クラウド環境での高可用性実現ソリューション「LifeKeeper」サイオステクノロジー |
掲載日:2013/09/26 |
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企業システムのクラウド化 立ちはだかる可用性の課題
■クラウドベンダのデフォルトでは要件に適わないという問題
クラウドの利用率はますます高まり、今や基幹系のシステムをクラウド上に構築することも稀ではなくなった。
クラウド利用にコストメリットや運用メリットがあることは周知の事実だ。しかし、それなりに課題もある。例えばインフラ選びだ。クラウドベンダは多々あるが、いずれもそれぞれ仕様がある。0からの構築ならばクラウドベンダの仕様通りのシステムを選べば問題ないが、既存の仕組みをすべてスクラップするなどということは現実的ではない。特に日本企業はシステムにおいても自社独自の仕組みを重視する傾向が強く、DBなど既存のシステムをそのまま活かしつつクラウド化するといった手法を選択することも多い。
そして、このような時に問題となるのが可用性だ。デフォルトのシステムを使わないことで、可用性がクラウドベンダの担保外となり、何らかの対策を講じる必要がでてくるのだ。
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■やっぱりクラウドはブラックボックス!? アプリケーションの現状が見えないという問題
例えば物理からクラウドへの移行では、今までの運用ポリシーをクラウドでどこまで実現できるのかが課題となる。バックアップ、障害対応、HAなど、それぞれポリシーがあるはずだ。このような中で、IaaS移行により今までのサービスレベルを下げることがあってはならない。多くのクラウドベンダはある程度のHA機能を備えているが、アプリケーションの監視となると手薄である。
クラウド利用にあたりユーザに開示されているのは、一般的にはインターフェースと死活状態のみであり、詳細がつかみにくい。アプリケーションについては、ユーザ側が死活を視視し、必要に応じて切り替えるべき部分である。
可用性向上 |
クラウドの可用性を高め、安心して使える環境に |
今回の記事では、クラウド環境の高可用性を実現するHAクラスタソフトウェア「LifeKeeper」、データレプリケーションソフト「DataKeeper」を核とする高可用性ソリューションについて紹介したい。
LifeKeeperは物理サーバの分野では既に多くの実績を有しており、更にクラウド上での活用が広がっている。仮想 to 仮想、物理 to クラウドといったシステム構成にも対応。また、DataKeeperは、データの複製をリアルタイムで行い、障害直前までのデータを保護する。これらを併用することで、クラウドベンダのデフォルトのサービスではカバーできない部分まで、くまなく可用性を高められるようになるのだ。
なお、LifeKeeperはAmazon EC2のAvailability Zoneを超えたミラーリングにも対応。基本的にTCP/IPで通信可能であれば、ミラーリングを行うことができる。更に高い可用性を求めるならば、LifeKeeperのような製品は必ず必要となってくる。
◆LifeKeeper
物理サーバ環境で利用中のLifeKeeperによるHAクラスタ環境を、そのままクラウドに移行できる。共有データはデータレプリケーション機能でクラウドにリアルタイム複製。サービスの引き継ぎパターンは、スタンバイ方式、相互スタンバイ方式、N対1スタンバイ方式に対応。
◆DataKeeper
1つのデータ複製元に対して複数の複製先を設けたり、複数のデータ複製元に対して複製先を集約するような構成にすることができる。WAN越しにリアルタイムミラーリングを行うアーキテクチャ、機能を実現。外部ストレージなしでHAクラスタシステムを構成することも可能。
監視/運用 |
LifeKeeperで実現するアプリケーション監視について |
LifeKeeperは、クラウド上のアプリケーション監視機能を持つ。これにより、今までほとんどのパブリッククラウドで不透明となっていたクラウド上のアプリケーションの状態が明らかになる。
また、操作は分かりやすいGUIが特長だ。ウィザードだけで、ほぼすべての構築・設定を行うことが可能となっており、運用時も手動での切り替え/サーバ停止といった作業が行える。
構築ガイド 1 |
HAクラスタ構築ガイド Amazon EC2編 |
シェアを大きく伸ばしているAWS EC2は、クラウド内で規模を自在に変更できる、スケーリングに優れたパブリッククラウドだ。そのVirtual Private Cloud内でLifeKeeperを利用することで、リージョン内の複数のAvailability ZoneからなるHAクラスタ構成が可能となり、 クラウド環境におけるアプリケーション、 サービスの高可用性が実現する。
本ソリューション提供元のサイオステクノロジーでは、AWS EC2上でのLifeKeeper/DataKeeper基本構成のインストール・動作確認を実施済みだ。また、2つのAWS EC2のHAクラスタ構築ガイドをPDFで公開中。技術者は必見!是非ご一読を!
構築ガイド 2 |
HAクラスタ構築ガイド IBM SmarterCloud Enterprise(SCE)編 |
SCEは、安全で拡張性の高いシェアード・クラウド環境を持ち、仮想サーバやストレージなどのリソースをオンデマンドで提供する企業向けIaaSだ。新規にサーバ、ストレージ、OSなどのIT資産を購入する必要がないため、少ない初期投資で短期間にシステムを構築できるのが特長。このSCEとLifeKeeperとDataKeeperを組み合わせることで、ディザスターリカバリ環境を容易に構築できるようになる。
サイオステクノロジーでは、SCEについても、基本構成のインストール・動作確認を実施済みだ。また、SCEのクラスタ構築ガイドもPDFで公開中。こちらも是非ご一読を!
60日間無料で利用できる評価版を配布中!
サイオステクノロジーは、SIerなどクラウド構築に関わる企業とのノウハウ共有に特に力を入れており、クラウド上でのシステム構築をサポートしている。顧客のために魅力的な提案を検討しているSIerの担当者ならば、是非一度問い合わせてみてはいかがだろうか。
なお同社では、ここで紹介した各製品の評価版を配布中だ。興味のある方はこの下のアンケート(1)よりお申込みいただきたい。また、本ソリューションの関連セミナーも随時開催※している。こちらはアンケートの(2)より、是非お申込みを!
※セミナーのお申込みは予告なく締め切らせていただくことがありますのであらかじめご了承下さい。
製品名(サービス名) | クラウド環境での高可用性実現ソリューション「LifeKeeper」 |
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サービス提供会社 | サイオステクノロジー |
サービスメニュー(提供可能な製品群) | LifeKeeper for Linux LifeKeeper for Windows Protection Suite DataKeeper for Windows |
動作環境 | Linux、Windows |
オプションサービス | 標準サポート Premiumサポート コンサルティングサービス システム設計支援サービス 専用スクリプト作成サービス 導入サービス 拡張サポートサービス テクニカルトレーニング |
その他特記事項 | ■サポートOS 【LifeKeeper for Linux】 Red Hat Enterprise Linux 5 / 5 Advanced Platform / 6 SUSE Linux Enterprise Server(SLES) 10 / 11 Oracle Enterprise Linux 5 The Community Enterprise Operating System(CentOS) 5 / 6 【LifeKeeper for Windows】 Microsoft Windows Server 2003 / Server 2008 ※60日間無料の評価版あり。 |
製品サイトURL:http://www.sios.com/products/bcp/lkdk/product/ |
製品・サービスの取扱い企業
サイオステクノロジー株式会社
住所:〒106-0047 東京都港区南麻布2-12-3 サイオスビル
TEL:03-6401-5111
FAX:03-6401-5112
URL:http://www.sios.com/
備考: | クラウドパートナ一覧 http://www.sios.com/products/bcp/lkdk/partner/cloud/ |
掲載企業
サイオステクノロジー株式会社
住所:〒106-0047 東京都港区南麻布2-12-3 サイオスビル
TEL:03-6401-5111
FAX:03-6401-5112
URL:http://www.sios.com/