仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」


NEC

Keyレポ

  • 基本情報
  • 仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」の特長
  • 仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」の導入事例
  • 仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」のスペック

仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」

掲載日:2013/02/20

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
◎仮想デスクトップに興味があるが、どう選べばよいのか分からない企業
◎自社に合わせた環境のコンサル、提案から任せたい企業
製品形態 ソリューション・その他
サービス
概要
中小規模から大規模まで対応できる仮想PC型シンクライアントシステム。物理サーバから仮想PCまで一元管理が可能で、豊富なノウハウを元に要望に合わせた環境を提案する。
価格情報 お問い合わせ下さい。
サポート
エリア
全国


仮想デスクトップ流行中!情報の波に飲み込まれる前に…


 『仮想デスクトップ』が流行っている。大流行と言ってもいいだろう。

 この大流行の影響もあり、低コストで簡単に導入できるモノから、大規模なシステムを構築するモノまで様々な情報や製品が溢れている。一体何を選べばいいのか、コストだけを優先していいのか、そもそも自社の目的は何なのか、よく分からないままに情報の波を漂流している方も多いのではないだろうか?セキュリティ、運用管理、業務効率、拡張性など…目的や自社環境を踏まえて導入しなければ、後悔することになりかねない。

 そこで今回はこの流行への“注意報”として、仮想デスクトップ導入や製品及びベンダ選定の基礎を解説する。本記事が、流行に惑わされずに自社に合ったシステムを導入するための指南書としてお役に立てば幸いだ。



シンクライアントは古い技術?仮想デスクトップと何が違うのか?


 最近ではすっかり仮想デスクトップの影に隠れている「シンクライアント」だが、単に“古い技術”というワケではない。そもそもシンクライアントとは端末側にデータやアプリケーションを置かずに、サーバ側で処理を行う仕組みのこと。その方式の1つとして、サーバ上で仮想PCを構成する仮想デスクトップがあり、アプリケーションの互換性が高く、利用者ごとの細かく設定できることなどから注目を集めているのだ。

 しかし、「仮想デスクトップ」という言葉ばかりが先行し、中にはシンクライアントとは言えないような“便乗”製品やサービスもある。まさに玉石混交といった状況だ。「せっかく導入したものの、いざ拡張しようとしたら改めて導入し直すしかなかった」という事態を避けるためにも、しっかり見極めたい。



特長


導入指南 1

本気で導入するなら、本気のシンクライアントシステムを!


 前コラムでも述べたが、仮想デスクトップを全社で展開するなど本格的な導入を検討しているならば、目先の価格や手軽さだけを優先するのではなく、本格的な“シンクライアント”として使えるシステムを構築しておきたい。そのためにも、サービスや製品の柔軟性や拡張性はもちろん、豊富なノウハウを持つ企業に任せるのが1つの解と言えるだろう。

 そこでオススメしたいのが、NECの仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」(以下、VPCC)。2005年から業界に先駆けてシンクライアントに取り組んできたNECが、そのノウハウを注ぎ込み自社開発したシステムである。大規模システムの導入実績も数多くあり、サイジングのノウハウなども豊富。全体を考えて環境に合わせた最適な提案ができる。もちろん小規模から導入して拡張していくことも可能で、狭帯域に適したCitrix XenDesktopと組み合わせた構成にも対応している。





導入指南 2

部分最適化のカタマリでは、管理負荷は軽減されない


 仮想デスクトップ導入の目的として運用負荷軽減を挙げる企業は多い。しかしPCを仮想化するということは、新たに仮想化基盤が追加されるということ。実は、管理は複雑になって当然なのだ。物理サーバと仮想PCをバラバラに管理することになるため、例えばディスクが故障しても、どの仮想PCに影響があるのかすぐには分からない。サーバはこのメーカー、仮想化基盤はこちらの製品がいい…とそれぞれ最適なモノを選んだつもりでも、全体を見ると最適化とは程遠い状態になってしまうことも。

 VPCCでは、SigmaSystemCenterという運用管理ソフトと仮想化基盤ソフトウェアを組み合わせてシステムを構築し、物理サーバから仮想PCまで1つの画面ですべて管理できる。ハードウェア障害の予兆を検知し、ライブマイグレーションにより仮想PCを健全なサーバへ移動させることも可能。全体最適化を考慮した構成を実現する。





導入指南 3

クライアント端末は既存のPCを使いまわせばいい…は誤解!


 最近のトレンドとして、既存のPCをクライアント端末として利用するケースが多く見られるが、本当にそれでよいのかもよく検討すべきだ。そもそも仮想デスクトップ導入の目的としてセキュリティ強化が挙げられているはず。しかし、HDDを装備するPCではユーザがアプリケーションをインストールすることも可能であり、セキュリティ対策の抜け穴になりかねない。対策を徹底するならば、やはりディスクレスの専用端末を選ぶべきだ。

 NECは独自のシンクライアント端末も提供しており、ハードウェアもトータルに提供できる。中でもNECのサーバ、Express5800シリーズはPCサーバシェア16年連続No.1(※)を獲得。日本の市場に合わせて製品の改良を続けており、省電力・エコ、静音性などをはじめユーザから高く評価されている。

※1996〜2011暦年国内x86サーバ(出荷台数、出荷金額)  IDC, Worldwide Quarterly Server Tracker, 2012Q3



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導入事例


小規模でも…

2教室、PC90台の仮想化で、管理負荷削減に大きな効果




 「仮想デスクトップはある程度以上の規模がないと効果が出ないのでは?」と感じる方もいると思うが、比較的小規模な環境でも大きな効果を生んでいる。その例として、南九州短期大学での事例を紹介しよう。

 同大学ではIT教育を行うにあたり2教室90台のクライアントPCを利用していたが、IT教育を行う教授が1人で運用管理を担当。メンテナンスが大きな負荷となっていた。PC老朽化にともなう切り替えを機に、VPCCによるシンクライアント化を決定。授業開始時など生徒が一斉に端末を起動し、仮想OSへのアクセスが集中してもレスポンスの悪化は見られず、期待通りの結果を得られた。ソフトウェアのアップデート作業なども、これまで90回やらなければならなかったが1回で終わるようになり、その効果は明らか。今後、授業用PCだけでなく、事務局のPCへの拡張も検討しているという。


大規模でも…

仮想PC+タブレット端末で、新たなワークスタイルを確立




 大規模システムの導入実績も豊富にあるNECだが、そのモデルケースとなっているのが自社での導入だ。

 情報漏洩対策、TCO削減を目的に、2006年度よりVPCCによるシンクライアント化を推進し、現在では1万3500台の仮想PC型シンクライアント環境を運用している。ヘルプデスクを除けば運用担当はわずか3名。運用負荷とともにTCO削減にもつながっている。

 更に、スマートデバイスの普及にともない、2012年10月よりVPCCとタブレット端末の連携を進めている。まずは営業部門約200名にタブレットの自社製品『LifeTouch L』とモバイルWi-Fiルータを配布し、活用を開始。持ち運びやすさと起動時間の速さに対する満足度が非常に高く、営業効率向上に効果が大きな効果が見られたという。

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自社にあったソリューションを導入する頼もしいパートナー


 仮想デスクトップを導入すると、日々の業務を丸ごと仮想環境に預けることになる。つまり、トラブルが起きると全業務が停止してしまう。当然、いざとなってから「対応できません」では済まされず、保守・サポート体制の重要度が高くなる。社内に運用管理者がいない企業ではやはり不安が大きいのだが、その点でもNECは安心。全国約400拠点からエンジニアがサポートし、連絡を受けてから原則2時間で駆けつけることを目標として掲げているというから、頼もしい限りである。

 また、NECのシンクライアントソリューションは仮想PC型に限らない。コストを抑えたい企業向けのサーバベース型、学校や教育機関などに適したネットブート型などトータルに展開しており、貴社に最適な環境を提案してもらえる。慌てて流行に乗ってしまう前に、まずは資料をダウンロードしてチェックしておこう。



スペック

製品名(サービス名) VirtualPCCenter
サービス提供会社 NEC
サービスメニュー(提供可能な製品群) 詳しくは製品サイトでご確認下さい
動作環境 -
オプションサービス -
その他特記事項 -
製品サイトURL:http://www.nec.co.jp/pfsoft/vpcc_sw/index.html


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部署名:プラットフォーム販売本部
住所:〒108-8424 東京都港区芝5-33-8 第一田町ビル
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