共連れ検出システム アキュランス(OV-101)


オプテックス

Keyレポ

  • 基本情報
  • 共連れ検出システム アキュランス(OV-101)の特長
  • 共連れ検出システム アキュランス(OV-101)の導入事例
  • 共連れ検出システム アキュランス(OV-101)のスペック

共連れ検出システム アキュランス(OV-101)

掲載日:2009/09/08

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
認証装置は設置済みだが、重要エリアへの物理的侵入が不安な企業やデータセンタ。万全な入退室管理が必須な工場や倉庫。
製品形態 ハードウェア
製品概要 通常の個人認証による施開錠システムでは不正侵入を見逃してしまいがちな、“共連れ/すれ違い侵入”を検出し、入室阻止や警告・記録を実現する入退室管理ソリューション。
価格情報 59万8000円(税別)
※機器構成:検出ユニット+制御ボックス/1セット
サポート
エリア
全国


貴社も見逃している!通常の入退室管理では防げない“侵入手段”


 訪問先の会社やマンションで、認証システムが設置されているにもかかわらず、たまたま先に出入りしている人がいて、そのまま一緒に入ってしまったことはないだろうか? 自分は正当な訪問者なのだから問題ないわけだが、悪意を持った第三者が同様の手段で、入館・入室する可能性も高いはずだ。これはいわば、入退室管理システムの“セキュリティホール”ともいえるかもしれない。

 これを防ぐ手段としては、駅の自動改札機と同様の仕組みで入室・入場を制限する「フラッパーゲート」、入口に小型の密室を設けて1人ずつしか入れないようにする「インターロック」などが存在するが、いずれも導入・運用コストが高くなりがちであり、更にレイアウト変更をともなうケースが多い。また、入退室管理システムのソフトウェアにIDカードごとの入退室の整合性を監視するアンチパスバック機能が実装されている場合もあるが、“侵入阻止”という観点では効果はやや低い。






利便性と厳密性を両立させるには“正確”な入退室管理手段が必須


 オプテックスの「アキュランス(OV-101)」は、こうした共連れ(もしくはすれ違い)による侵入を検出可能な入退室管理ソリューションだ。むやみに入室制限を厳格化するだけではなく、訪問者や従業員にストレスを感じさせないよう、“正確な入退室管理”を実現するための先進の技術や、利便性にも細かく配慮した仕様が盛り込まれている。

 また昨今では、プライバシーマーク制度(日本工業規格「JIS Q 15001個人情報保護マネジメントシステム」適合)、個人情報保護法、ISO/IEC 27001、内部統制(J-SOX法)など、コンプライアンスへの要請も高まっている。入退室管理において厳密な証跡管理を実施可能な「アキュランス(OV-101)」は、こうしたコンプライアンスへの適合やセキュリティ規格の取得にも貢献し、最適なセキュリティ対策を行える上、取引先企業に対する信頼性のアピールともなるだろう。



特長


高精度の検出

独自の共連れ検出アルゴリズムで複雑な人の動きを認識&追跡


 入退室管理ソリューション「アキュランス(OV-101)」は、独自の画像センシング技術により、人の形状を立体的に把握しつつ、複雑な人の動きを高速・高精度に認識。正常な操作を行うアクセス権限者と、認証を行わずに入室する非認証者を認識することで、「共連れ/すれ違いによる侵入」や「複数滞在」を知らせてくれる仕組みだ。独自の技術で、照明変動に強く(周囲照度2万ルクスまで対応)、床面材質の影響を受けにくいため、誤動作も少ない。更に、ドアキャンセル機能の搭載により、ドアの開閉による誤動作も解消している。





設置制約なし

後付設置が可能な上、通常は問題となるドアの向きにも阻害されず


 こうした高度な入退室管理システムでは、その構造上、設置面で制約を受けるケースも多いが、「アキュランス(OV-101)」は既設現場への後付設置が可能。検出ユニット設置時に検出エリアを調整し、2種類の検出ラインに対して条件づけを行うことで、各々の現場で最も有効な動作を提供できる。制御ボックス分離型なので、設置後の設定変更も容易だ。また、通常は画像認識の対象内にドアが存在すると検出を阻害してしまうが、前述のようにドアキャンセル機能を搭載している「アキュランス」では何ら問題なく、ドアのどちら側にも検出ユニットを設置できる。





幅広い拡張性

来客者の便宜を考えたエスコート機能など、様々な運用手段を提供


 基本システム構成は、検出ユニット(埋込タイプもしくは露出タイプ)と制御ボックス。更に、オプション機器(報知器、ドームカメラ、デジタルレコーダー)との連動で、威嚇・画像記録などのアプリケーション構築が可能となっている。従業員出入り口、オープンエリアとセキュリティエリアの境界、更にはサーバルームなどの最重要セキュリティエリアといった様々な個所に対して、セキュリティレベルに合わせた多様な運用を行える。訪問者の利便性を確保したいなら、テンキーの増設により、来客時に入室可能人数を入力する「エスコート機能」も利用可能だ。




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導入事例


導入事例1

情報通信系企業でオフィス自体のセキュリティを強化


 情報通信系のA社では、従業員出入り口の認証システムに「アキュランス(OV-101)」を導入。入室時に共連れが発生すると、執務室内の音声スピーカーから「共連れしないで下さい」というアナウンスが流れるようにして、注意喚起を図っている。同時に監視カメラで共連れ侵入の証拠映像を記録している。

導入効果
 第1段階として、社員へのセキュリティに対する意識付け、意識向上が果たされた。また、非認証者への威嚇効果、第三者への注意喚起が行えるようになった。証拠映像を記録することで、意識付けが更に促進される。


導入事例2

印刷会社で個人情報入力室のセキュリティを強化


 印刷業のB社では、個人情報入力室の認証システムに導入。センサ検出エリア内に2人以上が滞在すると、認証を拒否する仕組みを構築した。情報入力室は共用廊下に面しており、設置スペースに制約が生じるが、「アキュランス(OV-101)」では現場に応じて最適な検出エリアを設定可能なため、既存設備やレイアウトを変更することなく、1枚扉では最高といえるレベルのセキュリティを実現できた。

導入効果
 必ず1人ずつ入室しなければならないため、共連れ侵入前にリスクを軽減。セキュリティ強化はもちろんのこと、B社のセキュリティへの取り組みを顧客にアピールする役目も果たしており、結果として信頼獲得にもつながっている。


導入事例3

データセンタでサーバルームへの共連れ防止を実現


 C社のデータセンタでは、サーバルームのセキュリティ確保を目的として「アキュランス(OV-101)」を導入している。サーバルームの手前にある前室を検出エリアに設定して、複数滞在検出機能を利用。前室内では1人であることを通過条件とし、2人以上がエリアの中にいる場合には、物理的にロックをかけることで、共連れを確実に防止できるシステムを構築している。

導入効果
 顧客や企業の情報資産を担うサーバルームにおいて、通行者の履歴管理と確実な入退室管理を実現。セキュリティ確保はもちろん、外部への信頼獲得とアピールにつながっている。

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スペック

製品名 アキュランス OV-101
メーカー オプテックス
寸法 制御ボックス:227.2(幅)×164.4(高さ)×66.6(奥行)mm
検出ユニット(埋込):φ90mm(化粧枠φ120mm)
検出ユニット(露出):92(幅)×65(高さ)×44(奥行)mm
質量 制御ボックス:900g/本体のみ
検出ユニット(埋込):300g/本体のみ
検出ユニット(露出):270g/本体のみ
電源 DC12〜24V
筐体タイプ 制御ボックスと検出ユニット(露出/埋込選択)で1組
プロセッサ -
メモリ容量 -
内蔵ドライブ -
機能 【検出可能パターン】
共連れ侵入、すれ違い侵入、エリア内複数滞在(2人以上滞在検出)
【ドアキャンセル機能】
ドアの開き側にも検出ユニットを設置可能
【エスコート機能】
来客時に入室可能人数を入力
インターフェース ■入力端子:無電圧a/b接点
認証(入室)、開扉、施錠
■出力端子:フォトMOS 無電圧a/b接点DC30V 0.2A(抵抗負荷)
共連れ(2系統)、複数滞在、通過数、解錠要求、異常
映像出力:1Vp-p(モノクロ映像)
OS -
その他特記事項 【製品特長】
・設置制約が少ない(検出エリア調整が可能/既設現場への後付が可能/照明変動に強い。周囲照度2万ルクスまで対応/床面の影響を受けにくい)
【その他】
設置対象ドア:開き戸、自動ドア
検出ユニット取付高さ:2.4m〜4.0m
取付場所:屋内
PC接続(エリア設定時のみ必要):RS-232C D-Sub9Pin
※エスコート機能はオプションのテンキー(別売)が必要
製品サイトURL:http://www.optex.co.jp/as/p_ov_101/ov_101.html


価格情報


59万8000円(税別)
※機器構成:検出ユニット+制御ボックス/1セット


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