービス提供会社 JALインフォテック
サービスメニュー(提供可能な製品群) 業務内容や職種に合わせ、最適な機器の選定、調達、維持管理から更新まで、業務PCのライフサイクルをトータルにサポート。
動作環境 -
オプションサービス 導入時の現地立会、オンサイトサポート、PalletControlスクリプトのカスタマイズ等。
その他特記事項 -


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製品・サービスの取扱い企業


株式会社JALインフォテック
部署名:ソリューション・サービス事業本部
住所:108-0023 東京都港区芝浦4-15-33 芝浦清水ビル7階
TEL:03-5445-7032
FAX:03-3456-7381
URL:https://www.jalinfotec.co.jp/


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