印刷文書の情報漏えいを防止するPrintInsight
「PrintInsight(プリントインサイト)」はパッケージ製品として今夏を目途に発売される予定だが、現時点では発売日は発表されていない。また、スプライン・ネットワークでは、PrintInsightのコアモジュールをOEM供給することも視野に入れている。自社で開発するソフトウェアの印刷に関するセキュリティを確保したいのであれば、採用を検討してみてはどうだろう。貴社製品の強力な付加価値となるはずだ。
【急増中】 なんと、情報漏えいの7割以上が「紙」から
▼急増している「紙」からの情報漏えい |
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印刷物の情報漏えい対策をする上で重要となるポイントは
▼「印刷イメージログ」で実現する新しいセキュリティ
紙からの情報漏えい対策として注目したいのが、証跡を残し、不正の抑止につなげる印刷イメージとテキスト情報の管理だ。今回の記事では、単なる印刷の操作ログではなく、1歩進んだセキュリティ対策として「印刷イメージログ」について紹介したい。
▼収集、追跡、運用の3つの観点
まずは、印刷物の情報漏えい対策をする上でのポイントを確認しよう。イメージログ管理は、「漏れなく収集すること」「取得した情報が追跡できること」「確実に運用できること」という、3つのポイントで行うべきだ。印刷に関するすべての情報を漏れなく取得し、確実に管理していることを社内に通知することで、不正に対する大きな抑止力になるだけでなく、むだな印刷も省ける。更に、蓄積した情報から印刷した内容までくまなく追跡できれば、有事の際の対応力に各段の違いが出るのだ。
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確実に取得 |
プリンタドライバの手前でデータを取得するから、取り漏らさない |
印刷からの情報漏えい抑止システムとして注目したいのがPrintInsightだ。プリントデータの印刷イメージ、印刷ログ(ユーザ名、日時、プリンタ名等)、テキスト情報をサーバに記録するツールである。今回の記事では、その特長を詳しく紹介したい。
■プリンタドライバの手前で動作するから、データの取り漏らしがない
一般的なイメージログを取得する製品は、特定のプリントサーバを経由するログを収集することが多く、このサーバを経由しないものは追跡できない。つまりセキュリティツールの管理下にないドライバを追加するなどにより、ログの記録をすり抜けることも可能だ。
PrintInsightはプリンタドライバの手前で動作し、このようなプリンタ/ドライバ周辺の脆弱性をカバーする。印刷データを“元から押さえる”ことにより、取り逃さない仕組みなのだ。
■印刷イメージログで、「何を」印刷したのかが全部見える
一般的なログ管理製品はファイル名やユーザ名、印刷日時といった属性情報を収集するが、これだけでは肝心の内容が分からず情報漏えいがあったのかも明らかにできない。これに対しPrintInsightは、クライアントから印刷された全印刷イメージを印刷物と同じ状態で収集できるので、「何を」印刷したのかが丸分かりだ。
■マルチベンダ対応だから、様々なプリンタの混在環境でもOK
プリンタのメーカーや機種に依存しないシステムなので、単一のベンダ/機種で統一されていない環境でも安心して利用できる。
■持出しPCによる社外での印刷状況も確実にキャッチ
PrintInsightがインストール済みであれば、ノートPCなどで社外のプリンタを使って印刷したログも漏れなく取得できる。社外での印刷データのキャッシュを保存し、社内ネットワークへの接続時にキャッシュのログをPrintInsightサーバに転送する仕組みだ。
全文検索 |
文書のテキスト情報をキーワードで高速全文検索 |
■任意のキーワードで全文検索、キーワードと属性情報のAND検索も
保存された印刷ログやテキスト情報は、任意のキーワードで全文検索することができ、検索スピードも極めて速い。
更に、キーワードと属性情報のAND検索(例「○月○日〜○月○日にプリンタAで出力された文書のうち、特定の個人名や電話番号などを含むもの」など)も可能。検索条件に該当した文書はリストアップされ、クリックで印刷イメージが表示される。
目的の文書に、素早く、確実にたどりつくための高度な検索機能により、漏えいの発見や監査対応に貢献する。
簡単運用 |
運用管理者の負担は極めて軽微。確実に運用できて拡張も容易 |
■端末にインストールするだけの簡単運用
クライアントPCにPrintInsightをインストールしてしまえば、その後の設定などは不要。ログは自動取得されるので運用負荷は極めて軽微だ。プリンタドライバの追加、変更、削除を行う際の設定変更などにも自動で対応している。
■高い拡張性があり、システムの拡張にも余裕で対応
1サーバで約1000クライアントに対応。スケーラブルに拡張でき、数万規模のクライアントにも余裕で対応できるスペックを備えている。
ケース 1 |
金融機関の現場における使用例 〜顧客の個人情報を守る〜 |
大手銀行A社では、顧客の個人情報を流出から守るため、PrintInsightを活用している。
▼導入前の課題
A社は、顧客情報のリストが流出したという経験を持つ。漏えいしたのは紙に印刷されたリストであり、文書そのものは回収することができたものの、それを誰が印刷したのかを特定することができなかった。社内に不正を行った者がいるのは確実なのに、特定できないという苦い過去である。
▼PrintInsightで解決!
A社は以降、PrintInsightで印刷に関連するすべての情報を保存する体制を整えた。PrintInsightの全文検索ならば、紙の文書に書かれた文言を抽出してそのまま検索するだけで、いつ、誰が、どこで印刷したのかまでも即座に特定できる。漏えい後の追跡はもちろんのこと、社員にこの機能を周知することによる抑止効果にもつながっている。
ケース 2 |
研究開発の現場における使用例 〜機密情報の流出を防ぐ〜 |
機械製造業B社では、設計図、マニュアルなどの機密文書の漏えい対策のために、PrintInsightを活用している。
▼導入前の課題
B社がかつて利用していた印刷ログ管理ツールは、ユーザ名、プリンタ名、印刷した日時、ファイル名等を保存するものだったが、これだけでは印刷された文書が機密文書なのかそうでないのかが判別できなかった。実際にファイル名を「歓迎会のお知らせ」などと、機密情報に見えないように変更して印刷し、社外へ持ち出すなどの事象が発生していた。
▼PrintInsightで解決!
PrintInsightにより、印刷された全文テキストから印刷イメージまですべてが保存されるようになり、また、その内容が高速で全文検索できるようになった。管理コンソールの検索画面から、特許の番号や部品名、または「社外秘」などといったキーワードを入力することで印刷の履歴が素早く可視化されるようになり、漏えい対策に役立っている。
製品名 | PrintInsight(プリントインサイト) -印刷文書の情報漏えいを防止 |
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メーカー | スプライン・ネットワーク |
クライアント側OS | Windows XP(SP3)以降 |
クライアント側対応プロセッサ | 上記OSが快適に動作するプロセッサ |
クライアント側必要メモリ容量 | 4GB以上 |
クライアント側必要ディスク容量 | 1GB以上 |
クライアント側その他動作環境 | - |
サーバ側OS | Windows Server 2008 R2(SP1) / Server 2012 |
サーバ側対応プロセッサ | 上記OSが快適に動作するプロセッサ |
サーバ側必要メモリ容量 | 8GB以上 |
サーバ側必要ディスク容量 | 2TB以上の空き領域 |
サーバ側その他動作環境 | - |
その他特記事項 | 仕様は予告なく変更になる場合があります |
製品サイトURL:http://www.printinsight.jp/ |
製品・サービスの取扱い企業
株式会社スプライン・ネットワーク
住所:東京都渋谷区渋谷2-16-5 マニュライフプレイス渋谷8F
TEL:03-5464-5468
FAX:03-5464-5458
e-mail:sales@spline-network.co.jp
URL:http://www.printinsight.jp/
掲載企業
株式会社スプライン・ネットワーク
住所:東京都渋谷区渋谷2-16-5 マニュライフプレイス渋谷8F
TEL:03-5464-5468
FAX:03-5464-5458
e-mail:sales@spline-network.co.jp
URL:http://www.printinsight.jp/