パソコン決裁 スマートスタンパー

グローバル展開が進むA社の場合。
海外拠点が増加するとともに海外出張の機会も増え、上司の承認印がもらいにくいことも度々発生。そこで、スマートスタンパーを活用。インターネット回線とFlash Player 10.1以降に対応したWebブラウザさえ用意できれば、ノートPCでもタブレット端末でも、場所を問わずに申請書類に捺印できるようになった。

B社は全国に点在するパートナー企業に承認印などをもらう必要があった場合、従来は郵送、メール等で行ってきた。
しかし、パートナー企業によっては、押印して返信する手間がかかることから、書類の返信が遅れることも多々あり、業務が滞る場合もあった。

そこで、スマートスタンパーを活用。クラウド上で各拠点のIDを取得。月額315円という低価格なので、往復の郵送料金や通信費などを考えた場合でも十分にメリットがある。担当者は各パートナー企業にメールでURLを通知し、そのURLをクリックすればすぐに捺印用の画面が開くので、パートナー企業にとっても簡単な操作で捺印を行うことができるようになった。

改めてスマートスタンパーの概要についてまとめよう。
スマートスタンパーは、PDFの申請書や契約書などをクラウド環境にアップ。申請者はそのURLにアクセスすることで、簡単に捺印が行えるというもの。社内における単体利用のみならず、既存のシステムと連携利用させることで紙文書として残っていた書類の電子化も実現可能だ。

操作はWebブラウザ（Flash Player 10.1以降が必要）で行うことになる。Flashに対応していれば、スマートフォン、タブレット端末での操作も可能だ。場所を選ばずどこからでも捺印可能なので、BCP対策にも有効となるだろう。

また、印鑑データはシヤチハタで管理するので、自社での管理は不要。専用のサイトにログインし、ID/Passwordを入力すればすぐに、印鑑が使えるようになるという、まさに“印鑑をクラウド化”したようなシンプルな製品だ。更に、「同一性検証機能」により原本の改ざん有無確認が可能なことから、社内の決裁以外にも対外的な書類（契約書）等の本契約にも活用できる点にも注目。印紙税の削減にもつながるだろう。