これからのプロジェクト管理は業務プロセスと成果物の管理が必要
企業のビジネスを完遂するには、その業務プロセスの現状を常に把握し、ビジネス効率を高める方向に流れを最適化して行くことが重要だが、業務プロセスの数が多くなり複雑さの度合いが増すと、仕事の進捗度の監視が難しくなりワークフローツールやプロジェクト管理ツールなどの機能を使う方向に進む。
一方ではコンプライアンス重視やJ-SOX法対応など、業務手順を間違いなく実施でき、かつそのエビデンス(証跡)が収集できる仕組みの導入も必要。
この市場のニーズに対応すべく、旧来のプロジェクト管理ツールとは発想を異にし、書類の承認フローや人間系の作業フローの管理をポイントに、業務の“進捗管理”とエビデンスを確保した“成果物管理”に主眼を置いた仕組みを発表したのが、パナソニック ソリューションテクノロジーだ。そのプロジェクト管理システム『GlobalProdoc』を紹介する
【適用例】
・システム開発プロジェクト管理
・研究開発プロジェクト管理
・契約書締結業務管理
・設計/製造文書管理
・建築工事図面管理
・取引先管理
・その他オフィス業務への適用 など
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松下電器 |
プロジェクト進捗を可視化し、競争力をアップ |
導入企業/松下電器産業株式会社
ユーザ/約3000名
■導入前の状況
・分野が異なる事業所や、開発プロジェクト管理が個別となっており統一されていない。
・組織変更や異動、研究開発テーマの統廃合が頻繁で、成果物が一元管理できていない。
・成果物作成スキルが属人化しており、品質の均一化ができていない。
■新システムで目指したもの
・各所に分散している情報・成果物の共有化、一元管理。
・分野・センタそれぞれのフェーズ実態(業務手順)を見える化し、プロジェクト管理。
・現場(特にチームリーダークラス)の管理工数を削減。
・安全に活用できる高度な情報インフラの強化。これを、既存の文書管理システムGlobalDoc5、
ワークフローシステムGlobalFlow5、情報ポータルGlobal Portalなどの機能を利用して開発した。
その後、これをパッケージ化したのがGlobalProdocである。
■導入効果
1)マネジメント強化
・フェーズをキーとしたテーマ進捗の見える化、全体進捗の把握が可能に。
・組織変更に影響を受けない全社レベルでの一括管理を実現。
・テーマ情報の共有による教育の工数削減、精度向上。
2)スピードアップ
・事業場への引継承認作業のスピード化で平均2週間に短縮。
・決裁承認、配布のスピード化でリードタイムが半減。
・承認フロー進捗を可視化し、遅れにはアラートで警告。
3)コスト削減
・開発管理業務の標準化で管理工数が30%削減。
・Paper/Copy/Time/Location/Orderの5レスを促進。
・組織変更による管理付帯作業(引き継ぎ、受け入れなど)工数を削減。
概要 |
業務の進捗管理と、証跡確保・ナレッジ共有を目指す成果物管理 |
プロジェクトの管理業務を含め企業内のすべての業務は、ステップ(タスク)ごとに成果物としてのドキュメント作成を繰り返しながら進む業務ということができる。GlobalProdocは、この点に着目して、進捗管理と成果管理を統合することに重点を置いたプロジェクト管理システムである。
つまり、タスクと成果物を連動して管理し、それにより一連のプロセスも管理する。これが、業務手順を間違いなく実施するための仕組みを提供し、かつその結果、業務エビデンスを確保した成果物(ドキュメント)を収集・保存する仕組みを提供する。
これらの成果物は会社共有の財産として再利用でき、自然とナレッジマネジメントが実践できることになる。
GlobalFamily |
GlobalFamilyの3システムを活用・統合して実現 |
GlobalProdocは、新たなコンセプトを元に、パナソニック ソリューションテクノロジーが提供している既存のパッケージツールであるGlobalDoc5(文書管理)、GlobalFlow5(ワークフロー)、Global Portal(ポータル)をベースとして活用し、1つのパッケージとして開発されている。
各ツールはそれぞれ個別ツールとしても利用が可能であるため、GlobalProdocは、プロジェクト管理にとどまらない広範な業務支援ツールとしてとらえることができる。
テンプレート |
プロジェクトテンプレートの利用により業務手順が遵守される |
GlobalProdocでは、プロジェクトの標準業務手順となるWBS(Work Breakdown Structure)*をテンプレート化して登録しておく。テンプレートにはどんなプロジェクトにも対応できる最大限のタスクが備えられ、各タスクには、そこで作成されるべき成果物が規定されている。 |
テンプレートによるプロジェクトの作成 |
成果物管理 |
成果物の完成で次のタスクへ進行 |
進捗管理 |
プロジェクトリーダーの管理負荷を低減する進捗管理機能 |
当初に承認したベースラインの日程と実際のタスク完了を比較することで、全体の進捗具合を確認可能。進捗管理の画面では、今プロジェクトがどうなっているのか、どのプロジェクトに遅れが出ているのかを、一目で把握できる。
経営層や複数のプロジェクトを兼務しているプロジェクトリーダーも、各プロジェクトの進捗状況を横断的に把握でき、遅れの出ているプロジェクトのリカバリ対策を迅速に打てるようになる。
個別のプロジェクトの進捗状況は、ガントチャート表示、日程表などで視覚的に確認できる。
内部統制 |
コンプライアンスを向上する業務支援。J-SOX法対応にも有効 |
【アクセス制御】
経営層、管理者、プロジェクトリーダー、メンバーなどの役割に応じて、柔軟なアクセス制御が可能。詳細な権限設定を行えるので、ユーザの利用範囲を明確化できる。
また、プロジェクト、タスク、成果物などへのアクセス履歴をログとして記録できる。
【コンプライアンス向上】
GlobalProdocのテンプレートをベースにしたプロジェクトの推進は、業務プロセスの標準化と適正な業務手順の遵守を可能にし、成果物の一元管理とその証跡を確保できる。コンプライアンス向上を可能にする汎用性の高い業務支援システムと言え、内部統制の支援、J-SOX法対応にも有効なツールと言えるだろう。
製品名 | GlobalProdoc |
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メーカー | パナソニック ソリューションテクノロジー |
クライアント側OS | Windows2000 / XP/ Vista |
クライアント側対応プロセッサ | Intel(R) Pentium 1GHz以上 |
クライアント側必要メモリ容量 | 512MB以上 |
クライアント側必要ディスク容量 | - |
クライアント側その他動作環境 | Microsoft Internet Explorer 6.0(SP2) Microsoft Internet Explorer 7.0 |
サーバ側OS | Red Hut Enterprise Linux AS Red Hut Enterprise Linux ES Windows2003 Server |
サーバ側対応プロセッサ | Intel(R) XEON 16GHz以上 |
サーバ側必要メモリ容量 | 2GB以上 |
サーバ側必要ディスク容量 | - |
サーバ側その他動作環境 | Apache Ver.2.0.59 Java2 SDK Standard Edition Ver.1.4.2 Jakarta Tomcat Ver.4.1.34 Oracle Database 10G |
その他特記事項 | - |
製品サイトURL:http://panasonic.co.jp/pss/pstc/products/globalprodoc/index.html |
製品・サービスの取扱い企業
【東京本社】パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社
住所:〒105-0014 東京都港区芝1-7-17 住友不動産芝ビル3号館
TEL:03-5476-2110
FAX:03-3453-2722
e-mail:www-market@masol.mei.co.jp
URL:http://panasonic.co.jp/pss/pstc/products/globalprodoc/index.html
【西日本支社】パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社
住所:〒540-6132 大阪市中央区城見2-1-61 ツイン21MIDタワー31階
TEL:06-6937-2160
FAX:06-6937-2161
e-mail:www-market@masol.mei.co.jp
URL:http://panasonic.co.jp/pss/pstc/products/globalprodoc/index.html
掲載企業
パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社
住所:〒105-0014 東京都港区芝1-7-17 住友不動産芝ビル3号館
URL:http://panasonic.co.jp/pss/pstc/