OSSミドルウェアサポート・サービス


富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ

Keyレポ

  • 基本情報
  • OSSミドルウェアサポート・サービスの特長
  • OSSミドルウェアサポート・サービスの導入事例
  • OSSミドルウェアサポート・サービスのスペック

OSSミドルウェアサポート・サービス

掲載日:2009/04/13

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
既に基幹システムやDBをOSSで構築しているが、今まで以上に迅速な障害対応を行うことで、安定運用を実現したい企業。
製品形態 ソリューション・その他
サービス
概要
サポート対象となるプラットフォームの広さと、利用企業の環境に合わせた柔軟なサポート体制で、システム構築から運用までを全面的に支援するOSSサポート・サービス。
価格情報 50万円〜(1OSSミドルウェア・年間)
※税抜価格
サポート
エリア
全国


より安定した運用でOSSを活用したい企業にオススメ!


オープンソースソフトウェア(以下、OSS)は、ベンダロックインが回避可能で、柔軟なシステム構築を行える点から、最近では積極的に自社の基幹システムやDB構築で、OSSを活用する企業が増えている。また、以前と比較して、パラメータ設定の方法など、OSS特有のスキルやノウハウを持ったエンジニアも自社に多く存在するようになった。しかし、障害の影響度に応じた迅速な対応や、正確な障害原因の究明などは、自社だけで解決するのは少し心もとない部分もある…。    

そこで、最適なのが、サポート対象となるプラットフォームの幅広さと、導入企業の環境に合わせた柔軟な対応で、システム構築時のOSS適用分析から運用までを支援する富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)のOSSミドルウェアサポート・サービス。自社のエンジニアでは、容易に解決できないトラブルが起きた際に活用するのにうってつけのサービスだ。



特長


特長1

度重なるVerUpにも対応!数年間はシステムのリプレース不要!


頻繁にVerUpを繰り返すOSS。SIerやベンダが提供するOSSサポートでは、サポート対象となるOSSのバージョンが固定されていて、開発されたばかりの最新バージョンのものはサポート対象外であるケースも少なくない。

OSSミドルウェアサポート・サービスでは、バージョンを固定せずにOSSのバージョンレベルに応じて柔軟なサポートを行っている。このことより、自社システムに導入しているOSSが頻繁にVerUpを繰り返しても、数年間はリプレースをする必要はないので、結果として長期に渡って使用できる。  

また、OSSのバージョンだけでなく、OSやハードウェアも特別な制限を設けずに、幅広くサポートしているところもOSSミドルウェアサポート・サービスの大きな特長と言える。




特長2

臨機応変に導入企業の環境に対応したサポート体制






特長1でも紹介したようにOSSミドルウェアサポート・サービスでは、様々なプラットフォームに対応しているため、導入企業の環境に応じて上の図のような3種類のサポートメニューを用意している。導入企業のシステム構築状況によっては、DBならSilver、基幹システムならGoldで個別対応とサポートメニューを柔軟に使い分けることが可能。また、導入形態にかかわらず、システム構築時のOSS適用分析から導入後の安定稼働までと、フェーズごとにも対応。

おかげで、製品の組み合わせや障害時の状況に応じて、柔軟なサポートを導入企業に提供できるため、自社にスキルを持ったエンジニアがいる企業はもちろんのこと、スキルのあるエンジニアがいない企業でも安心して本サービスを利用できる。


特長3

サーバ台数が増加してもサービス利用料金はそのまま




システムなくして業務が成立しない現在において、自社で抱えるサーバ台数が増加することはあっても減ることはない。自社システムにOSSを活用する際も、導入当初はスモールスタートで開始し、将来的に拡張していくことがほとんど。大抵のベンダやSIerが提供するOSSサポートでは、1サーバ当たりの課金制となっているため、システムを拡張すればするほど、運用費は増える一方…。  

しかし、OSSミドルウェアサポート・サービスでは、1システムで使用する1OSS当たりの料金体系となっているため、将来的に自社で保有するサーバ台数が増えても、サービス利用料金は変わらない。導入企業の環境に合わせて柔軟な対応を実施するだけでなく、運用コスト削減にも貢献するサービスと言える。


特長4

世界水準で品質保証された豊富なノウハウを導入企業に提供


OSSミドルウェアサポート・サービスでは、世界基準で品質保証されたOSSの認証ライブラリを提供するOpenLogic社と提携を結んでいる。SIerである富士通SSLとOpenLogic社の高い技術力によって、OSSサポートに関する豊富なノウハウを蓄積。そのため、次の事例で紹介するような、「障害原因の解明に長期間を要するもの」「緊急性の高い即日対応が必要とされるもの」「システム構築前のOSS適用分析」と、様々なケースの問い合わせに対応可能である。

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導入事例


長期サポート

半年に渡って基幹システムの検索障害を調査し、原因を解明


障害内容
既存サーバから別サーバへDB移行後にPostgreSQL7.4で統計情報のANALYZEを実行したところ、SQL文の検索性能が劣化。再度ANALYZEを実行し、一旦状況は改善されるが、再び検索性能は劣化…。A社で独自に調査した結果、2度目のANALYZE実行後に性能が劣化することが判明。

⇒OSSミドルウェアサポート・サービスへ質問
【質問1】
ANALYZE実行後にSQL文の性能が劣化する原因を知りたい。
【質問2】
【質問1】の対処方法を知りたい。

OSSミドルウェアサポート・サービスからの回答
【回答1】
SQL文の性能が劣化する原因は、ANALYZEコマンドの統計情報のうち、SQL文の実行計画を計算する際に使用する性能情報が更新されない実装障害であることを説明。

【回答2】
応急措置として、ANALYZEの代わりにVACUUM FULLかREINDEXを実行することを指示。最終的な解決策として、障害が修正されているPostgreSQL 8.x系へVerUpすることを提案。





緊急対応

カットオーバー直前の不測の事態にも即日対応


障害内容
Apache HTTP Serverを使用したサービス開始直前に、過去のエラーログと、同じ内容のログが出力される問題が発生。

⇒OSSミドルウェアサポート・サービスへ質問
【質問1】
エラーログが出力される原因を知りたい。
【質問2】
【質問1】の対処方法を知りたい。

OSSミドルウェアサポート・サービスからの回答
【回答1】
レポート上でエラーログの原因はバグではないこと。及び、解決のための修正パッチが提供されていることを連絡。

【回答2】
エラーログを回避する設定を設ける修正を行うパッチ適用により、解決することを説明。


OSS検討中

自社システムへのOSS適用分析を個別に対応


OSS導入前の状況
自社システムの構築にあたり、全社標準のミドルウェアとしてOSSを採用するかどうかを検討している段階。

⇒OSSミドルウェアサポート・サービスへ依頼
【依頼1】
OSSの機能比較調査を依頼。
【依頼2】
サポート期間、従来の環境で社内流通コードとして標準で使用していた文字コードを維持できるかなどのベンダのサポート内容を確認依頼。
【依頼3】
現状の標準ミドルウェア(商用製品)とOSSとの非互換調査を依頼。

OSSミドルウェアサポート・サービスの個別対応内容
【支援1】
同種のOSSを顧客企業のシステムの要件(システムの拡張性や連携など)に合うかの比較検討を実施。

【支援2】
顧客から要望のあったサポートベンダ選定時に確認すべき項目のヒアリング結果を連絡。

【支援3】
既存の商用DBMSとPostgreSQL機能的非互換調査や既存の商用ミドルウェアとOSSとの性能比較検証を実施し、その結果を顧客に提供。

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最後に


本稿にて、OSSミドルウェアサポート・サービスの魅力をご理解いただけただろうか? 本サービスを提供する富士通SSLは、富士通グループの一員として、ユーザ企業に対してハードウェアの提供、ソフトウェア開発、システム構築から運用までワンストップでユーザ企業に技術支援できる。既に自社システムにOSSを導入済みの企業はもちろんのこと、今後、OSSの活用を検討している企業に対しても、ハードとソフトの両方で手厚いサポートを提供することが可能。

OSSを活用した自社システムの運用面をこれまで以上に強化したい企業、これからOSSの活用を検討している企業は、是非下記アンケートよりお問い合わせいただきたい。






スペック

製品名(サービス名) OSSミドルウェアサポート・サービス
サービス提供会社 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
サービスメニュー(提供可能な製品群) ●Bronze:使用方法のサポートに特化
●Silver:障害原因調査、セキュリティ情報もご提供
●Gold:お客様のご要望にあわせてサービス内容を設定
動作環境 対応OS:Linux(Red Hat、SUSE)、Windows、Solaris
オプションサービス -
その他特記事項 -
製品サイトURL:http://www.ssl.fujitsu.com/products/oss/msupport/


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製品・サービスの取扱い企業


株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
部署名:マーケティング本部 ソリューション推進部
住所:〒211-0063 川崎市中原区小杉町1-403 武蔵小杉タワープレイス
TEL:044-739-1251
e-mail:ssl-info@cs.jp.fujitsu.com
URL:http://www.ssl.fujitsu.com/


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