WebNESTEE for 秘文


ユニチカ情報システム

Keyレポ

  • 基本情報
  • WebNESTEE for 秘文の特長
  • WebNESTEE for 秘文の導入事例
  • WebNESTEE for 秘文のスペック

WebNESTEE for 秘文

掲載日:2008/10/30

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
「秘文」を導入している企業で、紙ベースで行っている情報持ち出しの「許可申請〜承認」を電子化したいというユーザ。
製品形態 ソフトウェア
製品概要 WebNESTEEのワークフロー機能と「秘文」サーバを連携させ、情報一時持ち出しの許可申請〜承認、持ち出し許可、ログ管理をセキュアに自動化するワークフローシステム。
価格情報 使用許諾料:100アカウント 50万円(税別)〜
サポート
エリア
全国


秘文ユーザの悩み「紙ベースの持ち出し承認業務をどうするか?」


暗号化ツールとして圧倒的な導入実績を誇る「秘文」*。企業内のデータの持ち出しを制御することで、情報漏洩を防止し情報を安全に活用できる環境を提供できる。

ところが、どうしても情報の持ち出しが必要な場合には、紙文書で申請し、権限者の承認を得て、システム管理者による持ち出し制御の一時的解除、あるいはUSBキーの貸し出しをしてもらわなければならない。この手続きが煩雑だったり時間がかかるといった問題が、秘文ユーザの悩みになっている。また、紙ベースの承認業務では内部統制の監査に対応できないケースが出る心配もあった。

そのため、金融機関をはじめ厳格な内部統制が必要と考える企業では、この承認業務から持ち出しまでをスピーディに処理し、内部統制にも対応できる自動化ができないかという要望が強かった。

これを実現したのが、ユニチカ情報システムのWebNESTEE for 秘文である。

*「秘文」は日立ソフトウェアエンジニアリングの登録商標






特長


ワークフロー

承認ワークフローと秘文の情報持ち出し制御の統合






WebNESTEE for 秘文は、図のような流れの承認ワークフローを実現している。

(1)WebNESTEE for 秘文を使って情報持ち出しを申請
 ↓
(2)承認者にメール通知され、(3)申請が承認される
 ↓
(4)秘文AEサーバへ持ち出し許可のコマンド出力
   同時に、(5)申請者に承認をメール通知
 ↓
(6)秘文AEサーバがファイルを持ち出し許可状態にする
 ↓
(7)承認ログを秘文MEサーバへ出力
 ↓
(8)申請者がファイルにアクセスしてデータを持ち出し
 ↓
(9)クライアントPC上の秘文IFが持ち出しログを秘文MEサーバへ出力

最終の持ち出し承認と同時に、持ち出し許可のための秘文連携が自動的に動作し、申請から持ち出しまでの迅速な進行と統制を可能にする。


書式デザイン

使っている申請書そのままのデザインで電子化できる


WebNESTEE for 秘文は、用途を秘文持ち出し認証に限ったワークフローシステムだが、標準版WebNESTEEが持つ基本機能はそのまま備えている。書式デザイン機能もその1つで、GUIでデザイン自由度の高い申請書を作成できる。実際に使っている申請書をそのままの形で画面上に再現できるため、利用者も違和感のない使用ができる。また、申請書のサンプルも用意されていて、カスタマイズして使うことができる。

プルダウンメニュー、ラジオボタンなども使え、次の書き込み欄への誘導や、項目ごとの閲覧・入力制限の機能もあり、高機能な申請書を作成可能。更に、紙文書と同じように承認すると承認者ごとの認印が捺される機能も備えている。申請者はこの捺印で承認の進捗状況を知ることもできる(右図下欄)。

なお、申請書で持ち出し後のファイル閲覧可能時間または期間を決めておき、秘文側の機能でこれを設定して持ち出しを許可することができる。





経路設定

企業ごとの実情に即した柔軟な承認経路の設定が可能


承認のフロー設定も、実際に起こりうるケースに広く対応できる柔軟性が備わっている。

申請・承認機能としては、申請の取り下げ、再申請、代表承認、合議承認、差し戻しや、一度承認したものの取り戻しなどの機能が揃っている。
また、経路設定の元になる組織構造の忠実な登録が可能。承認者として特定の個人を定めない職掌による経路設定や、上位の人という概念での設定も可能で、これにより組織変更や人事異動による変更作業を削減することもできる。

登録組織の最上位に「会社」を置くことが可能で、親会社による承認などグループ会社間でのワークフローも設定できる。

申請、承認の機能も豊富に揃っている

+拡大 申請、承認の機能も豊富に揃っている

ログ管理

誰が持ち出し、誰が承認したか、ログを保存し監査にも対応可能


動作履歴の管理としては、WebNESTEE for 秘文が持つ承認ログと、秘文IFが持つ持ち出しログが秘文MEサーバで収集、統合される。これらはログ閲覧画面で詳細に見ることができ、誰がいつどのファイルを持ち出し、その承認は誰が行ったかを関連付けて確認できるため、監査に対応できるログとして保管できる。


オプション

ワークフローと連携するグループウェアを提供


WebNESTEEにはオプションとして、ワークフローと連携する「WebNESTEEグループウェアオプション」が用意されている。承認ワークフローと同じ内部統制フレーム(組織構造ツリー・書式デザイン・権限設定・操作環境)の上で稼働するため、一貫性のある統制を施すことができる。

このグループウェアは、各自がカスタマイズできるポータルと、スケジュール、メール、掲示板、文書管理の5つの機能を提供する。特に、ポータルとスケジュール機能の操作性の高さが売り物。スケジュール画面では、ドラッグ&ドロップ操作ですばやいスケジュール作成、調整ができる。

また、承認ワークフローで最終承認された文書を、グループウェアの掲示板に掲載したり、改ざん不可能なPDF化して保管するといった緊密な連携ができる。




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導入事例


導入事例 1

ある地域金融機関での持ち出し承認ワークフロー構築


【導入前の状況】
・以前より秘文を導入し、個人情報、顧客情報などの漏洩防止、改ざん防止対策を実施していた。
・印刷は「透かし印刷」が義務づけられているが、透かしなし印刷が必要となる際は上長の承認を得て印刷が許可されていた。

【課題】
・持ち出し許可の申請は紙文書で行うため、承認に手間がかかったり急な対応が難しいこともあり、手続きを効率化してほしいという声があった。
・内部統制の面からも、個々の印刷で適正な承認がなされたことの証明が難しいという問題があった。
・ワークフローシステム化が検討されたが、対応できるツールがなく開発も難しいという結果だった。

【WebNESTEEの導入】
・そうした折、WebNESTEE for 秘文の開発の情報がもたらされ、同社はさっそく導入を検討。
・検討の結果、十分な機能を備え、内部統制にも対応できると判断し、導入に踏み切った。




導入事例 2

あるIT企業ではソフトウェアパッケージの出荷管理に利用


【導入前の状況】
・大量な販売はないソフトウェアパッケージ製品群があり、注文に応じてその都度CD-ROMで提供していた。
・これらのソフトウェアはファイルサーバで保管され、営業担当者が、出荷先、枚数などを記入した出荷申請書で上長の承認を受けてダウンロードしCD-Rへの書き出しを行っていた。

【課題】
・各パッケージの出荷と承認を照合するのが難しく、いつ、誰が承認したか、出荷内容は申請通りかなどの確認が正確にできない問題があった。

【WebNESTEEの導入】

・WebNESTEE for 秘文と秘文を導入し、申請〜承認〜出荷をワークフローシステムで管理。
・承認された時しかCD-Rへの書き出しが行えなくなり、セキュリティが大幅に強化できた。
・承認と出荷のログを保管できるほか、承認済みの申請書をPDF化して保存することで、正確な照合が可能になった。
・あわせて、出荷がスピーディに行えるようになった。



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スペック

製品名 WebNESTEE for 秘文
メーカー ユニチカ情報システム
クライアント側OS -
クライアント側対応プロセッサ -
クライアント側必要メモリ容量 -
クライアント側必要ディスク容量 -
クライアント側その他動作環境 Internet Explorer 5.5 SP2 /6.0 / 7.0
解像度 XGA(1024 x 768) 以上 を推奨
サーバ側OS Windows Server 2003 (SP1) / 2003 R2
Windows 2000 Server (SP4)
Windows XP Professional (SP2)
Windows 2000 Professional (SP4)
サーバ側対応プロセッサ -
サーバ側必要メモリ容量 -
サーバ側必要ディスク容量 -
サーバ側その他動作環境 Microsoft Internet Information Services
Microsoft .NET Framework 2.0
Microsoft SQL Server 2005
その他特記事項 -
製品サイトURL:http://www.unitika-is.co.jp/solution/products/direct2/nest/b_2.shtml


価格情報


使用許諾料:100アカウント 50万円(税別)〜


補足説明
購入ライセンス数(使用許諾料(税別))
100アカウント(50万円)
200アカウント(95万円)
500アカウント(230万円)
1000アカウント(400万円)
1000アカウント以上(個別見積)

※保守基本サービス料:使用許諾料の15%(年額)
※WebNESTEE for 秘文のライセンスは、秘文持ち出し認証用途のみでご利用いただけるものとなります。これ以外の目的でご利用される場合は、標準版のWebNESTEEのライセンスをご購入いただく必要があります。

サポートエリア


全国


補足説明

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部署名:システムプロダクト営業部
住所:〒103-8321 東京都中央区日本橋室町3-4-4
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FAX:03-3246-7545
e-mail:noa@unitika.co.jp
URL:http://www.unitika-is.co.jp


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