サーバロードバランサ AXシリーズ


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Keyレポ

  • 基本情報
  • サーバロードバランサ AXシリーズの特長
  • サーバロードバランサ AXシリーズの導入事例
  • サーバロードバランサ AXシリーズのスペック

サーバロードバランサ AXシリーズ

掲載日:2008/12/04

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
これまで以上にアプリケーションのパフォーマンス、そして信頼性を底上げしたい企業
製品形態 ハードウェア
製品概要 専用ハードウェアプラットフォームに独自OSを搭載し、ハイレベルのパフォーマンス、信頼性を実現する次世代サーバロードバランサ
価格情報 AX2000:448万7000円
AX1000:276万6000円
いずれも税別
サポート
エリア
全国


アプリケーションデリバリーへの厳しい要求に応える新機能を搭載


 ビジネスにおけるインターネットやWebベース・アプリケーションへの依存度は高まり続ける今、ビジネスアプリケーションのパフォーマンス、セキュリティ、可用性の向上は、企業の競争力を大きく左右する重要な要素である。
 今回ここで紹介する【AXシリーズ】は、そんなWebとデータ/音声/ビデオへの厳しい要求をハイレベルで満たす機能を備えた次世代サーバロードバランサだ。最大の特長は、L4コネクション、L7コネクション、SSLトランザクション、L4-7スループットといったさまざまなアプリケーション処理において、業界最高峰のパフォーマンスとスケーラビリティで実現する独自のテクノロジー。では、【AXシリーズ】のハイパフォーマンス/高機能/高信頼性/可用性、そして優れたコストパフォーマンスについて、簡単に解説しよう。



特長


ACOS

L4-7専用設計のハードと専用OSで最高水準のパフォーマンスを実現


 【AXシリーズ】は圧倒的なアプリケーション処理パフォーマンスを誇っている。このパフォーマンスを実現するのが、最先端のマルチコアCPU技術を活用したハードウェアに搭載されたマルチコアCPUの超並列処理を実現する独自OS「ACOSAdvanced Core Operating System)」だ。L2-3トラフィックやセキュリティなどの処理を専用ASICに割り振り、CPUはL4-7トラフィック処理に集中。L4-7トラフィック処理についても、個々のCPUを独立して動作させることで、性能を最大限に引き出す。
 こうした独自テクノロジーの採用により、トラフィックの種別問わず (L4、L7、IPv4、IPv6など)、機能を複合利用した際でも、常に高いパフォーマンスを維持。同価格帯の他社製品と比較し、圧倒的なL4/L7パフォーマンスを提供する。





高可用性

ハードウェアの冗長と柔軟な冗長構成で高可用性を実現


 【AXシリーズ】は全製品ラインナップにおいて、電源/ハードディスク/ファンの冗長化(ホットスワップ)に対応。ハードウェア障害によるサービス断を最大限回避し、キャリアグレードの可用性を実現している。
 また、冗長化構成において、【AXシリーズ】はセッションの同期、独自プロトコルによるmSec単位の切替を実現。高いサービスの継続性を提供する。

ホットスタンバイ構成
STPなどのL2冗長化プロトコルに依存しない信頼性の高い冗長化構成。2台の【AX】で構成し、アクティブとスタンバイは筐体ごとに設定。スタンバイ側はマネージメント・トラフィック(PING、Telnetなど)以外のL2/L3データ処理を行なわず、アクティブからセッションの同期を図る。

アクティブ-アクティブ構成
2台の【AX】で構成し、すべての【AX】がVIP処理を実行。VIPごとに、「どの【AX】がアクティブか」を設定。他の【AX】がそのVIPをバックアップする。





TCO削減

1台の【AX】を複数ユーザで利用することでTCO削減が可能に


 【AXシリーズ】は、1台に複数ユーザごとの独立した設定と管理が行えるロールベース管理機能を備えている。この機能を利用すれば、ユーザごとにACL、リアルサーバ、バーチャルサーバ、aRuleなどを細かく設定・管理できる。





GUI

日本語GUIとCLIインターフェイスで優れた操作性を提供


 【AXシリーズ】の操作は、日本語対応のGUIあるいは業界標準のCLI(コマンドライン・インターフェイス)で行なえる。ネットワーク技術者とサーバ技術者の双方に、高い操作性と運用の容易さを提供する。




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導入事例


導入事例 1

NTTぷららの映像配信サービス「ひかりTV」がAXシリーズを採用


 「ひかりTV」は、家庭のTV向けビデオ・オン・デマンドや多チャンネル放送などの各種映像コンテンツを配信するサービス。従来、NTTグループが提供していた3つのTV向け映像配信事業、「OCNシアター」「オンデマンドTV」「4th MEDIA」を統合。NTT東日本・NTT西日本の「Bフレッツ」、NGN商用サービス「フレッツ 光ネクスト」、NTT西日本の「フレッツ・光プレミアム」を通じ、提供されている。

 NTTグループのNGNにおける中核サービスの1つ「ひかりTV」。その重要な役割を担うサーバのロードバランサに採用された【AX10 Network AXシリーズ】。他社製品との比較検証を経て、採用されたポイントは…
●先進的なアーキテクチャ
IPv6でも安定したパフォーマンス
コストパフォーマンス

 NTTぷららからは、同社が今後のコア・ビジネスとしての成長を期待しているサービスに相応しい製品として採用したという評価も得ている。

▲ひかりTV ホームページはこちら ※イメージ画像

▲ひかりTV ホームページはこちら ※イメージ画像

導入事例 2

基幹システムにおけるSLB集約:某エンタープライズ企業のケース


 某エンタープライズ企業のシステム環境には、いくつもの業務システム、Webビジネスシステムが稼働。アプリケーションの高速化、ダウンタイムを限りなくゼロにするため、サーバロードバランサは必要不可欠な存在だった。しかし、構成や運用が複雑化・煩雑化しており、その簡素化と運用コストの削減をめざし、いくつかのサーバロードバランサを比較検討。その結果、【AXシリーズ】の導入が決定した。

選定時のシステム要件
HTTP/HTTPS/FTP/SMTPSなど、さまざまなアプリケーションに対応し、分散している複数システムを1つに統合(集約)できる高いパフォーマンス。ネットワーク構成が柔軟に組めること。

【AXシリーズ】の選定理由
●追加投資を必要とせず、さまざまな高機能が利用できる
●ハイパフォーマンス(複数の機能を利用する際も劣化が少ない)
●充実したL4-7機能
●ネットワーク機能(L2/L3機能)
●日本語GUIとCLIインターフェイス




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必要な機能を標準搭載したオールインワンパッケージ


 【AXシリーズ】は、ルーティング機能、IPv6、GSLB (Global Server Load Balancing)、SSLアクセラレーション機能、キャッシュ機能をはじめ、豊富な機能を標準搭載(※)。ライセンスなどの追加コストが発生しない、コストパフォーマンスに優れた次世代型のロードバランサだ。
 INTEROPのBest Show Awardにおいて、二期連続でグランプリを受賞(※)していることが、そのテクノロジーの先進性と信頼性の高さを証明している。

※AX1000を除く
※2007年:インフラ構築製品(ミドルレンジ)、2008年:キャリア/xIP向けネットワークインフラ構築製品部門において、それぞれグランプリを受賞
※2007年、ラスベガスで開催されたINTEROPにおいても、「アプリケーションネットワーク&パフォーマンス部門」で「Best of Interop Las Vegas 2007 Award」を受賞






中・大規模、ISP、キャリアに対応!スケーラブルなラインナップ


 【AXシリーズ】には、中規模から大規模エンタープライズ、ISP、キャリアなど、幅広い用途、要件に対応する6製品がラインナップされている。貴社の目的、ユーザ数、今後の事業計画などに照らし合わせ、『高機能・高信頼性の1台』を適切な価格で導入することができる。






スペック

製品名 AX2000、AX1000
メーカー A10ネットワークス
寸法 ●AX2000
432(幅) × 610(奥行) × 89(高さ)mm
●AX1000
439(幅) × 424(奥行) × 44(高さ)mm
質量 ●AX2000
17.0 kg
●AX1000
7.84 kg
電源 ●AX2000
最大消費電力:265W、AC入力電圧:100 - 240VAC
●AX1000
最大消費電力:158W、AC入力電圧:100−240VAC
筐体タイプ ●AX2000
ラックマウント(2U)
●AX1000
ラックマウント(1U)
対応レイヤー Layer 4〜7
プロセッサ -
メモリ容量 2 GB
コンパクトフラッシュ:1GB
内蔵HDD ●AX2000
160GB ×2 RAID1
●AX1000
160GB ×1
対応プロトコル RIP、OSPF
スループット ●AX2000
4 Gbps
●AX1000
2 Gbps
LANインターフェース ●AX2000
1000/100/10BASE-T ×8(1ポートは専用マネジメントポート)
1000Base-X(mini GBIC) ×2
●AX1000
1000/100/10BASE-T ×6
1000Base-X(mini GBIC) ×2
その他特記事項 ●AX2000
Layer 4処理能力: 11万コネクション/秒
Layer 7処理能力: 8万コネクション/秒
最大同時コネクション保持数: 400万コネクション
●AX1000
Layer 4処理能力: 8万コネクション/秒
Layer 7処理能力: 3万コネクション/秒
最大同時コネクション保持数: 100万コネクション

※AX2000は、冗長化電源・ハードウェアSSL搭載、冗長化ハードディスクはオプ
ション
製品サイトURL:http://www.bussan-networks.com/a10/products/axseries.html


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物産ネットワークス株式会社
部署名:営業部
住所:〒105-0001東京都港区虎ノ門1丁目22番12号SVAX TSビルディング2F
TEL:03-5157-7333
FAX:03-5157-7321
URL:http://www.bussan-networks.com/a10


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