FutureNet XR-540/C（サイトアンパイア搭載）

■強力なブリッジフィルタ機能
「FutureNet XR-540/C」をイーサネットインターフェースもしくはVLANのブリッジとして設定し、L2レベルのフィルタとして利用できる。同一LANの特定エリアをブリッジで分離し、ブリッジフィルタを設定することにより、LANのセキュリティをきめ細かく制御する。
また、入力、転送、出力ごとに64個ずつ、MACアドレスやIPv4、ARP、802.1Qのプロトコルレベルで詳細にフィルタ設定が行える。MACアドレスフィルタにより、LAN内に持ち込まれるPCの制限が可能。

■Web認証機能（ゲートウェイ認証機能）
LAN側ネットワークからWAN側ネットワークにアクセスするユーザに対し、ユーザID/パスワードで認証を実施。認証はWebブラウザで行うため、専用のクライアントソフトは不要。そのため、ルータ接続する端末を手軽に制限できる。また、RADIUSサーバ連携により、認証情報をRADIUSで一括管理も可能（RADIUSサーバはFutureNet RAシリーズを推奨）。

■検疫ネットワーク対応機能
検疫ネットワークへも対応し、企業ネットワークにPCを接続する際、OSのパッチ情報やウイルスパターンファイルのバージョン情報などを元に、ネットワークへの接続の可否を判断する。サーバ接続を認可/拒否したいPCのフィルタリングルールを動的に変更したり、あらかじめルータの各インターフェースに接続を許可するMACアドレスを登録し、未登録PCから来たパケットの中継を拒否するといった設定が可能。これにより、ウイルス感染をネットワーク内に広げることを防止できる。

■ファイアウォール機能
攻撃検出サービスで特定ルールに基づく攻撃検出と自動ブロックを実施する、アクティブファイアウォール機能に対応。攻撃検出によってアラートが発生した場合、以降は同一のIPアドレスからの通信を自動でブロックすることが可能。通信の自動ブロックは一定時間経過後に解除される。

「FutureNet XR-540/C」は、上記で紹介したセキュリティ機能に加え、ネットスター社製のURLフィルタリングサービス「サイトアンパイア」を組み込んでおり、 別途ライセンス契約すれば、接続端末からのWeb閲覧を制御できる。

これにより、フィッシングやワンクリックなどの詐欺サイト、スパイウェア/ウイルスをダウンロードさせるサイト、業務と無関係な娯楽/アダルトサイトなどへのアクセスを遮断し、セキュリティ/生産性/情報漏洩防止を更に強化可能。

■ルータでの一括管理により、運用負荷を軽減
ライセンスやルール設定は、ルータの管理画面で一元設定できる。接続端末ごとの個別設定が不要なので、導入/運用時の管理者負担を軽減できる。

■71カテゴリから柔軟な設定が可能
フィルタリングルールの設定には、「違法と思われる行為」「違法と思われる薬物」「不正コード配布」「ハッキング」など、71ものカテゴリを用意しており、柔軟な設定が手軽に行える。

■6つのデフォルトルール
「サイトアンパイア」では、業務形態ごとの6つのデフォルトルールを用意。企業/官公庁/大学/高校/中学校/小学校の中から、ユーザ企業に適したポリシーを選択できる。これらのルールをベースに細かなカスタマイズも可能だ。

■サーバ構築不要！ネットスターの最新URLリストによる本格的なフィルタリング
国内携帯・PHS事業社全社で採用されている※実績を持つ、信頼性に定評のあるネットスターのURLリストでフィルタリングを実施。自社で専用サーバを構築することなく、常に最新のリストが利用できる。
※2008年10月現在

【「サイトアンパイア」の仕組み】
1）端末からhttpリクエスト
2）ルータは、インターネット上のネットスターが管理するURLリストに、接続要求先のURLがどのカテゴリに分類されているかを問い合わせ
3）URLリストと照会し、カテゴリ番号をルータに返信
4）ルータで設定した端末ごとのフィルタリングルールに照らしてOK/NGを判定

■経営者にとっての導入メリット：低コストで情報漏洩対策の徹底

【導入前の課題】
A社では、Webサイトへのアクセス制限を敷いていなかった。そのため、社内ネットワークから、スパイウェアやウイルスなどの不正プログラムが仕込まれたサイトを閲覧し、感染してしまった場合、顧客情報をはじめ、重要な企業データが流出する危険があった。こうした個人情報漏洩のリスクが高い状況が、A社社長の頭を悩ませていた。

【導入後のメリット】
そこで、ルータのリプレイスの際に、「FutureNet XR-540/C（サイトアンパイア搭載）」を導入。中小規模企業であるA社では、社員全員のPCを1台のルータで管理していたため、ルータのリプレイスと全社員のWebアクセス制御を1度に低コストで実現。

これにより、情報漏洩対策を徹底し、セキュアなネットワーク環境の構築に成功した。

■管理者にとっての導入メリット：導入/運用の手間がかからないので、管理負荷を大幅軽減

【導入前の課題】
中小企業のA社では、専任のネットワーク管理者はおらず、担当者は管理作業を兼務で行っていた。そのため、ちょっとした変更作業に時間をとられてしまったり、ネットワーク障害が発生した際などに迅速な対応ができず、本来の業務に遅れが出るケースも少なくなかった…。

【導入後のメリット】
「FutureNet XR-540/C（サイトアンパイア搭載）」導入に際し、ルータ設定も「サイトアンパイア」のURLフィルタリング機能設定も手軽に行えた。特にフィルタリングルール設定では、デフォルトルールにより自社の業種に適したルールを簡単に選ぶことができた。

運用面では、検疫システムやURLフィルタリングなど、高度な機能も、GUI画面で簡単に設定でき、管理作業にかかる時間が大幅に軽減。非常時は担当者以外でも設定変更ができるようになり、業務効率化を実現した。