仮想環境における高可用性ソリューション「LifeKeeper」サイオステクノロジー |
掲載日:2013/06/17 |
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サーバ統合、インフラから業務システムへ 進む仮想環境の活用
仮想化技術の成熟にともない、これまで主にサーバ集約、システム統合管理といった用途で使われてきた仮想環境の適用範囲が、業務システムの分野へと広がりはじめている。この流れを受けて、基幹業務についても仮想環境への移行を検討する企業が増えてきた。基幹向けソリューションも続々と提供されはじめている。
SIerとしてこれから顧客の仮想環境の構築に携わる際、どのようなポイントに留意する必要があるだろうか。今回の記事では、可用性向上の観点から考えてみたい。
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SIer担当者に現状調査のヒアリングを行うと、「問題なく導入し稼働させること」ばかりに目が向いており、可用性向上の取り組みが遅れていることがよく分かる。その理由の多くがコストである。
また「可用性の担保は仮想化ソフトに付属しているクラスタ機能で対応している」という回答が多い。しかしこれで安心するのは間違いだ。仮想化ソフトに付随したクラスタ機能は、通常はハードウェアやOSまでしか監視していない。今まさに活用が広がっている業務システムの分野、つまり仮想システム上で動作しているミドルウェアや業務アプリケーションの監視については対応外となっているのだ。
定義と分類 |
サービスレベルに応じた製品を選択することでコストを削減する |
▼本当に、「予算がないから可用性を向上させることはできない」のだろうか
予算がないと嘆く現場の多くは、サービスレベルの定義と分類ができていない状態にある。重要な個所には相応のコストをかけ、重要度の低い個所にはコストをかけない対策を選択する。各レベルに応じて対策を使い分けることで、無駄なコストを抑えつつ可用性を高めることができるようになるのだ。至極当たり前のことなのだが、意外にもできていない現場が多いのが現状だ。
▼では、どのサービスにどのレベルの対策を行うべきか
「コストをかけても可用性を高める必要のあるサービス」「コストを抑えて仮想化ソフトの機能を使えば問題ないサービス」とは、どのように分類すべきだろうか。例えば、対障害機能を備えた「LifeKeeper」のようなHAクラスタソフトは、基幹業務など高可用性を求められるシステムには欠かせない。また、仮想化ソフト「VMware vSphere」の一機能として提供されている「vSphere HA」は、OS、ハードウェア障害時の停止時間を低減するために、また「vSphere HA」上で稼働する「vAppKeeper」は、復旧時間を少々犠牲にしてもよいので安く可用性を高めたいといったケースに選択できる。
このように、サービスレベルの定義と分類に応じて適切なソリューションを用意し、これらを組み合わせ、また使い分けることで、様々な顧客のシステムについて、幅広く対応できるようになるのである。
▼「vAppKeeper」製品資料をPDFで公開中!
仮想環境上のゲストOSの可用性を“低コストで簡単に”高める「vAppKeeper」の詳細は、このページの下「資料ダウンロード」よりPDFでご確認を。
重要度【高】 |
「LifeKeeper」で実現する高可用性システム |
▼絶対に止められない基幹業務には、もちろんHAクラスタを適用する
「LifeKeeper」は、高可用性を実現するHAクラスタソフトとして、物理サーバの分野では既に多くの実績を有している。この「LifeKeeper」が、仮想環境内の仮想マシンの高可用性実現にも極めて適しているのである。仮想環境においても、ミッションクリティカルな部分は、このようなHAクラスタで可用性を担保すべきである。
「LifeKeeper」をシステムに適用した場合には、仮想化ソフトのHA機能はオフにして、シンプルに運用することができる。また、「LifeKeeper」により、物理環境の既存システムをベースとしたHAクラスタシステムを容易に構築することも可能だ。段階的な仮想環境への移行のプロセスにも活用できる。
▼「仮想環境構成ガイド・HAシステム構築ガイド」をPDFで公開中!
現在、「LifeKeeper」によるHAクラスタシステムの構築ガイドをPDFで公開中だ。詳細はこちらの資料で是非ご確認いただきたい。
コスト重視 |
「なるべくコストをかけたくない」というケースには |
▼「可用性担保には高額なコストがかかる」という誤解
ミッションクリティカルな領域以外では、HAクラスタのような対策をしたくないと考えるIT担当者も多い。コストとの兼ね合いでリスクを放置したまま運用されているケースだ。このようなケースにおいて、是非顧客へ提案してほしいのが「vSphere HA」上で稼働する「vAppKeeper」だ。アプリケーションに異常が発生した場合、まず「vAppKeeper」が自身を再起動し復旧を試み、それでも復旧しない場合は「vShere HA」に別の仮想サーバ立ち上げを依頼しフェイルオーバーさせるという機能を持つ。
「vAppKeeper」はシングルノードで稼働し、クラスタではなく1台のサーバ内で可用性を高める。このため待機系が不要となり、極めて低コストに可用性を向上させることができる。
▼60日間無料で利用できる評価版を配布中!
サイオステクノロジーでは、ここで紹介した各製品の評価版を配布中だ。アンケートより是非お申込みを。
官公庁 |
【官公庁A団体】ASP型サービス基盤の可用性を向上させたい |
ここからは、導入事例を紹介しよう。
地域行政に関連した事業に携わるA団体では、業務で利用する仮想環境上のASP型サービス基盤について、可用性向上策を検討していた。当初、既存の仮想化ソフトウェアによるHA機能、フォールトトレラント技術で保護できないレイヤーをどう担保するかということが課題となったが、「LifeKeeper」ならばこれらを担保できることが分かり導入が決定した。
可用性の向上が実現したのはもちろんのこと、導入期間が短期ですんだ点、稼働後の運用負荷が少ない点も評価されている。
サービス業 |
【サービス業B社】業務システム仮想化、あわせて可用性の向上を |
サービス業B社では、社内システム統合基盤と複数の業務システムを仮想化するにあたり、可用性向上の施策としてあわせて「LifeKeeper」を導入した。この時HAクラスタ化されたノードは80に及んだ。
仮想化されたシステム統合基盤は、Web、DB、AP、メールなど多くのサーバが稼働する重要な領域であり、運用監視なども含めて設計する必要があったが、「LifeKeeper」の提供元であるサイオステクノロジーが豊富な導入実績に基づくノウハウで担当SEをサポートしたため、短期間でのスムーズな導入が実現した。
【情報システム担当者/エンジニアは必見】 3つのガイドを公開中!
【1】LifeKeeperによる仮想環境構成ガイド(VMware vSphere編) |
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製品名(サービス名) | 仮想環境における高可用性ソリューション「LifeKeeper」 |
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サービス提供会社 | サイオステクノロジー |
サービスメニュー(提供可能な製品群) | LifeKeeper for Linux LifeKeeper for Windows Protection Suite |
動作環境 | Linux、Windows |
オプションサービス | 標準サポート Premiumサポート コンサルティングサービス システム設計支援サービス 専用スクリプト作成サービス 導入サービス 拡張サポートサービス テクニカルトレーニング |
その他特記事項 | ■サポートOS 【LifeKeeper for Linux】 Red Hat Enterprise Linux 5 / 5 Advanced Platform / 6 SUSE Linux Enterprise Server(SLES) 10 / 11 Oracle Enterprise Linux 5 The Community Enterprise Operating System(CentOS) 5 / 6 【LifeKeeper for Windows】 Microsoft Windows Server 2003 / Server 2008 ※60日間無料の評価版あり。 |
製品サイトURL:http://www.sios.com/products/bcp/lkdk/product/ |
製品・サービスの取扱い企業
サイオステクノロジー株式会社
住所:〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズ
TEL:03-6860-5105
FAX:03-6860-5133
URL:http://www.sios.com/
掲載企業
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FAX:03-6860-5133
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