iStorage HSシリーズ


NEC

Keyレポ

  • 基本情報
  • iStorage HSシリーズの特長
  • iStorage HSシリーズの導入事例
  • iStorage HSシリーズのスペック

iStorage HSシリーズ

掲載日:2013/07/08 更新日:2013/07/18

企業規模 企業規模問わず
オススメ
ユーザ
バックアップに関して、バックアップ環境がシステムごとにバラバラ、遠隔サイトの場所がないなどの課題を抱えている企業。
製品形態 ハードウェア
製品概要 重複排除やデータ圧縮により、大容量データを高効率・低コストで格納できるバックアップアプライアンスストレージ。遠隔地バックアップに活用できる「サービス」も提供。
価格情報 ●iStorage HSシリーズ 
最小構成時:149万円〜(税別)
●iStorage HS 遠隔バックアップサービス
初期費用 30万円
月額 9万円〜(税別)
サポート
エリア
全国


バックアップがうまくいかない!ありがちな5つの課題…


ひと言で言うと、システム管理者が抱えるバックアップの課題は「尽きない」。東日本大震災以降、災害対策としてバックアップに対する関心や要望は高まるばかり。しかもバックアップすべきデータは急速に増える一方なのに、実に様々な課題が立ち塞がり、解決の糸口を掴むこともできず、そうこうしているうちにまた新たな課題が勃発してしまうのが、現状。

「会社は災害対策を急げと言うけど、予算も人手も特別に用意されているわけではない…いったいどうしたものか…」

そんなふうに感じているシステム管理者も決して少なくないのではないだろうか?

そこで、本記事では、今、システム管理者が抱えてしまうであろう「バックアップの課題」を5つピックアップ。そして、その5つの課題を丸ごと解決できる画期的なソリューションとして、NECのバックアップアプライアンスストレージ iStorage HSシリーズを取り上げてみたい。 






特長


課題 1

システムごと、ベンダごとに、バックアップ環境がバラバラ…


「バックアップの課題は?」と問われると、多くのシステム管理者が口を揃えるのが、この問題。システムが増えるたびに、そのシステム用に新たなバックアップ装置を準備して運用しているケースが多いため、システムごとに異なる手法、タイミングでバックアップを実施しなければならない状況。システムごと、提案ベンダごとにバックアップ環境がバラバラであるがゆえに、まさに、自転車操業のような毎日を強いられているシステム管理部門が数多く見受けられている。しかも、最近では、「仮想環境」という更にやっかいな問題も…。

iStorage HSの解決策バックアップ統合
そのような、バラバラなバックアップ環境は、iStorage HSで、簡単に一本化できる。複数システムであっても、複数ベンダ環境であっても、iStorage HSならバックアップ環境を統合。バックアップ運用の一元化が実現し、管理者負担も、かかり過ぎていた運用コストも一気に削減する





課題 2

災害対策を行いたいが、遠隔サイトの場所がない…人がいない…


有事の際に備えてバックアップデータを遠隔地へ安全に確保する、いわゆる遠隔地バックアップに関心を寄せる企業も昨今増えているが、多くのシステム管理者の頭を悩ませるのが、「遠隔サイトを置く場所がない!」という問題。当然、遠隔バックアップを担当する運用担当者(人)も置かなればならないが、現状を俯瞰してみると「とても言い出せる状況ではない!」ことは明白な事実…。そんな課題を抱えているシステム管理者も少なくないのでは?

iStorage HSの解決策サービス活用
iStorage HSのバックアップ“サービス”では、「災害対策を行いたいが、遠隔サイトの場所がない」「人もいない」という企業のために、NECのデータセンタを遠隔サイトとして活用できる。しかも、驚くなかれ、月額9万円という低コストで、今すぐにでも災害対策を開始できるのだ。





課題 3

データが増えて、バックアップが翌朝まで終わらない…


終わりなきバックアップ…。企業がバックアップを始めて以来、ずっと存在する問題…。特に最近では、企業が抱えるデータが急速に増えていることが、この問題を更に深刻なものにしていると言っても過言ではない。

iStorage HSの解決策バックアップの性能をUPし、バックアップ量を減らす
iStorage HS
は、2つの機能を装備して、この長年の課題に立ち向かう。1つは、バックアップ性能のUP。従来の容量拡張に加え、性能拡張性を備えており、データ量の増加やバックアップ統合などにおいても、普段と変わらない時間でのバックアップを実現する。更に、バックアップは増分のみ。日々の増分バックアップを行うだけで、内部で自動的にフルバックアップする機能を搭載。バックアップ時間の大幅な短縮が可能だ。


課題 4

長期保存が必要だが、約5年で新しい装置へ入れ替え…


10年、20年とデータの長期保管をしたいという要望を持つ企業も多い。しかし、バックアップ装置は5年程度で新しいものに入れ替えるのが、これまでの通常。新しい装置を導入するたび、「データ移行」の作業が発生していることに、大きな負担感を感じている管理者も多い。

iStorage HSの解決策自動データ移行
iStorage HSなら、旧ノードから新ノードに入れ替えるだけの作業で、自動的にデータを移行できる。新ノードへ順次入れ替えることでハードウェアの老朽化を回避し、10年、20年の長期保管を、管理者の負担なく実現する。


課題 5

容量/メディアを気にして世代数をたくさん残すことができない…


最後に、容量の問題。バックアップストレージには当然、保存できるデータ量に限りがあるため、担当者は極力世代数を減らすように苦心する。この作業をうまくこなすには、それなりの経験と知識が不可欠で、実際には、容量が足りないのでたくさんの世代数を諦めているケースが少なくない。

iStorage HSの解決策重複排除
iStorage HS
のデータ圧縮技術は、新たに書き込まれるデータブロックと既にストレージ内にあるデータをチェックし、重複するデータを自動で排除。これにより、容量の増加を最小限に抑えることができ、容量/メディアを気にすることなく、世代数を増やすことができる。

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バックアップの課題をこれ1台で丸ごと解決!


ここまで紹介してきたように、NECのバックアップアプライアンスストレージ iStorage HSシリーズは、現状のバックアップにありがちな、様々な問題を丸ごと解決する、まさに至れり尽くせりのバックアップソリューション。

システム管理者の中では最も多い「システムごと、ベンダごとに、バックアップ環境がバラバラ…」や「災害対策を行いたいが、遠隔サイトの場所がない…人がいない…」という課題も、長年の課題である「データが増えて、バックアップが翌朝まで終わらない…」も、「長期保存が必要だが、約5年で新しい装置へ入れ替え…」も「容量/メディアを気にして世代数をたくさん残すことができない…」という問題も、iStorage HSを1台導入するだけで、スッキリ解決できる。






導入事例


CASE.1

大規模災害を想定したBCP強化に成功 ≫三井ハイテック


<Before 1>
基幹業務サーバのバックアップをテープ搬送と差分データの転送を組み合わせた複雑な仕組みで運用。日々の運用負荷、コストの高さ、大規模災害の際に予想される復旧の手間など、課題が山積…。
<Before 2>
遠隔バックアップの手段として、当初、他県の事業所にディスクストレージ装置をもう1台導入することを検討。しかし、専任の管理者を配置することが難しく、装置の導入にかかる初期コストもネックに…。事業所の耐震・耐火性や電力供給にも不安が…。

▼▼▼
<After 1>
本社のマシンルームに「iStorage HSシリーズ」を導入。テープ並みの低コストで、ディスクストレージ特有の高速アクセスを実現し、更に運用管理コストの削減にも成功。
<After 2>
「iStorage HS 遠隔バックアップサービス」を利用。月額制の料金で遠隔地のデータセンタへ安全にバックアップできるようになった。大規模災害が発生しても、迅速な業務復旧と事業継続が可能な体制が構築できた。


CASE.2

重要データを迅速に復旧できる体制を構築 ≫JAバンク大阪信連


<Before 1>
4つの内部業務システムと遠隔保管をテープ装置によって運用。しかし、運用に配置できる人員が限られ、バックアップデータの外部保管は月1度…。もし月末近くにシステムが被災すると、1ヵ月前の状態にしかデータを戻せないことに…。
<Before 2>
外部保管会社からテープを取り寄せないとデータ復旧が行えない状態。テープ内容の復元とリストアを完了させるまで、2営業日以上もかかってしまう…。

▼▼▼
<After 1>
「iStorage HSシリーズ」を導入し、バックアップ運用を統合。更に「iStorage HS 遠隔バックアップサービス」を利用することで、日次でのバックアップが自動で行えるようになった。鮮度の高いデータを安全に保存できる仕組みが実現。
<After 2>
管理者がコンソールを見ながら、わずか数時間でシステムを復旧できる体制を整えることができた。

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月額9万円〜のサービスも新登場!ユーザごとに1装置を提供!


そして更に、システム管理者の間で話題になっているのが、このiStorage HSシリーズ「サービス版」が登場したことだ。
ユーザ企業に導入されたiStorage HSシリーズから、ネットワークを通じて遠隔地(NECデータセンタ)へバックアップデータを自動で保管するサービスで、月額9万円(税別)〜という、かなりの低コストで、手間いらずのバックアップが実現することとなる。

NECデータセンタでは、ユーザごとに1台、iStorage HSシリーズが提供されることも注目のサービスだ。






スペック

製品名 iStorage HSシリーズ
メーカー NEC
寸法 最小構成時:幅448×奥行696×高さ87.4mm(2U)
質量 最小構成時:32kg
電源 AC100V ±10%, 50/60Hz ±1Hz
AC200V ±10%, 50/60Hz ±1Hz
ドライブ規格 SATA
キャッシュ容量 -
記憶容量 【物理容量】最小構成時:8TB
【論理容量(20倍圧縮時)】最小構成時:104TB
対応メディア -
ディスク回転数 7200rpm
データ転送速度 最小構成時:3.6TB/h
その他インターフェース ホストインターフェース:1000/100BASE-T(Copper:RJ-45コネクタ)、10GBASE-SR(Optical:LCコネクタ)
その他特記事項 サポートバックアップソフトウェア:Symantec NetBackup、BackupExec、ARCserve Backup、NetWorker、DataProtector software、NetVault Backup、Tivoli Storage Manager、CommVault

最大構成60ノードまで拡張可能。その場合の仕様は以下のとおり。
 【寸法】幅448×奥行696×高さ6045mm(136U)
 【質量】2016kg
 【物理容量】2.8PB
 【論理容量(20倍圧縮時)】37.4PB
 【データ転送速度】11.2TB/h
製品サイトURL:http://www.nec.co.jp/products/istorage/product/backup/hs/index.shtml


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URL:http://www.nec.co.jp/products/istorage/product/index_backup.shtml


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