「ROI 100％保証」付き 情報共有システム開発・リンコムネクスト

　情報共有システム開発において、一般的に必ずしも成功と言えないケースが多いことは上記で説明した通りである。では目標をきちんと達成させるためにはどうしたらよいのか…。実際の開発はもちろん、要件定義やROIの算出など地道な努力を積み重ねることが重要になる。そのことでシステムを効果的に活用できるようになり、目標を実現できる可能性は高まるはず。更に思うような結果が得られなかった場合は投資を回収できる、それが「ROI 100％保証」付き 情報共有システム開発だ。
　
以下では「ROI 100％保証」付き 情報共有システム開発の保証のプロセス概要をまとめてみた。

評価と補償について…
●評価
まずは、提案フェーズで決定した評価方法とスケジュールに従って評価を行う。評価のためのデータ収集、及び評価はユーザが実施し、リンコムがサポートする。
※成功要件に対する施策（教育やユーザトレーニングなど）が適切に実施されていることが前提。

●対策及びレポート
評価結果を題材に、導入後の対策を立案。レポート形式については状況を考慮の上ユーザと相談して対応する。例えば、効果が既に明白な場合は議事録を報告書とするなど、状況に応じた対応を予定。

●補償方法
ROI算出で行った純利益を再計算。保証期間を経過してもリターンが100％に満たない場合、ユーザの依頼に応じて払い戻しが行われる。
100（％）＞実測した純利益 / 投資額（％）となる場合
補償額＝投資額−実測した純利益

　リンコムネクストは情報共有ポータルシステムであり、スケジューラ、施設予約、掲示板など15個のグルー プウェア機能やワークフローやSFAといったアプリケーションから選択して導入可能。既にグループウェアを導入済みの企業でも利用したいアプリケーションだけを選定できる。その最大の特長はプラットフォームを利用したアプリケーションのカスタマイズと開発性。リンコムネクストではソースコードやプログラム仕様を公開（有償）しており、独自のビジネススタイルに合わせカスタマイズを行ったり、新たに独自の機能（ネクストアプリケーション）を追加開発することが可能なのだ。
　
　つまり、リンコムネクスト自体のアプリケーションのカスタマイズや、リンコムネクスト上で動作するオリジナルの業務アプリケーションの開発が驚くほどカンタンであり、ビジネスのあらゆるニーズに柔軟に対応できる。

　リンコムネクストはパッケージとして導入することもクラウド的に利用することも可能。リンコムネクスト・プラットフォームを利用してクラウド的にアプリケーションを利用する、それが「LNSaaS」だ。使用状況やニーズに合わせ利用形態を選択することができるのは大きなメリットになる。

　またリンコムネクストは、社内グループウェア、企業ポータル、企業間ウェア、開発フレームワーク（ROI 100％保証付き）と4種類の使い方ができる。全社でグループウェアや企業ポータルを導入している企業にとっても、より「場」に特化した情報や知識の共有が可能なセカンドポータルとして活用することで、他社にはない武器になるだろう。

【現状】
ある製薬会社では、約1800名のMR向けのSFAをリンコムネクスト上のアプリケーションとして稼働させている。  

【それまでの課題】
MRは自分が担当する医師を訪問し、自社製品の情報提供を行っている。以前使用していたSFAでは、医師別に訪問記録を入力する必要があり、1日に何名もの医師を訪問した際には日報入力に多くの時間と手間がかかっていた。そのため、多額の費用をかけて作ったシステムであっても、ユーザは使い勝手の面で満足していなかった。

【改善策・効果】
自分の担当する医師を一覧表示させ、画面遷移することなく一度に日報入力が可能となるシステムを作成しようとプロジェクトが発足し、Flexを使用したSFAが完成。その結果、入力時間が大幅に短縮され、MR業務効率化に貢献することができた。

【現状】
電子精密機器製造メーカー（社員数約3000名）では、リンコムネクスト・プラットフォーム上に独自の在庫情報検索アプリケーションを構築した。  

【それまでの課題】
出荷したい製品の在庫がない場合、代替製品を素早く探し出したいというニーズがあった。しかし、検索したい部品が1度で見つからない場合、何度か検索を繰り返すことになる。この時、画面が何度も切り替わってしまい大きなストレスに…。 

【改善策・効果】
それを回避するために、検索結果の一覧と詳細情報を1つの画面上に表示して、画面を切り替えることなく詳細情報を確認できるRIAアプリを独自開発。SAPから出力した製品や部品の在庫データを営業社員が検索して参照できるシステムを完成させた。リンコムネクスト上に構築することで、特殊なクライアントを必要とせず、アクセス権機能を利用することで、新規構築でなくても細かい設定が可能となった。