データセンターソリューション（Ryobi-IDC)

事業継続性を高めるために、自社とは離れたエリアのデータセンター活用を検討している企業が増えている。

【遠隔地のデータセンターを利用したい企業のニーズ】
●現在、自社でデータセンターを設置しているが、遠隔地にバックアップしておきたい
●現在利用しているホスティング、ハウジングとは異なる、遠隔地のデータセンターにバックアップをしておきたい
●災害による被害を受けにくいエリアのデータセンターに移行したい

こうしたニーズを持つ企業にとって注目すべきデータセンターが2013年春、岡山にオープンする。既にプレオーダーも開始されている両備システムズの「おかやまクラウドセンター」が注目される5つの理由を紹介していこう。

データセンター選定の際には、電力供給の体制に注目する企業も多いだろう。「おかやまクラウドセンター」が位置する中国地方では原発による電力供給が全体の10％未満※3であり、岡山県には原発自体も存在しないため、仮に原発の停止が起こっても、電力供給に与える影響は全国的に見ても少ない。

また、災害時の対応として、連続運転72時間を可能とする自家発電設備や、冗長構成の受電設備の保有による電力供給も行うこととなっている。

※3　中国電力株式会社 平成24年度 電力供給計画の概要

「おかやまクラウドセンター」は最新設備を備えていることも、企業にとっては安心できるポイントだ。

●地震に強い免震システムなどを採用
地震時に加速度を減退させるハイブリッド免震システム（下図）など、地震時にも継続運用できる構造を採用。最大震度7を記録した最大加速度2700ガルの東日本大震災クラスの地震が直下で起きたと想定しても、サーバ室の最大応答加速度を250ガル以下に低減する。

●安心のセキュリティ
入口からサーバ室まで、幾重もの物理的な区画を設定しており、監視カメラ、フラッパーゲート、生体認証、ICカード等のセキュリティシステムを完備している。

●省エネ・環境への配慮
空調は外気を最大限に利用する空調システムを採用。免震ピット（クールピット）を経由した冷涼な外気を利用することにより、省エネ対策となり、環境への配慮も行っている。

「おかやまクラウドセンター」は、各種の冗長構成によりデータ保全が行われていることはもちろんであるが、単独でのデータ保全だけでなく協業する他の事業者のデータセンターとの間で、データをバックアップしていることも注目される。

異なるエリアのデータセンター間でのバックアップにより、更なる事業継続性アップが実現できる。