SolidWorks


ソリッドワークス・ジャパン

Keyレポ

  • 基本情報
  • SolidWorksの特長
  • SolidWorksの導入事例
  • SolidWorksのスペック

SolidWorks

掲載日:2008/12/26 更新日:2009/02/25

企業規模 企業規模問わず
オススメ
ユーザ
図面や2次元CADの資産や設計ノウハウを生かしつつ、円滑に3次元CADへ移行することで、製品設計や検証の作業を効率化したい企業。
製品形態 ソフトウェア
製品概要 直感的な操作と高いパフォーマンスでスムーズな設計作業が可能な上、解析や情報共有を支援する機能も備え、製品開発プロセス全体の生産性向上が可能な統合3次元設計環境。
価格情報 SolidWorks Standard:98万5000円〜(税別)
サポート
エリア
全国


設計現場における2Dから3Dへの移行は“切替”ではなく、“進化”


 設計のプロセスには、いまだ図面でのやりとりも不可欠である。それに結局のところ、最終的な出力形態は図面なのだから、手書き、あるいは2次元CADで十分という意識を持たれている人もいるかもしれない。しかし、3次元CADへ移行する企業は年々増えており、具体的かつ様々な導入効果を実現している。
 図面を読む能力のない関係者にも完成形をイメージしやすいビジュアルの提供、2D図面ベースでは困難な構造や形状の実現、組み立て・動作シミュレーションや検証などなど……。3次元設計環境「SolidWorks」は、そうした3次元製品ならではの利点の数々を低コストで提供しつつ、豊富な支援機能と高度な互換性により、2次元CADから3次元CADへの移行をスムーズに実現してくれる。



特長


作業効率UP

ユーザが“設計”に集中できるよう、操作性と応答性を常に追求


 「SolidWorks」の開発元であるソリッドワークスでは、常に設計作業に携わる世界中のエンジニアの声に耳を傾けており、しっかりと製品開発へと生かしている。注目したいのは、日本の利用者からの声を特に重視しているという点だ。日本から寄せられるきめ細かな要望に応えることで、世界中の全ユーザの満足度の向上につながっている。
 例えば、最新の2009版ではCADユーザがパフォーマンス(処理速度)を最も重視しているという調査結果を反映し、従来バージョンと比較して(実作業ベースにおいて)最大65%もの作業時間短縮を実現。大規模なアセンブリや複雑なモデリングにおいても、無駄な待ち時間が生じることなく、実にスムーズな作業が可能となっている。
 また、「SolidWorks」がもともと備えている、直感的な設計が可能なインターフェース、スマート合致機能やアセンブリ作業の自動化、熟練したCAD操作テクニックを即座に利用できるインテリジェント機能「SWIFT」なども作業時間の短縮に貢献。設計者はCADのオペレーションに無駄な時間を費やすことなく、設計のコア(本質的)な部分にフォーカスできるというわけだ。





効果的な共有

様々なデータ資産を活用可能。更に、社内外での共同作業も円滑に


 3次元への移行のメリットは明確なものの、「2次元環境も不可欠」という声にも応えてくれる。「SolidWorks」は2次元との高い親和性を確保しており、移行ツールを利用することで既存の2次元図面からの3次元モデル構築も容易。DWGやDXFを含む、豊富な2D/3Dファイルフォーマットへも対応ずみだ。
 また、「SolidWorks」は設計作業だけではなく、設計プロセス全体の効率化を支援してくれる。2次元図面/3次元モデル融合型ビューワー「SolidWorks eDrawings Professional」を介して、製品に携わるあらゆる人々との生産的なコミュニケーションが可能だ。この「SolidWorks eDrawings Professional」は、マークアップ(注記挿入)や測定、ダイナミック断面表示などにも対応。より高度で実用的なコミュニケーション手段が提供されている。





統合設計環境

構造解析も標準搭載。SolidWorks Premiumは高度な検証にも対応


 「SolidWorks」では、同じ設計画面上から直接、簡単に操作できる構造解析ツール「SolidWorks SimulationXpress」(部品の簡易静解析)を、Professional版のみならず、Standard版にも標準搭載している。このツールを用いることで、実際の環境下における各部品の性能を把握することができる上、ウィザードに従って材質や応力条件を設定するだけで、設計精度を高めることが可能だ、
 更にPremium版では「SolidWorks Simulation」(線形静解析)、「SolidWorks Motion」(モーションシミュレーション)といった設計検証機能も装備。また、同社ではより高度な設計検証(CAE)ツール「SolidWorks Simulation Premium」など、多数の周辺製品を提供しており、これらを追加することで設計図面段階で最適な設計を実現可能。3Dモデリングから高度な解析までが1つのGUIに完全統合された環境を構築できる。




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導入事例


3次元へ1本化

設計期間の30〜40%短縮と高付加価値金型開発に成功


 自動車部品の樹脂金型設計を手がける三和金型(愛知県西尾市)では、2007年に「SolidWorks」を導入し、設計の3次元化に踏み切った。従来の2次元設計体制では、効率が悪く、ミスが起きる危険も大きかったからだ。客先からの3次元データ受け取りに始まり、概念設計・組み図作成・分割・詳細設計・出図、そして製造工程でのCAMデータ生成に至るまで、2次元データと3次元データを何回も行き来させる必要があったという。
 現在では、客先とのやりとりから、設計、製造に至る全工程を、「3次元データが正」という環境で一貫。設計品質が向上するとともに、ミスや間違いもなくなり、製造工程に入ってからの手戻りを激減させることに成功した。

同社設計課 「2次元と3次元の間でデータを行き来させていると、そのたびに検図を繰り返すところで時間を取られていました。現在ではこの手間と日数が不要になり、SolidWorksのスケッチ機能を活用することで、構想設計のプロセスも大幅に時間短縮され、設計工程トータルで10日かかっていた作業が6〜7日に短縮できました」。





意図の伝達

3次元モデルを活用したデザインレビューでスムーズに意思疎通


 舶用大型ディーゼルエンジンのメーカーであるディーゼル ユナイテッドは、2004年から、ディーゼルエンジンの周囲に取り付ける配管と格子装置(エンジン付足場)の設計に「SolidWorks」を採用。全面3次元化により、エンジン組み立て段階での仕損(加工組み立て段階での損失)を10分の1に削減できたのだが、導入効果はこれだけにとどまらない。海外のライセンサとの間で、3次元モデルを活用したデザインレビューによって意思の疎通がスムーズになるなど、競争力強化においても大きな成果を上げられたという。

同社技術部 「eDrawingsを活用することで、基本設計段階と詳細設計段階でライセンサに対するデザインレビューを実施し、設計意図をライセンサへ伝えるとともに、様々な提案を行うことができるようになりました」。





最適設計

解析ツールとの組み合わせで、最適設計ができることが最大の魅力


 東芝ITコントロールシステムの東日本事業所 メカトロ装置第1担当グループは、2000年から「SolidWorks」の導入を開始。解析モデラとして3次元CADを導入したのが契機で、いまでは解析ツール「SolidWorks Simulation」シリーズとの組み合わせによる設計・検証を極めている。非破壊検査装置の設計に適用した際には、検査の対象物を載せるテーブル部分の質量を48%削減し、しかも強度は従来タイプと同レベルを維持するという最適設計などを実現した。

同社設計グループ 「2次元CADを使っていたら、質量を半分にすることなどは到底不可能でした。最適設計ができるのが、3次元CADの最大の魅力です。また、SolidWorksが搭載している2次元から3次元への変換サポート機能を活用すれば、2次元図面内の三面図を3次元空間内の6面体にどんどん貼り付けて立体形状を作れます。この機能があったからこそ、“オール東芝”の設計コンテストでも2年連続して(2002年、2003年)1位を獲得できたのです」。

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スペック

製品名 SolidWorks Standard/SolidWorks Professional/SolidWorks Premium
メーカー ソリッドワークス・ジャパン
クライアント側OS Windows XP(SP2以降)/Vista
クライアント側対応プロセッサ Intel(R)、もしくはAMDプロセッサ
クライアント側必要メモリ容量 512 MB以上(SolidWorks 2009 の場合は1GB以上)
※メモリ容量は、フィーチャーの数やその複雑さ、インポートデータの使用状況等により変動します。
クライアント側必要ディスク容量 3.8GB以上
クライアント側その他動作環境 Microsoft Excel 2002/2003/2007
Internet Explorer version 6.x/7.x
Adobe Acrobat(またはAdobe Reader)version 7.0.7以上を推奨
サーバ側OS -
サーバ側対応プロセッサ -
サーバ側必要メモリ容量 -
サーバ側必要ディスク容量 -
サーバ側その他動作環境 -
その他特記事項 -
製品サイトURL:http://www.solidworks.co.jp/pages/products/products.html


価格情報


SolidWorks Standard:98万5000円〜(税別)


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ソリッドワークス・ジャパン株式会社
住所:東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 第一鉄鋼ビル3F
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FAX:03-6270-8710
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