仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」


NEC

Keyレポ

  • 基本情報
  • 仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」 の導入事例
  • 仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」 の特長
  • 仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」 のスペック

仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」

掲載日:2013/06/28

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
◎仮想デスクトップに興味があるが、どう選べばよいのか分からない企業
◎特殊な業界で仮想デスクトップ導入を検討している企業
製品形態 ソリューション・その他
サービス
概要
中小規模から大規模まで対応できる仮想PC型シンクライアントシステム。物理サーバから仮想PCまで一元管理が可能で、豊富なノウハウを元に要望に合わせた環境を提案する。
価格情報 お問い合わせ下さい。
サポート
エリア
全国


軽く考えて導入するのはキケン!各業界特有のムズカシさが…


 ひととき究極のセキュリティ対策として脚光を浴びたシンクライアントが、「仮想デスクトップ」という新たなテクノロジによって進化し、今再びブームとなっている。
 2014年4月にサポート終了が予定されている「Windows XP」や「Office 2003」など、古いデスクトップ環境を利用している企業の中には、どうせ刷新しなければならないならば、思い切って仮想デスクトップにしてしまおうか…と考えているケースも少なくないようだ。

 しかし、ブームに乗って安易に導入するのは禁物だ。一般的なオフィスワーク用途・シーンだけならまだしも、特殊な用途・シーンで使用される業種においては、様々な問題によって、思っていたような効果・メリットが得られない可能性があるためだ。

 以下では、実際に仮想デスクトップの導入で業界特有の困難に直面した3つの事例を取り上げ、最終的にそれぞれどのようにして困難を突破したのか…ご紹介したい。



導入事例


file.1

授業開始時やグラフィック系アプリ利用時の負荷に耐えられるか?




 南九州短期大学では、情報処理系授業で使用するPC(90台)のメンテナンス(OSやアプリケーションのバージョンアップなど)を、外部ベンダのサポートのもと教授自らが行っていたが、時間や作業の負担が大きく、メイン業務を圧迫する事態となっていた。

仮想デスクトップ導入の狙い
◎PCメンテナンス負荷の軽減
◎情報漏洩リスク排除によるセキュリティの強化

仮想デスクトップ導入上の課題・問題
 教育現場でのシンクライアント活用は、一般企業にくらべてもリソース負荷が高く、授業開始時のブート・ラッシュや高負荷のグラフィック系アプリケーション利用などにおいて、レスポンスが低下する懸念があった。
 レスポンス低下はスムーズな授業進行の妨げになるため、リッチクライアントと同等のレスポンスは最低条件であった。


file.2

必要な専用業務システムがきちんと稼働するか?




 青森銀行が導入していたサーバベース型シンクライアントシステムは、一部アプリケーションが正常に作動せず、これらを利用するために普通のPCを併用せざるを得なかった。
 その結果、併用するPCに関して端末管理やセキュリティ対策が別途必要となるなど、せっかくのシンクライアントのメリットが半減する事態に。

仮想デスクトップ導入の狙い
◎端末上に情報を一切残さない運用により、情報漏洩リスクを排除
◎災害時にも事業継続が可能な端末環境の整備
◎自分たちで、ユーザごとに異なる業務アプリケーションをカンタンに設定できる仕組みづくり

仮想デスクトップ導入上の課題・問題
 地銀共同センターシステムなど、必要な業務アプリケーションすべてが確実に稼働する汎用性の高さが求められていた。


file.3

既存の医療システムや新しい電子カルテシステムとの連携性は?




 PC中心のシステムを運用していたA病院。医療部門・看護部門・管理部門など、各部門ごとに異なるシステムを用意していたが、管理負荷やUSB経由の情報漏洩リスクなどが課題となっていた。

仮想デスクトップ導入の狙い
◎電子カルテ化を含む新フルオーダリングシステムによる業務効率の向上
◎PC端末のシンクライアント化による端末管理負担の軽減
◎不正アクセスの抑止力強化
◎端末上に情報を一切残さない運用により情報漏洩のリスクを排除

仮想デスクトップ導入上の課題・問題
 診断管理、臨床検査、放射線診療など既存の医療システムや、新たに導入する電子カルテシステムが確実に稼働するか?また、長年にわたり蓄積された膨大なデータを安全に移行できるか?…などの不安を払拭するため、医療システムで安定稼働の実績があるソリューションを求めていた。

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特長


評 価≫

3者が直面していた業種特有の課題・問題を解決した『VPCC』


 上記3事例の課題や懸念を解決するべく導入されたのが、NECの仮想PC型シンクライアントシステム『VirtualPCCenter(以下VPCC)』だ。3者はなぜVPCCを選んだのか?VPCCの評価は?当事者の“生の声”を以下まとめてみた。

南九州短期大学
 「決め手となったポイントは3つあります。1つ目は、導入実績が豊富で、数多くの実稼働システムが存在すること。2つ目は、実証実験で教育サービスの質を維持するための期待通りの成果が確認できたこと。最後は、システム運用の要となる統合的な監視機能が提供されていることでした。」
 「今回の滞りないプロジェクト進行においては、NECや開発パートナーの株式会社システム開発による手厚いサポートが見逃せません。こうした“人的な要素”が最大の成功要因だと思います。」

青森銀行
 「NECの提案には、アプリケーションの移行性を向上させる仮想PC型シンクライアントシステムをはじめ、運用負荷の低減、セキュリティや事業継続基盤の強化など、当行のIT課題をすべて解消するソリューションが揃っていました。」
 「全台をシンクライアント端末に変えて、USBメモリなどの外部機器の接続を制限したため、各部署には外部とのデータ授受用のPC端末が設置されています。これらもログ収集や操作履歴管理の対象外にはできないことから、RFPにはこのことを提案要件として盛り込みました。NECからの提案には、こうした細かな要求に対する解決策がすべて網羅されており、大きな安心と信頼を感じました。」

A病院
 「製品選定の過程で、すでにVPCCを導入している他県の病院を視察させていただき、医療システムとの連携性や、既存のPCと同等の操作性・レスポンスなどを自らの目で確認することができました。」
 「テスト環境を構築して実務を想定した確認作業を行ったところ様々な技術課題が出てきましたが、NECや開発パートナーにサポートいただき何とか解決することができました。」





結 論≫

SI力・ノウハウの差が仮想デスクトップの成否を大きく左右する!


 前段の“生の声”から、仮想デスクトップ導入にも業種によって様々な課題や問題が存在し、導入プロセスは決して容易でないことをご理解いただけたことと思う。
 予想外の問題に直面し、もくろみ通りの導入効果が得られない“残念な事態”を回避するためにも、まずは自社の狙いや独自の要件についてじっくり検討した上で、対応可能な製品・ソリューションとあわせて、様々な課題や問題を乗り越えるノウハウをもつベンダを選定することが重要なポイントと言えそうだ。

 下記資料ダウンロードコーナーに、今回ご紹介した3事例に関する詳細資料をご用意したので、同業種の皆様は是非ご参照いただきたい。
 またNECでは、仮想デスクトップの導入を検討中の企業を対象に、豊富な実績に基づく導入支援や成功に導く導入コンサルを積極的に展開している。こちらも下記アンケートからお気軽にお申込みを!

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スペック

製品名(サービス名) VirtualPCCenter
サービス提供会社 NEC
サービスメニュー(提供可能な製品群) 詳しくは製品サイトでご確認下さい
動作環境 -
オプションサービス -
その他特記事項 -
製品サイトURL:http://www.nec.co.jp/pfsoft/vpcc_sw/index.html


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部署名:プラットフォームソリューション推進本部
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