メールによるインターネットFAX送受信サービス【InterFAX】

　InterFAXは、S/MIME（電子メールの暗号化と電子署名に関する国際規格でデファクトスタンダード）に準拠し、万全なセキュリティを確保。電子署名や暗号化送信により不正利用への対策やコンテンツを保護し、また機密情報も安心してメールで受信できる。更には、WebAPI（SOAP：Simple Object Access Protocol）で、柔軟かつ効率的なアプリケーション開発環境を提供する。開発言語を問わず、柔軟にFAX送受信アプリケーションの開発ができる。

　InterFAXは、送信サービス、受信サービスと、企業の業務内容やニーズによって選択が可能。より少ないコストで運用できることも大きな特長となっている。

　FAX マシン/サーバはもとよりFAX用回線も不要なInterFAX送信サービス。導入及びランニングのコストを大幅に削減できる。送信方法はカンタン。03-1234-5678@fax.tcといった相手先のFAX番号を含んだメールアドレスにメールを送れば相手にはFAXとして届く。メール本文はもちろん、Word、Excel、PowerPoint、PDF、HTML、テキストファイルやイメージファイル（TIF/JPG/GIF/PNG/EPS）も添付して送付でき、ファイル内容がそのままFAXとして受け取れる仕組みだ。

　ドゥイット社から専用FAX番号（03-XXXX-XXXXの番号）を提供、その番号で受信するFAXをTIFFまたはPDFのイメージデータとして指定のメールアドレスへ送信するのがInterFAX受信サービス。複数ページのFAXでもタイムラグはほとんどなしで1個のファイルとして受信できる。また、送信先アドレスは最大20個まで登録でき関係者に一斉配信することも可能。このほか、OCRシステムと連携することで、定型フォームのFAX受信からデータベース化までを自動で行え、業務効率の改善にも効果を発揮する。

●製造業購買部門のケース（送信サービス）

【導入前の課題】
　毎日500〜1000通の見積り依頼書を送付。見積書受領後、ほぼ同数の注文書をFAXサーバ経由で送信していた。また近々、FAXサーバのリプレース時期のため、数百万円のサーバ購入費用と、年間の保守費用を予算計上する予定であった。

⇒完全クラウド型のインターネットFAXサービスで、送信側はメールを送るだけのInterFAX送信サービスを導入

【導入後の効果】
　月額基本料は1050円、FAX送信1ページにつき23.1円（ともに税込）の従量制のため無駄がなく、FAXサーバの使用に比べて大幅なコスト削減に成功した。Webでのアカウント管理も充実、Office系ファイルやHTMLも送信でき、しかも、メールの電子署名や暗号化にも標準対応で、なりすましや情報漏洩のセキュリティ対策が向上。更には、サーバはデータセンタですべて管理しているので地震や停電時などの事業継続対策の効果も得られた。

●通販業営業部門のケース（受信サービス）

【導入前の課題】
　毎日、顧客から注文をFAXで受信し、紙上の注文情報を手作業でパソコンへ入力していた。繁忙期は注文件数が数倍になるため、FAX機を大量に配備、同数のFAX回線も必要。しかも、手入力のため間違いも多く、確認や修正に別作業が発生していた。

⇒InterFAX受信サービスに切り替え、FAX情報をOCRでテキスト情報とし、自動データベース化することに成功

【導入後の効果】
　今までの10台のFAX機・10回線は不要となり、更に入力していた人材も他の部署へ配置換えできるほど受注業務が飛躍的に向上。一方で、注文書を定型化することで、OCRの精度が高くなり確認業務も減少した。入力ミスも減り、コスト面ばかりでなく信頼性も増す結果となった。