音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-50R」


ヤマハ

Keyレポ

  • 基本情報
  • 音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-50R」の特長
  • 音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-50R」の導入事例
  • 音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-50R」のスペック

音声会議システム プロジェクトフォン「PJP-50R」

掲載日:2009/10/15

企業規模 企業規模問わず
オススメ
ユーザ
できるだけ早く遠隔会議システムを導入したい、支店にITに詳しい人がいない、主に社内拠点間の会議を行いたいユーザ。
製品形態 ハードウェア
製品概要 LAN回線さえあれば、口座開設や契約などの手続きを一切することなく、最大8拠点までの高音質な音声会議を実現。非常に簡単な遠隔会議システム。
価格情報 希望小売価格16万8000円(税込)
サポート
エリア
全国


■いま本当に必要なのは、誰でもすぐに使える会議システム


多くの企業では今、出張経費削減やパンデミック対策のために、会議システムの導入を進めているのは周知のとおりだ。テレビ会議やWeb会議など、様々な遠隔会議システムが検討のテーブルに乗せられ、その普及に拍車がかかっている。

しかし、会議システムの導入で常に問題になるのは、実際に使えるようになるまでにかなりの時間がかかることだ。比較的導入しやすいWeb会議の場合でも、各種の契約から機器の設定、そして使い方講習会の開催など、導入までには1〜2ヵ月はかかってしまう。

こうした中で、誰でもすぐに使える会議システムとして注目を集めているのが、ヤマハのPJP-50Rだ。その最大の魅力は、LAN回線さえあれば、明日からでもすぐに遠隔会議が実現できる即効性にある。PJP-50Rの特長と使い方を、詳しくご紹介しよう。



特長


特長1

誰でも、どこでも、すぐに使える高音質のIP音声会議システム


PJP-50Rは既存の企業内LANを利用すれば、通信料・通話料は無料で、IPアドレスを割り振るだけですぐに会議が始められる。口座の開設や契約などの面倒な手続きは一切不要。しかも事前講習が必要なテレビ会議・Web会議と違って、誰でも簡単にすぐに使えるのが最大の特長だ。

IP音声会議システムは、人間の声の周波数をほぼカバーする7kHzの行帯域で通信を行う。こればアナログ電話(3.4kHz)の約2倍。そのため声だけでも誰が話しているか分かり、臨場感ある会議が実現できる。

さらに、PJP-50Rに搭載されている適応型エコーキャンセラーは、使用されている環境を学習してエコーを処理するファルター係数を自動的に調整する。様々な環境下で簡単に使用できるため、空いている会議室やスペースで気軽に会議を始めることもできる。

※IP電話会議システムの使い方/活用提案の詳細は、こちら。




特長2

最大8拠点まで接続可能、かつ多地点接続費用も不要


PJP-50Rは、多地点接続装置(MCU)なしで、最大8拠点までの音声会議が可能だ。メッシュ接続時4拠点、カスケード接続時8拠点まで接続できる。専用回線使用料や多地点接続サービス料、高価な機材など、一切必要ない。

また、24拠点の同時接続・通話を可能にする音声会議専用SIPサーバ「PJP-MC24」を活用することで、10拠点以上の多地点接続もできる。Webプラウザから会議開催の招集・予約ができるため多地点接続を簡単に行える。またSIP機能により端末使用状況や使用実績も把握できるため、導入したPJP-50Rの利用状況を把握・分析することも可能だ。





特長3

極めて簡単な導入手順、回線チェックツールも無償提供


ユーザがPJP-50Rを導入する際の手順も、極めて簡単だ。まず、導入したい拠点のPCに、回線チェックツールをダウンロードする。これはユーザのネットワーク環境でPJP-50RによるIP通話が可能かどうかテストするためのPC用アプリケーション。以下の4点をテストすることができる。

 1)PJPで使用するポートの設定
 2)NAT、SIP-NATの設定
 3)パケットロス率
 4)PJP使用時の帯域

このテストが終われば、あとはPJP-50Rを各拠点に導入するだけだ。プロトコルがDHCPなら、Ethernetに接続するだけで即使用可能。DHCPでなければ、PJP-50Rにネットワーク情報を設定してEthernetに接続すれば良い。発信側は、通話先のIPアドレスを入力して発呼し、着信側は受話ボタンを押せば、遠隔会議が実現する。




特長4

Web会議を追加導入すれば、資料共有も簡単に実現


PJP-50RとWeb会議システムを組み合わせれば、遠隔地と資料を共有しながら高音質の音声会議が実現する。PJP-50Rの音声通話を、Web会議と別セッションで行うことにより、Web会議側のネットワークやPCの影響を受けない安定した通話が可能になるのだ。

Web会議で、映像・音声・資料共有まですべてを行うことは、初心者にはなかなか難しい。しかしPJP-50Rで音声会議を行い、Web会議で資料共有をするだけならば、比較的簡単だ。またPJP-50Rで音声会議を実現した後にWeb会議を導入すれば、その使い方を音声会議で講習することができるため、出張も必要ない。

さらにPJP-50Rには「AUDIO(IN/OUT)端子」も搭載されており、PCと接続してWeb会議のマイクスピーカーとして使用することもできる。PJP-50Rは、様々なシーンに対応できる拡張性も保持しているのだ。

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導入事例


導入事例1

東京・大阪・名古屋の3拠点をIP接続し、快適な音声会議を実現


●株式会社エヌオーイー社の活用事例

以前から電話会議システムを導入していた同社では、会話中に音声が途切れたり、同時会話ができないなどの「音声の不具合」に悩まされていた。また拠点間接続の設定に時間がかかるという課題もあった。

同社では様々なシステムを検討した。テレビ会議は使う場所が限定され、設定も煩雑で価格が高いと判断。またWeb会議は個人対個人の用途には有効だが、東名阪の3拠点の会議室に大人数が出席し、双方向の議論をしたいというニーズには不適合だった。

PJP-50R/PJP-100Hを選定したのは、クリアな音声で双方向の議論ができ、LANケーブルさえあればどこでもすぐに使える便利さを評価したから。またアドレス帳からすぐに接続設定できる容易さや、手頃な価格もポイントとなった。




導入事例2

Web会議/電子ホワイトボード/PJP-50Rで、最適な遠隔会議を実現


●株式会社リクルートマネジメントソリューションズ社の活用事例

同社ではPJP-50Rを、品川本社に3台、その他の7拠点に1台ずつ、計10台を導入している。自然な双方向の会話ができる会議システムとしての信頼性を高めるために、Web会議システムのIP回線とは別セッションでPJP-50RをIP接続しているのが特長だ。

またWeb会議システムの入力ツールとして、共有した各種資料に手書き入力も可能な電子ホワイトボードも導入した。同社はこれらを組み合わせることで、遠隔地でもその場にいるような活発な議論を実現できたと評価している。

さらに、外部パートナーや海外拠点との通話時にはアナログ電話接続用のLINE端子が使用でき、オーディオ入出力でPCとも接続可能であるなど、PJP-50Rの多彩な会議形態に対応できる拡張性と柔軟性にとんだ接続端子も選定のポイントとなった。




活用事例3

PJP-MC24+PJP-50R/PJP-100Hによる音声会議と、Web会議との連携


ヤマハの自社活用事例

ヤマハでは、PJP-MC24+PJP-50R/PJP-100Hによる音声会議を構築。さらに、Web会議による資料共有システムも構築することで、社内遠隔会議のインフラを整備した。

まずLotus NotesからPJP-100H/PJP-50Rの予約・招集を行える「会議予約」データベースを制作。PJP用SIPサーバである多拠点接続用オーディオミキサーPJP-MC24の会議開催管理機能を通じて、PJP-100H/PJP-50Rの予約・招集を行えるようにした。

また音声会議システムとは別個にWeb会議システムを構築し、遠隔拠点間での資料共有を実現。音声会議システムと資料共有システムを別システムにしたことで、PCのスペックやPC接続環境に左右されない安定した高音質の音声通話が可能となっている。


▲ヤマハの電話帳サーバ「RTV01」

▲ヤマハの電話帳サーバ「RTV01」
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■ヤマハの会議システムラインナップ


ヤマハでは、今回紹介したPJP-50R以外にも、用途に応じた会議システムを用意している。その特長は、以下のとおりだ。






スペック

製品名 PJP-50R
メーカー ヤマハ
寸法 283.4(幅)×297.5(奥行)×51.5(高さ)mm
質量 約1.4kg ( 電源アダプタ含まず )
電源 AC100V 50/60Hz
形状 など 音声会議機器
対応プロトコル SIP準拠、DHCP
LANインターフェース Ethernet(10/100BASE-TX)
通信回線 -
映像符号化方式 -
音声符号化方式 G.711拡張独自方式(fs=16kHz)
G.711(μ-Law)
G.726
映像インターフェース -
音声インターフェース アナログ電話モジュラーコネクタ、アナログ入出力各1系統 ( ミニジャック )
その他特記事項 適応型エコーキャンセラー
ノイズリダクション
多地点音声会議機能(メッシュ接続最大4地点、カスケード接続最大8地点)
ファームウェアリビジョンアップ機能(HTTP、TFTP)
製品サイトURL:http://www.yamaha.co.jp/projectphone/products/50r/index.html


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製品・サービスの取扱い企業


ヤマハ株式会社
部署名:サウンドネットワーク事業部
住所:静岡県浜松市中区中沢町10-1
TEL:053-460-3445
FAX:053-460-2829
URL:http://www.yamaha.co.jp/projectphone/

備考: 問い合わせ/メールは上記URLから「お問い合わせ」に進む。


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