モバイルWebアプリケーション実行基盤【快作モバイル+】


日立ソリューションズ・ビジネス

Keyレポ

  • 基本情報
  • モバイルWebアプリケーション実行基盤【快作モバイル+】の特長
  • モバイルWebアプリケーション実行基盤【快作モバイル+】の導入事例
  • モバイルWebアプリケーション実行基盤【快作モバイル+】のスペック

モバイルWebアプリケーション実行基盤【快作モバイル+】

掲載日:2013/07/31

企業規模 中堅企業・中小企業 向け
オススメ
ユーザ
◎タブレット端末の業務利用を進めたい企業
◎タブレット用に業務アプリ開発、その後のメンテナンスで苦労している企業
製品形態 ソフトウェア
製品概要 ◎ネイティブアプリに比べ運用がラクな“ハイブリッドアプリケーション”の自社開発を実現するミドルウェア
◎セキュアな通信を実現する各種機能を標準提供
価格情報 ◎自社導入型:98万9800円〜(税別)
◎ASPサービス版:1万2130円/月〜(要初期費用5万円、税別)
サポート
エリア
全国


セキュリティ対策が面倒!アプリのメンテナンスが意外に大変!


 タブレット端末が世に出てビジネス活用が騒がれた2〜3年前にトライアル導入してみたものの、その後一向に活用が進んでいない…という企業は少なくない。こうした企業を分析してみると、主に下記2つのハードルがネックとなっている。

1:セキュリティ≫ タブレットのセキュリティ対策まで手が回らなくて…
 業務システムを社外から利用できるようにしようとすると、ファイアウォールのアウトバウンド設定などが必要な上、VPN装置などの投資が別途必要となるなどハードルが高く、途中であきらめてしまったというケースが多い。社内だけで利用している企業にとって、タブレット端末だけのためにお金や手間をかけてサーバを公開するのは、なかなか腰の引けるところだろう。

2:運用負荷≫ 業務アプリを開発したものの、機種対応などメンテナンスが大変で…
 もう1つのハードルが、タブレット用に開発した業務アプリの各種アップデートやそれにともなう配布作業が大変で、ついて行けなくなる…というものだ。iOSだけでも数次のバージョンアップを経ており、更に低価格が魅力のAndroid端末も混在している…となると、アプリ改修・検証・配布作業の手間は相当な負担となり、1人情シス状態の企業にとっては、追随断念に追い込まれたとしても不思議ではない。



特長


セキュア 1/2

「中継サービス」でサーバ公開せず、セキュアなアクセスを提供


 【快作モバイル+】の中継サービスを利用すれば、新たにサーバを公開することなく(インターネット環境の変更不要で)、日立ソリューションズ・ビジネスのデータセンタにて提供される「Connection Relayサーバ」を介したセキュア・アクセスが、わずか3ステップで簡単に導入できる。このASPサービスは、月額1300円〜(税別)で利用できるので、大きなIT投資が難しい中堅・中小企業にはうってつけだ。

 既に外部からのアクセスに向けてサーバを公開している(ファイアウォールにアウトバウンドの設定がされている)企業の場合は更に簡単!DMZに「Connection Relayサーバ」を設置するだけでオンプレミス型構成での導入が完了する。





セキュア 2/2

“なりすまし”や“盗聴・改ざん”対策も標準提供


 このほか【快作モバイル+】では、持ち運び利用するタブレット端末に必須の下記3機能が標準提供され、セキュリティ対策の追加投資不要でスグに利用できる。

1接続認証
 初回接続時にはユーザID/パスワード入力が求められるほか、端末固有のIDもチェックされるため、「端末を拾得した別人による不正アクセス」や「ユーザID/パスワードを不正に入手した別人による別の端末でのアクセス」が不可能となっている。
2暗号化
 【快作モバイル+】では、サーバのDBデータを端末に保存しオフラインでの利用を可能としているが、その際のモバイルDBデータは暗号化されるほか、オンライン利用でサーバとデータをやりとりする際にも通信が暗号化され、安心して利用できる。
3スクリーンロック
 利用中の画面は、一定時間利用されない状態が続くとグレーアウトし、万一端末を紛失してしまった…という場合も、画面データを読み取られる心配がない。





運用性 1/2

開発が簡単!運用は楽!“ハイブリッドアプリケーション”


 タブレット端末で業務システムを利用しようとすると、ネイティブアプリを開発して配布するか、HTMLのWebコンテンツを開発して標準ブラウザで利用するか…のいずれかが必要だが、それぞれ一長一短があった。

 これに対し【快作モバイル+】では、HTMLで開発されたコンテンツを専用ブラウザ(セキュアWebブラウザアプリ)を用いて、さながらネイティブアプリのように利用できる独自の“ハイブリッドアプリケーション”を採用。
 アプリ画面や参照用データをサーバから端末側に送り出すことができ、これによってサーバとの通信不要で、圏外でも参照・入力・保存などの利用が可能となっている。(入力データは通信可能になった時点でサーバ側にも反映される)
 Webコンテンツながら、組み込まれている「JavaScript Bridge」を介して、QRコードアプリやカメラ/電話/メールなどモバイル機能を呼び出して連携利用することもでき、高い利便性を実現している。





 “ハイブリッドアプリケーション”のメリットは上記だけではない。一般的なHTMLベースのWebコンテンツということもあり、技術者のかぎられるネイティブアプリに比べ容易に開発できる。
 更に、OSバージョンアップや機種対応などは専用ブラウザが吸収してくれるため、都度、コンテンツを改修・検証・再配布する手間からも解放される。

 アプリケーションの開発やメンテナンスにリソースを割くことができない多くの中堅・中小企業にとっては、最小限のコスト&手間で業務システムのモバイル化を支援してくれる、まさに“理想的”モバイルアプリケーションプラットフォームと言える。


運用性 2/2

簡易的モバイルデバイス管理(MDM)機能も標準提供


 【快作モバイル+】でコンテンツを開発してタブレット端末を本格的に活用しはじめる…となると、やはり課題となってくるのがモバイルデバイス管理だ。この点についても「Account Managerサーバ」による下記3つの管理機能が標準で用意され、別途MDMツールを導入する必要なく【快作モバイル+】単体で、運用をスタートできる。

1アカウント/デバイス管理
  ユーザ情報(ID/パスワード)のほか、端末情報(初回登録時に自動登録)などを一括管理。
2アカウントロック/接続元管理
  アカウントロック設定や接続先の一括管理が可能。営業部門の特定社員以外の利用を排除したり、社員によって利用可能なコンテンツを細かく制限したりできる。
3アプリ/コンテンツの配布管理
  専用ブラウザアプリケーション(快作モバイル+)のほか、開発したオフラインコンテンツの配布・管理機能を標準提供。更新が必要な時は、自動的に接続ユーザに通知される。

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導入事例


活用例その1

端末保存データでモバイルデータベースコンテンツを利用


 【快作モバイル+】の活用シーンとして最もイメージしやすいのが、外回り中心の営業スタッフの活動を支援する“SFA(Sales Force Automation)”的利用方法だ。

朝、会社でマスタDBをタブレット端末に保存してから、イザ外出。

移動の電車の中、オフラインで訪問先情報を確認(地図検索利用はオンライン利用が必要)

訪問後は、忘れないうちに進捗状況を営業日報に入力(この際もオフラインで端末にデータ保存が可能)

1日の訪問予定を終えたら、ネットワーク接続して営業日報を会社に送信してそのまま直帰


…という具合に、時間の無駄を最小化した効率的な営業活動を支援する。





活用例その2

カメラ/手書き機能連携+モバイルプリンタでその場で印刷


 【快作モバイル+】は、以下のような保守・点検業務など故障個所の記録が必要な業務にうってつけだ。

点検内容をコンテンツ画面で入力

コンテンツからタブレットのカメラを起動して、修理対応が必要な個所を撮影

手書きメモで故障個所をマーキング

その場で点検票を出力し、作業報告として顧客に手渡し&会社にはデータ転送で報告

…このように、保守・点検作業記録をコンテンツ化し、タブレット端末のカメラ機能などと連動させることで、ビジュアルで分かりやすい記録・報告を実現する。




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事実、企業の大多数は導入後の運用性を評価して導入している!


 開発元の日立ソリューションズ・ビジネスによれば、【快作モバイル+】は、タブレット端末が数台の小規模から、数万台に至るまで、様々な規模、幅広い業種の企業で導入が進んでいるという。そして、これらの企業の多くが口を揃えて導入理由として挙げているのが、「ネイティブアプリと違い、コンテンツ開発後のメンテナンスが不要!」という点だそうだ。

 技術者がいなくてネイティブアプリの開発をあきらめていた企業や、なんとかネイティブアプリを開発したものの、その後のアップデートなどができないまま頓挫してしまった…といった企業の方は、是非【快作モバイル+】で、眠っているタブレット端末をもう一度活躍させてみてはいかがだろうか?



スペック

製品名 快作モバイル+
メーカー 日立ソリューションズ・ビジネス
クライアント側OS ▼iPhone/iPad
 iOS 4.3/5.0/5.1/6.0/6.1
▼Android(TM)
 Android(TM) 2.2/2.3/3.0/3.1/3.2/4.0/4.1
クライアント側対応プロセッサ -
クライアント側必要メモリ容量 -
クライアント側必要ディスク容量 -
クライアント側その他動作環境 -
サーバ側OS ・Red Hat Enterprise Linux 5.0(32bit/64bit)
・Windows Server 2008(32bit/64bit)/2008 R2
・Windows Server 2003(32bit)
サーバ側対応プロセッサ Pentium 4 2.8GHz以上のPC/AT互換機
サーバ側必要メモリ容量 最低2GB以上(4GB以上推奨)
サーバ側必要ディスク容量 ▼快作モバイル+ Connection Relayサーバ
 30GB以上の空き領域が必要
▼快作モバイル+ Account Managerサーバ
 40GB以上の空き領域
サーバ側その他動作環境 ▼対応ソフトウェア
・Apache 2.2.22
・Apache Tomcat 7.0.25
・JRE 1.7.0.13
・PostgreSQL 9.0.4
その他特記事項 -
製品サイトURL:http://www.hitachi-solutions-business.co.jp/products/package/mobile_security/kaisaku_mobileplus/index.html


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製品・サービスの取扱い企業


株式会社日立ソリューションズ・ビジネス
部署名:営業企画本部
住所:〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島1丁目1番2号 横浜三井ビルディング
TEL:045-224-6754
FAX:045-224-6719
e-mail:hsb-sales@ml3.hitachi-solutions.com
URL:http://www.hitachi-solutions-business.co.jp/


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