予測分析ソリューション IBM SPSS Modeler


ソフトバンク コマース&サービス

Keyレポ

  • 基本情報
  • 予測分析ソリューション IBM SPSS Modelerのケーススタディ
  • 予測分析ソリューション IBM SPSS Modelerの特長
  • 予測分析ソリューション IBM SPSS Modelerのスペック

予測分析ソリューション IBM SPSS Modeler

掲載日:2014/12/19 更新日:2015/02/17

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
蓄積されている顧客データや売上実績データの分析に興味があるものの、ビジネスに有効活用できていないと不満を感じている企業。
製品形態 ソリューション・その他
サービス
概要
統計学、データマイニング(パターン認識、人工知能等)のデータ解析の技法を大量のデータに網羅的に適用できる予測分析ソリューション。
価格情報 お問い合わせ下さい。
サポート
エリア
全国


「経営資源」であるはずの“データ”を活かしきれていない現実


「情報は企業にとって人・金・物に続く第4の経営資源である」と言われているにも関わらず、蓄積されている顧客データや売上実績データを有効活用する方法が分からない…という企業は多く存在している。データをレポート化するだけであれば、どこの企業でも行っており、その先へ一歩踏み出し「予測分析」まで行うことが、競合との熾烈な競争に打ち勝つための差別化要因となり得る。

そこで今回は、とあるスーパーにおけるPOSデータの予測分析の例をもとに、蓄積したデータの“真”の有効活用法を紹介していこう。下記はあくまでも1例に過ぎないが、予測分析が営業の活動方針策定や、マーケティングに役立つことはご理解いただけるはずだ。





ケーススタディ


STEP 1

今まで気づかなかった“購買パターン”を発見


大手スーパーチェーンを展開するA社では、従来、DM送付対象顧客はRFM(Recency・Frequency・Monetary)のみで決定していたが、反応率についての満足はイマイチ。投資効果を最大限に引き出すための手法を模索していた。

そこでDM送付対象顧客の選定基準について、より多くの顧客情報(顧客のデモグラフィック属性や過去の購買履歴、及びその他のライフスタイルなど)を加味したモデル化を実施した。それにより、DM反応率を向上させるための購買パターンを特定することが可能となった。

【A社が実施した2つの分析】
1.マーケットバスケット分析(データマイニングの「教師なしモデル手法」の1つ)
蓄積したPOS情報をもとに、同時購入されやすい商品の組み合わせを検証。その結果、「ワインとガーリック・ブレッド」の組み合わせ購入が多いことが分かりDMに「ワインのセール告知」を掲載し、ワインと同じ商品棚にガーリック・ブレッドを陳列した。

2.決定木
(データマイニングの「教師付きモデル手法」の1つ)
DM反応顧客の購買パターンの“見える化”を行うとともに、予測モデルの精度までを視野に入れ「決定木」を選択。


STEP 2

「ワイン+ガーリック・ブレッド」の購入予測モデルを策定


具体的には「ワインとガーリック・ブレッド」の組み合わせを、顧客属性データをもとに深堀りし、「ワイン+ガーリック・ブレッド」を購入するのは「男性ではなく女性が主流」「年収が400万円以上」「北地区よりも南地区に居住」という属性の顧客が理想的な購入対象者であることが判明。「ワイン+ガーリック・ブレッド」の購入予測モデルができあがった。





STEP 3

購入確率などの予測結果をもとに、最も効率的な層へ投資を集中


A社では続いて、DMを送付する際の損益シミュレーションを実施した。決定木分析により「ワイン+ガーリック・ブレッド」のDMに反応し、購入するであろうと予測されたのは、商圏1万800人の顧客のうち、1701人であった。

この分析結果は必ず的中するわけではないが、“予測”までを数字的な指針をもって行えることが重要である。

購入すると予測された1701人を優先する方針は立てたが、購入すると予測されなかった人たちを完全にDM送付対象から外すわけではない。

そこで、1通あたりのDMコストをもとに、DM送付数による投資対効果を計算し、最終的な利益を最大化するための最適なDM送付数を意思決定することができるようになった。



このページの先頭へ

特長


これで解決!

予測分析ソリューション「IBM SPSS Modeler」


ここまでお読みいただいた読者からは、「予測分析が効果的なのは理解できるが、今度は予測分析の具体的な方法が分からない…」という声も聞こえてきそうだ。

そこで紹介したいのが、予測分析ソリューション「IBM SPSS Modeler」(以下、SPSS Modeler)だ。

SPSS Modelerは、単にデータを分析して現状を見える化できるだけでなく、データ間の関連性をもとに「分類+パターン発見+将来予測」を行うというものだ。これにより、最適な業務展開を行えるようになり、投資を最小限に抑えながら売上増などの効果につなげることができる。





注目!

SPSS Modeler 3つの特長


特長1 直観的に操作できるGUI
分析用に特別なプログラミング言語の習得は不要。分析機能が割り当てられているアイコンとアイコンをリンクしていくことで、容易に分析プロセスを構築できる。

特長2 豊富なデータ加工、分析(データマイニング)の機能
データ入力、加工、グラフ作成、分析、出力といった一連の分析に必要な機能が搭載されているため、いくつものソフトウェアを購入する必要がなく、トータルコストの削減につながる。

特長3 分析の流れ(過程)を視覚的に残すことが可能
分析方法に変更があった場合でも、工程(機能)を追加していくことで変更が可能なため、分析全体にかける時間の短縮につながる。分析過程をストリーム(アイコンとアイコンのつながり)という視覚的な形で残せるため分析ノウハウを継承しやすい。





事例で納得

様々な業種・業態での予測分析も!


ケーススタディでは、チェーン展開するスーパーを例に、SPSS Modelerで行える予測分析によるメリットを紹介したが、ダウンロード資料ではほかの業種・業態における予測分析の例を紹介している。

SPSS Modelerは業種・業態を問わず、「データを保有している」企業であれば、その活用範囲は非常に広い。

資料でも流通・通信・サービス・旅行・製造・金融業の各業種で提供できるソリューションの紹介のほか、以下のようなニーズに応じた導入モデルの紹介も行っている。

 ●顧客レスポンスモデル構築
 ●解約予測モデル構築
 ●顧客セグメント優良化施策
 ●商品クロスセル分析
 ●顧客成長モデルと解約防止の同時分析




コンサル

どんな分析結果が期待できるかの初期診断を実施


業種や業態により、保有しているデータの種類や量も異なれば、必要とする予測分析の方向性も異なるのは当然のことだ。

そこで、企業が保有しているデータをもとに、SPSS Modelerにより、どのような分析が可能かを診断し、提案を行う【初期診断プログラム】を実施している。1時間程度のヒアリングの上、1週間程度という短期間でのプログラム策定が可能だ。自社のデータがどのように活用できるか、明確な方針が見えるため、是非検討してほしい。

※簡易コンサルはアライアンスパートナーのLHit(株)が実施

このページの先頭へ

スペック

製品名(サービス名) 予測分析ソリューション IBM SPSS Modeler
サービス提供会社 日本アイ・ビー・エム
サービスメニュー(提供可能な製品群) SPSS Modeler Client
SPSS Modeler Server
動作環境 SPSS Modeler Clientの対応OS:Windows
詳細は別途お問い合わせ下さい。
オプションサービス 導入前の簡易コンサルタント LHit(株)実施
その他特記事項 -
製品サイトURL:http://www-01.ibm.com/software/jp/analytics/spss/products/modeler/


このページの先頭へ

製品・サービスの取扱い企業


ソフトバンク コマース&サービス株式会社
部署名:ビジネスソフトウェア統括部 販売支援課
URL:http://cas.softbank.jp/


掲載企業


ソフトバンク コマース&サービス株式会社
部署名:ビジネスソフトウェア統括部 販売支援課
URL:http://cas.softbank.jp/