IT資産トレースサービス


ヤマトシステム開発

Keyレポ

  • 基本情報
  • IT資産トレースサービスの特長
  • IT資産トレースサービスの導入事例
  • IT資産トレースサービスのスペック

IT資産トレースサービス

掲載日:2009/09/18

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
PCなどIT資産の現物管理を台帳と手作業に頼っており、現状不一致な管理データの問題や棚卸の手間に悩んでいる企業。
製品形態 ソリューション・その他
サービス
概要
バーコード管理と物流ノウハウを活用し、パッケージシステム、専門スタッフ、キッティングセンタなどを組み合わせて提供するIT資産管理のアウトソーシングサービス。
価格情報 IT資産トレースパッケージ 200万円〜
初期導入費用・ハンディターミナル1台を含む
※価格は税抜
サポート
エリア
全国


なぜ、ツールを導入しても資産管理担当者は楽にならないのか


■ツールによる資産管理
IT領域で資産管理というと、すぐ頭に浮かぶのは、社内の各PCのスペック情報やインストールされたOSとソフトウェアの情報といったインベントリを収集、管理する業務だ。この業務は、人に代わってツールが効率的に仕事をしてくれるようになってきている。

■ツールでも楽にならない
だが、IT機器の資産管理という業務には、ツールを導入しても担当者が楽にならない仕事もある。それは、IT機器を会社が保有する資産として個体管理し、資産価値を維持するという従来からの資産管理の仕事だ。

■人が行う資産管理
どんなIT機器がいつ導入され、どこで、何台、だれの管理下で稼働しているかを正確に把握、記録する必要がある。棚卸はもちろん、購入やリース導入の時点から廃棄、返却までのライフサイクルを通じての個体管理業務になる。人が対応しないとならない手間のかかる業務が多くあり、ツールの導入だけでは負荷が減らない業務といえる。



バーコードを利用するIT資産トレースサービス


■煩雑な資産管理業務
この人手で行う資産管理は企業にとって決しておろそかにできない業務だが、課題も多く現場の負担も大きい。まず、往々にしてIT機器の実数が把握されておらず、管理が煩雑、非効率になっていること。また、各部署に管理担当者がいて、統一された管理ルールや台帳がなかったりする。行方不明のPCがあったり、リース品が返却できないこともある。

■IT資産トレースサービスによる解決
こんな状況では棚卸もたいへんで、システム部門も人手が足りず、本来の業務に支障をきたすことになりかねない。
そこで今回紹介するのが、ヤマトシステム開発のIT資産トレースサービスだ。IT資産の個体管理を、ライフサイクルを通してワンストップサービスでサポートする。バーコードを利用するIT資産トレースシステムと運用業務のアウトソーシングサービスを組み合わせ、ツールではカバーできないIT資産管理を支援するソリューションである。






特長


IT資産管理

ライフサイクル管理のアウトソーシングサービス


IT資産トレースサービスは、PCを中心にIT機器の調達から廃棄・返却までのライフサイクルを通して、個体ごとの現状情報の管理と現物の管理を一元化して、ワンストップで提供できるアウトソーシングサービスである。

各機器に個体識別のバーコードを貼り、IT資産トレースシステム(パッケージ)で個体情報を一元管理するのがポイントだ。システムの運用はユーザで行うが、ヤマトシステム開発に任せることもできる。

また、運用ルールの作成、キッティング、ヘルプデスク、修理対応、棚卸業務から、予備機、遊休機の保管といったことまで、ライフサイクルの中で生じる様々な業務を、専門スタッフや設備のアウトソーシングサービスで支援していく。これらの支援は、同社とヤマトグループの全国の拠点網を活用して提供される。

なお、これらのサービスはユーザがニーズに合わせてメニューを選び、組み合わせて利用することができる。





バーコード

バーコードを利用した資産管理でらくらく棚卸


IT資産トレースシステムのバーコード管理には、宅急便の物流管理でのトレーシング技術とノウハウが活かされている。ハンディターミナルを使用する個体管理のため、社内ネットワークに接続されていない場所でも、設置場所が全国に分散していても、確実で精度の高い資産管理が可能になる。また、データ登録時や更新時の入力ミスを防ぐことができ、作業時間も短縮される。インベントリがどのように変わっても、容易に同一個体として認識できるという利点もある。

更に、ハンディターミナルでデータを持ち運べる利点もある。棚卸の作業時などに、あらかじめその部署の対象資産のデータをダウンロードしておけば、バーコードを読み取ると同時にその個体の登録データが呼び出され、現物との照合や更新の入力がその場でできる。 情シス担当はハンディターミナルを現場に貸し出すだけ、現場はバーコードを読み取るだけで即時棚卸が完了する。

既存のハンディターミナルがあればカスタマイズして、それを利用することも可能だし、持っていない拠点には作業時に貸し出せばいい。既存の管理システムとの連携も可能だ。





パッケージ

サービスのコアにある「IT資産トレースパッケージ」


IT資産トレースサービスの基盤となるのが、「IT資産トレースパッケージ」によるIT資産トレースシステムだ(上の図参照)。IT機器のライフサイクル内で発生する各イベントに対応したトレース管理を行い、合わせてその全履歴を記録、保存する。
システムのメニューとその機能は以下のとおり。

資産情報  資産番号等、各資産の固有の情報を表示
設置処理  資産の設置場所・管理者等の登録
撤去処理  資産の移動や撤去を実施
履歴情報  過去の時点での資産データを表示
棚卸処理  資産の棚卸を実施し、登録データとの差異を確認
契約情報  リース・レンタルの会社・契約期間等の情報を管理
申請情報  ユーザからの設置・移設・撤去・廃棄の申請を管理
故障情報  故障機の修理情報を管理

また、インベントリ情報との連携管理も可能だ。既存の資産管理ツールからインベントリ情報をCSVデータで取り込み、IT資産トレースパッケージから参照して利用することができる。





多機能センタ

キッティングセンタによる多様なサービス提供


本サービスでは専用のキッティングセンタを設置して、キッティングだけでなく以下のような多様なサービスを提供している。

メーカーや機種を問わないキッティングサービス
資産管理システムの運用受託
全国各地への短納期での機器配送・集荷
HDDのデータ消去・廃棄・リース返却、再出荷
予備機、余剰在庫の保管
ヘルプデスク設置・運用

意外とニーズが多いのが保管サービスだ。リースが残っているがスペックが合わなくなったPCなどを預け、社内のスペースを有効利用しようというユーザは多いようだ。

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導入事例


E社事例

少数スタッフで1万3000台のPCを資産管理


E社概要/流通業大手。全15部門でPC約1万3000台を保有。管理者は各部門に専任1名。

【導入前】
・PCが慢性的に在庫不足で、台帳と各部門から報告される実数が一致しない。
・管理コストも不透明だった。

【導入】
・本サービスを導入し、全社統一の管理フローを策定。
・本社に統合ヘルプデスクを設置。
・バーコードによるトレーシングを導入し、PCの調達、移設、使用者変更などはすべてヤマトシステム開発のE社内キッティングセンタ経由とした。

【効果】
・IT資産の一元管理を実現し、棚卸で全件が登録データと一致。
・15部門中14部門の管理者を削減。
・管理コストが見えるようになった。
・無駄なPC購入がなくなった。
・人件費、PC購入コストを含めて管理コストは年間約1億円(推定)の削減を実現。





M社事例

バーコードで正確な資産管理を実現、社内スペースも有効利用


M社概要/機械製造業。従業員数約1万7000人。

【導入前】
・各拠点で在庫PCを管理していたが、全社で何台のPCがあるのか不明だった。
・主要6拠点・11販売拠点の余剰PCは約1000台と推定された。

【導入】
・本サービスを導入し、ヤマトの物流倉庫に在庫を集約。
・PCの在庫情報の管理を本社へ一元化し、現物の管理はキッティングセンタに集約した。
・バーコードによる個体管理、入出庫管理を実施。

【効果】
・管理の一元化により、PC台数の正確な把握が可能になった。
・各拠点が在庫管理業務から解放された。
・余剰PCの有効活用で新規購入を抑制できた。
・社内の保管スペースの有効利用ができた。
・リース返却時も出荷指示のみで必要な作業がすべて完了。





H社事例

180店舗へのIT機器展開と資産管理を効率化


H社概要/外食チェーン。店舗数約180店。保有PC・サーバ:1150台、プリンタ・スキャナ:800台。

【導入前】
・店舗にIT機器を設置する作業費、配送費が高く、展開におけるコスト削減が求められた。
・日中の業務に影響しないリプレイス作業が必要。
・返却PCの保管・データ消去が課題。

【導入】
・本サービスを導入し、キッティングセンタでキッティング・発送・保険・データ消去を一括で実施。
・リプレイス作業を夜間に行う(ヤマトグループの運輸会社と連携)。
・個体管理、入出庫管理もキッティングセンタで代行。

【効果】
・配送・店舗への展開コストの削減。
・夜間のリプレイス作業により店舗業務への影響が最小化。
・リース返却、廃棄も出荷指示のみで完了。
・返却PCのデータ消去も含めた一括委託で、PCの管理負荷が大幅に減少。




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スペック

製品名(サービス名) IT資産トレースサービス
サービス提供会社 ヤマトシステム開発
サービスメニュー(提供可能な製品群) ・調達/キッティングサービス
・運搬/設置サービス
・保管サービス
・棚卸サービス
・データ消去/返却サービス
・資産管理運用サービス
・ヘルプデスクサービス
・IT資産トレースシステム
動作環境 【IT資産トレースシステム】
・サーバ
Microsoft Windows Server 2003 (SP1/SP2)
Microsoft SQL Server 2005 (SP1/SP2)
・クライアント
Microsoft Windows XP SP2 (Vista対応予定)
オプションサービス -
その他特記事項 調達から廃棄までIT資産管理におけるライフサイクルをトレーシングし、ヤマトグループのネットワークを用いてワンストップでサービスを提供します。
お客様のご要望に応じて、各サービスメニュー、システムの個別提供やカスタマイズにも対応いたします。
製品サイトURL:http://www.nekonet.co.jp/service/it/it_shisan_trace.html?xid=keyspecope


価格情報


IT資産トレースパッケージ 200万円〜
初期導入費用・ハンディターミナル1台を含む
※価格は税抜


補足説明
参考価格
・IT資産トレースパッケージ 200万円〜
 【初期導入費用・ハンディターミナル1台を含む】
 (サーバハードは別途)
・システム年間保守 20万円〜
・PCキッティング 3000円/台〜
・データ消去 3000円/台〜
※価格はすべて税抜

運用管理等詳細はお打ち合わせの上ご提示させていただきます。

サポートエリア


全国


補足説明

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製品・サービスの取扱い企業


ヤマトシステム開発株式会社
部署名:ITオペレーティングソリューションカンパニー システムマネジメントソリューショングループ
住所:〒141-0031 東京都品川区西五反田8-11-21 五反田TRビル6F
TEL:03-5759-8380
FAX:03-5759-8352
URL:http://www.nekonet.co.jp/service/it/it_shisan_trace.html


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