マルチハンディターミナル MT-1000


寺岡精工

Keyレポ

  • 基本情報
  • マルチハンディターミナル MT-1000の特長
  • マルチハンディターミナル MT-1000のケーススタディ
  • マルチハンディターミナル MT-1000のスペック

マルチハンディターミナル MT-1000

掲載日:2008/06/09

企業規模 企業規模問わず
オススメ
ユーザ
荷物配送、倉庫作業、外回り営業、移動店舗などの現場に情報入力端末を導入し、業務の効率化、サービスの向上を図りたい企業。
製品形態 ハードウェア
製品概要 FOMA網を利用することで、無線LANなどのインフラ構築が必要なく、日本全国どこでもリアルタイムでの情報通信が可能なハンディターミナル。
価格情報 お問い合わせ下さい。
サポート
エリア
全国


FOMA通信機能を内蔵した新世代の業務用ハンディターミナルが登場


 宅配業者の配送・集荷、コンビニでの商品管理など、普段の生活の中でもハンディターミナルの利用シーンを目にすることは多い。しかし、それは氷山の一角にすぎず、実際には様々な産業・業種のIT化において重要な役目を担っている。現場レベルでの情報入出力をカバーする携帯端末として、業務の効率化やコストダウンに貢献しているわけだ。

 そうした状況の中、今後ますます重要となるのがリアルタイムオペレーションへの対応だろう。ハンディターミナルに入力されたデータは、作業後にまとめてPCなどへ転送する場合も多い。しかし、迅速なデータ反映が要求される用途では、携帯電話との接続、データ通信カードの追加などによって、通信機能を付加させる必要がすでに生じてきている。

 寺岡精工の「MT-1000」は本体にFOMA通信機能を内蔵させることで、場所を問わず、リアルタイムでのデータ収集を可能とした最新型ハンディターミナルだ。


多彩な分野で業務のIT化に活用されているハンディターミナル

多彩な分野で業務のIT化に活用されているハンディターミナル


特長


全国どこでも

全国をほぼカバーするFOMA通信網の利用で、使う環境を選ばない


 マルチハンディターミナル「MT-1000」はOSにWindows CE 5.0を採用するとともに、2.2型(240×320ドット)のバックライトつきカラー液晶、2次元バーコードの読み取りも可能なスキャナを標準装備。ハンディターミナルとしての標準的な仕様を満たした上で、業務用ハンディターミナルとしては初となるFOMA通信機能まで内蔵した、いわば“オールインワン”端末でありながら、幅59×奥行159×高さ44mm、質量約250gという小型軽量な筐体に収められている。

 NTTドコモのFOMA通信網は人口カバー率100%(すべての市町村役場が所在する地点における通話が可能)を達成しているため、「MT-1000」単体で日本全国のほぼどこでもリアルタイムに情報通信が可能ということになる。また、これとは別に、Bluetooth(V1.1 Power Class 2対応)によるワイヤレス通信にも対応。こちらは携帯プリンタとの接続を主に想定し、現場での領収書や各種伝票の印刷といった用途に利用できる。


大容量メモリ

大量ファイルを本体に一時保存しなければならない場合にも対応可


 「MT-1000」は“オンライン”での利用に強いだけでなく、“オフライン”でも十分に能力を発揮してくれる。ハンディターミナルではメインメモリ(システム及びユーザ領域)に加えて、ファイル保存用に64〜128MB程度のストレージメモリ、あるいはメモリカードスロットを搭載するのが一般的だ。しかし、この「MT-1000」では標準で512MBものファイル保存用メモリを装備しており、まさしく“ストレージ”と呼ぶにふさわしい記録容量を提供してくれる。

 ただ、大量のデータを蓄積できるというだけでは、事後にPCや管理サーバにデータを送る際、転送時間が問題となりかねない。「MT-1000」ではその点にも抜かりはなく、標準付属の充電用クレードルにLAN端子(100BASE-T)を装備済みだ。LANによる高速データ通信を利用できるため、まとめて大量のデータ転送が必要な場合でも特に困ることはない。

充電用クレードルにLAN端子を装備

充電用クレードルにLAN端子を装備

堅牢・耐候性

1.6mの耐落下性能とIP54防塵・防滴で、トラブルや悪天候にも強い


 ハンディターミナルは主に屋外で使われるため、その利用環境は過酷なものとなりがちである。また、忙しい業務の中では機器の扱いも雑になりがちだ。

 「MT-1000」では本体上面と底部にラバー製プロテクターを配することで、1.6mの高さからの落下耐性試験(コンクリート床面へ6面×3回)を行った場合でも「各部に異常なし」という堅牢性を確保。更に、悪天候時の作業を考慮し、防塵・防滴仕様のIP54にも対応済みだ(全方向とも水の飛沫による動作への影響は生じない)。




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ケーススタディ


郵便・物流

郵便追跡サービスの一翼を担う端末として、6万台以上の納入実績


  寺岡精工の「MT-1000」はもともと、日本郵政公社から「次期携帯端末」として受注を獲得した機器であり、機能・仕様にもその際の要望が多く反映されている。それまでにも郵便配達入力を行うハンディターミナルは利用していたが、民営化に向けて、迅速な配達遂行や書留・小包等の郵便追跡サービスの品質向上を図るプロジェクトの一環として、FOMA通信機能を搭載した「MT-1000」を採用。これまでに6万台以上の「MT-1000」を新たな携帯端末として導入済みで、現在、郵便事業株式会社(日本郵便)の各支店で利用されている。


構内利用にも

FOMA通信は移動利用だけでなく、大規模な工場や店舗などでも有効


 FOMA通信機能の活用例として典型的なものは、やはり配送ドライバーへの配備による「リアルタイム荷物追跡システム」の実現だろう。そのほかには、外回り営業やフィールドサービス、移動販売等の業務支援にも最適だ。しかし、そうした移動利用以外にもハンディターミナルとFOMA通信の組み合わせの需要は数多く存在する。





 たとえば、倉庫や工場、店舗といった構内環境にハンディターミナルを導入し、在庫照会・発注・精算等をリアルタイムで行いたい場合。構内でのデータ通信手段としては、無線LANも候補となるだろう。しかし、きわめて大規模な構内面積をカバーしなければならないケースや、大規模ショッピングモールや百貨店にテナントとして展開する店舗などでは、無線LANのインフラを構築したくても、ままならないこともありうる。FOMA通信機能を内蔵した「MT-1000」であれば、そうしたインフラ構築の必要がなく、どんな場所でも情報通信による業務の効率化を実現してくれる。

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スペック

製品名 MT-1000
メーカー 寺岡精工
寸法 59(幅)×159(奥行)×44(高さ)mm
質量 約250g(電池パック含む)
電源 リチウムイオン2次電池(運用時間約16時間)
リチウムポリマー2次電池(データバックアップ用)
筐体タイプ ハンディ
プロセッサ 32ビット(ARM9コア 200MHz)
メモリ容量 ROM:32MB、RAM:64MB
内蔵ドライブ 512MB Mini SDカード内蔵(取り出し不可)
機能 スキャナ:JAN/EAN/UPC/NW7/Code39/Code128/QRなどの1次元コード、2次元バーコード、RSS合成シンボルの読み取りに対応
インターフェース FOMAモジュール内蔵
Bluetooth V1.1 Power Class 2
LAN 100BASE-T(クレードルに装備、RJ-45コネクタ×1)
OS Windows CE 5.0
その他特記事項 DBMS:SQL Anyware 9.0.2J
製品サイトURL:http://www.teraokaseiko.com/product/handy/mt-1000.html


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製品・サービスの取扱い企業


株式会社寺岡精工
部署名:ロジスティックソリューション事業部
住所:東京都大田区久が原5-13-12
TEL:03-3752-5411
URL:http://www.teraokaseiko.com/


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