IronPort Cシリーズ/IronPort PXE


アイアンポートシステムズ|ソリトンシステムズ

Keyレポ

  • 基本情報
  • IronPort Cシリーズ/IronPort PXEの特長
  • IronPort Cシリーズ/IronPort PXEのケーススタディ
  • IronPort Cシリーズ/IronPort PXEのスペック

IronPort Cシリーズ/IronPort PXE

掲載日:2008/08/18

企業規模 企業規模問わず
オススメ
ユーザ
自社のメールセキュリティを見直したい企業。メール暗号化を導入したいが、コスト問題や導入の大変さで躊躇してきた企業。
製品形態 ハードウェア
製品概要 高精度なスパムフィルタリング、ウイルス対策機能、コンテンツフィルタリング機能などを備えるメールアプライアンス。導入/管理が容易なメール暗号化機能も搭載。
価格情報 お問い合わせ下さい。
サポート
エリア
全国


導入したいがなかなか導入できない「メール暗号化」


企業のメールシステムで求められる機能とは何か。既に多くの企業に普及しているのがアンチウイルスやアンチスパムだが、最近ではメールアーカイブ、更に進んで送信者認証(SPF、DKIMなど)などの必要性も認知されつつある。

これら以外に必要性が叫ばれていながら企業の対応が進んでいないのが、「メールの暗号化」。メールはビジネスでの主要インフラの1つだが、「見積書や価格表、契約書、未発表製品の技術文書などの機密文書を誤送信してしまったら?」という問題意識は既に多くの人が持っている。

…にも関わらず、その導入が進まないのは、

■認証局を設置するなど、大掛かりなシステム構築が必要
■メール送信先が対応していないと自社だけ導入しても意味がない
■送信者、受信者に業務上負担がかかる
■設定や運用が大変


などが理由として挙げられる。そこで今回紹介したいのが、メールセキュリティアプライアンス『IronPort Cシリーズ』だ。





「メール暗号化」導入を一気に現実的なものとする本製品!


ご存知の方も多いだろうが、『IronPort Cシリーズ』は導入実績も豊富で、メールセキュリティアプライアンス市場をリードする製品の1つ。高精度なスパムフィルタリング、ウイルス対策のほか、メール流量を制限してサーバ負荷をコントロールするレートコントロール機能、自社のポリシーにそぐわないメールの送信を未然に止めるコンテンツフィルター機能など、メールセキュリティアプライアンスとして申し分ない機能を備える本製品だが、新たにメール暗号化の機能「IronPort PXE」をオプションで搭載できるようになった

この「IronPort PXE」は、独自開発の新技術により、前述した従来のメール暗号化技術の弱点をクリアした、画期的なメール暗号化機能。今まで手が出しづらかったメール暗号化ソリューション導入を現実的なものとしたと言ってもいいだろう。そこで今回はこのメール暗号化機能「IronPort PXE」にフォーカスし、本製品の特長に迫っていきたい。



特長


導入が簡単

導入はアプライアンスをメール経路上に設置するのみと至って楽


「IronPort PXE」によるメール暗号化を行うには、『IronPort Cシリーズ』をネットワークのメール経路上に置くのみ、といたって簡単。『IronPort Cシリーズ』の既存ユーザであれば、ライセンスを追加し設定するだけだ。各クライアントPCへソフトウェアをインストールする必要はないし、認証局(キーサーバ)もASPで利用できるため、導入の負荷は非常に低い。

また、受信者は標準のWebブラウザを使用して共有鍵を入手し、受信メールを復号化するため、受信者が同じくメール暗号化に対応している必要がないのも大きな特長だ。『IronPort Cシリーズ』によるメール暗号化の基本的な仕組みは下図を参照してほしい。





操作が簡単

送信者、受信者ともに簡単操作でユーザへの負担がない


送信者の暗号化メール送信者、受信者の開封操作はともに至って簡単なため、現場に定着せず陳腐化するようなことはない。実際の操作内容は下図を見てほしい。





管理が簡単

日常の管理、運用は使いやすいWeb GUIでユーザ自身が簡単に行える


日常の管理、運用や監視は直感的に操作できるWeb GUIでユーザ自身が簡単に行えるため、管理者の負荷は低い。また、前述したように暗号化鍵の管理を行うキーサーバはASPで提供されるため、キーサーバのメンテナンス業務も発生しない。

このWeb GUI上では送信したメッセージの開封確認、開封期限設定、開封差止(キーの取り消し)などが簡単に行える。これらの機能については事項の「便利多機能」で詳しく説明する。

ユーザ自身が簡単に操作できる管理画面。

+拡大 ユーザ自身が簡単に操作できる管理画面。

便利多機能

送信後の閲覧もコントロール可能&ほかの暗号化方式にも対応


開封期限設定も操作性の高いGUIで簡単に行える。

+拡大 開封期限設定も操作性の高いGUIで簡単に行える。

最後に本製品の便利な付加機能をいくつか挙げておこう。

■開封確認機能
受信者が暗号鍵を取得したかどうかによって、メールの開封確認が可能。キーサーバから送信者へのメール通知にも対応している。

■開封期限設定機能
キーサーバに暗号鍵の提供期限を設定することで、メールに開封期限を設けることができる。

■開封差止機能
受信者がまだ開封していなければ、キーサーバ上で暗号鍵を無効化し、送信したメールを開封できなくすることが可能。前述の通り、開封差止はユーザ自身が行えるため、管理者に報告せずとも誤送信に気づいた場合は直ちに暗号鍵を無効化することで、情報の漏洩が未然に防げるわけだ。

■ほかのメール暗号化方式にも対応
独自の「IronPort PXE」形式での暗号化以外に、TLSでのメール暗号化にも対応。更にS/MIME(ゲートウェイ→ゲートウェイ、ゲートウェイ→メール受信者)、OpenPGPでの暗号化にも今後対応予定。

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ケーススタディ


導入経緯

技術的知識がいらず、導入簡単、低コスト。これで本製品を選択!


さて、ここまでのおさらいとして1社(仮にA社とする)の導入ケーススタディを見ていただきたい。どのようなケースの企業がどのような流れで導入する製品なのか、腹に落としていただきたい。

【導入の背景】
社外に価格表や見積書、契約書などをメールで送信する機会が増え、情報漏洩のリスクが懸念されていた。また、社内ではコスト削減のため給与明細のe-mail配信を検討し始めていた。このため、A社では本格的にメール暗号化ソリューションの導入を検討することにした。

【選定理由】
従来のメールの暗号化方式は、どれも難しく技術的知識が必要で、更に導入するにはクライアントPCへのソフトウェアインストールやキーサーバの設置など、とにかく時間もコストもかかって大変そうだった。その点、『IronPort Cシリーズ』によるメール暗号化なら、「IronPort PXE」をインストールした『IronPort Cシリーズ』をメール経路上に設置するだけ。クライアント側は送信者、受信者ともにWebを閲覧する環境さえあればOK。更に操作は至って簡単なので、特別な知識はなくても大丈夫であった。これらを決め手に導入を決定した。

【導入】
『IronPort Cシリーズ』をメール経路上に設置。ネットワーク設定を少し変えてポリシーを設定したら作業完了。運用ルールとして、件名の最初に"secure:"(実際には""は除く)と書かれたメールのみ暗号化されるようにポリシーを設定し、社内に通知。クライアントソフトのインストールなどを社員が各自で行ったり、それを管理者が確認して徹底するなどの必要もないため、あっという間に導入は完了した。


業界リーダー

GartnerやIDC、米国病院協会にも認められるIronPortの実力


IronPortの暗号化技術「IronPort PXE」は、既に高い評価を獲得している。Gartnerが「IronPort PXE」をメール暗号化の世界でリーダーとして位置づける発表をした(※1)ほか、American Hospital Association (米国病院協会)にも承認・支持されている。患者情報など非常に取扱いがデリケートなデータを多く抱える同協会に認められたことからも、いかに優れた技術であるかがわかる。

このほか、IDC(International Data Corporation)はメッセージ・セキュリティ・アプライアンス市場においてその収益、市場シェアから主力ベンダの地位を確立したと評価(※2)している。

※1:2007年11月 ※2:2007年12月

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最後に…


さて、今回は『IronPort Cシリーズ』のメール暗号化機能「IronPort PXE」にフォーカスして特長を紹介したが、そのメリットはおわかりいただけたであろうか?受信者側のシステムに関係なく暗号化したメールを簡単に送れる本製品は、従来のメール暗号化ソリューションとは一線を画すものであり、『IronPort Cシリーズ』を導入するメリットは大きい。

また、『IronPort Cシリーズ』はメールセキュリティアプライアンスとして既に多くの実績と高評価を得ている製品。メール暗号化機能をすぐに導入するつもりはなくても、いつでも必要に迫られた際にメール暗号化機能を追加できる高機能製品、という意味で、メールセキュリティを見直したい企業にとっては導入検討の余地が大いにあると言えるだろう。



スペック

製品名 IronPort Cシリーズ/PXE(IronPort C150の場合)
メーカー アイアンポートシステムズ
寸法 43(高さ)×447(幅)×546(奥行)
質量 -
電源 345W、100-240V
筐体タイプ 19インチラック、1U
プロセッサ Intel(R) Celeron プロセッサ × 1
メモリ容量 2GB
内蔵HDD RAID1、80GB SATA × 2
その他ドライブ なし
セキュリティ機能 SSL、TLS、SSH、DKIM(Domain Key)
対応プロトコル SMTP、ESMTP、Secure SMTP over TLS
ポリシー数 制限なし
スループット -
LANインターフェース 10 / 100 / 1000base-T × 2
その他インターフェース RS-232C(DB9) × 1
OS 独自開発
その他特記事項 -
製品サイトURL:http://www.soliton.co.jp/products/mail_security/ironport/cseries/index.html


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e-mail:jp-info@ironport.com
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