500人規模以上の社員食堂で活躍する、オートレジとは?
■人件費の削減、精算ミスの防止、管理事務の簡素化
オートレジとはその名の通り、自動でレジ精算ができるシステム。その多くは500人規模以上の社員食堂などに導入され、無人化による人件費の削減、精算ミスの防止、管理事務の簡素化などが、そのメリットとして挙げられる。食券不要で昼の混雑時もレジがスムーズに流れる、便利なシステムとしてすでに多くの企業に採用されている。
トレイの上に乗せられたメニューを認識する方法は、タグ式と画像式の2つ。タグ式はすべての食器に、タグと呼ばれるICチップをつけることで皿の1つひとつが認識される。これに対し、画像式は皿の形状をカメラでとらえることで、これを認識するというものだ。
そして今回、画像式オートレジを10年以上にわたって製作してきた日立ケーイーシステムズより、新型のオートレジが登場。最新の技術が取り入れられた、社員食堂精算端末 オートレジ『AR2000シリーズ』がそれだ。
画像式 |
タグ式に比べて、画像式のメリットはこんなに! |
■タグが不要なので既存の皿が使え、初期費用に大きな違いが
同社のオートレジが、画像式にこだわる理由のひとつは、導入経費の安さ。タグ式の場合、新規導入時には、食器代にプラスして1皿あたり300〜350円のタグ代が必要となり、例えば500人規模の食堂の場合は3000皿程度が必要となるため、オートレジの代金に加えて、さらに食器代がかさむことになる。これに対し、画像式は既存の食器を利用できるため、初期導入する際に、新たに皿を購入する必要がないのだ。
■様々なメリットをもつ画像式オートレジ
また、タグ式の場合、ICチップを食器の底部にシリコンなどで貼り付けなければならないため、陶器の皿は使用できない。またシリコン部の小さなはがれなどに洗剤が付着することもあるため、すすぎを2度行っているケースも多く、非合理的。さらにタグが破損していた場合、それが外見からは分からないため、認識されないという事態も起こりうるのだ。また、タグがつけられた食器は電子レンジでの使用ができない。しかし、これらの問題は、画像式ならすべて解決することができるのである。
こうした様々なメリットがありながら、認識速度はタグ式とほぼ同様。あらゆる点で、画像式はタグ式に比べ、利便性が高いといえるだろう。
新機能 |
従来品に比べて、あらゆる機能が大幅アップ |
■食器の自由度がアップし、追加も容易
今回発表されたオートレジは、従来のものに比べて皿の検知精度が大きく向上。3眼ステレオ立体視による食器認識技術で、直径または高さに5mm以上の差があれば検知可能(従来は10mm)だ。例えば大きなエビフライの頭が皿からはみ出していても皿の形状はきちんと認識され、さらに形状が同じ食器でも、色の違いによって検知することができる。食器は最大99種まで登録でき、鉄でできたステーキ皿などもOK。新しい食器の追加設定も容易だ。さらに、24時間稼働の工場などの食堂の場合、朝、昼、夜と同じ皿を使った違うメニューであっても、あらかじめ切り替える時間を設定しておくだけで担当者は不要となっている。
■ユニバーサルデザインにより、利便性がさらに向上
前面に配置されたディスプレイで、栄養管理をサポート。カロリー表示だけでなく、5大栄養素の表示もされ、社員のメタボリック対策に一役買っている。またユニバーサルデザインも十分に考慮され、ディスプレイには、日本語に加えてあらゆる言語を2ヵ国語同時に表示。また音声ガイダンスに加え、手話によるガイダンス機能も追加された。トレイを置くテーブルの高さは、車椅子に対応するようデザインされている。
※栄養素表示(カロリー、5大栄養素)、手話ガイダンス、マルチリンガル表示、月間利用料金表示はオプションとなります。
経費削減 |
導入初期経費&ランニングコストは大幅ダウン |
■フルモデルチェンジにともなって性能面、価格面で従来品を凌駕
今回発表されたオートレジ『AR2000シリーズ』は、消費電力も下げられ、25%以上の省電力化を実現(400W→300W)。また、消耗品は市販されている蛍光灯だけなので、ランニングコストも大幅に軽減されている。しかも、画像式オートレジを導入している企業からの声を反映させ性能面が大幅に向上したのに対して、製品の定価は大幅ダウン。それまでの340万円(税別)から、250万円(税別)に下げられた。フルモデルチェンジにともなって、性能面、価格面において、従来品を超える製品となったのである。
同社が某企業からの打診をうけて試算した結果、新規に2台導入した場合、人件費と比べ、3年でプラスに転じたそう。これも、初期導入経費の安さによるものといえるだろう。なお、基本保証は5年間、保守サポートは7年間となっている。
カフェテリア |
社員食堂をおしゃれなカフェテリア方式へリニューアル |
■おしゃれな内装に見合った食器で社員に大好評
従業員800人規模のA社の場合
【導入前の悩み】
近隣にレストランなどはなく、社員食堂は食券方式のため、昼時の券売機前はいつも混雑。メラミンの食器などに対しても社員の評判は悪く、加えて人件費もかさんでいた。
【導入後の結果】
社員の要望に応えカフェテリア方式へリニューアルし、これにともない、『AR2000シリーズ』を導入。食券の販売機などがない、おしゃれな内装に一新。この内装に見合った陶器の器は社員にも好評。レジの混雑もなくなり、無人化したことにより大幅な人件費の削減に成功した。
健康管理 |
社員IDカードによる給与天引きで健康管理 |
■社員のメタボリック対策に会社側が栄養指導
従業員1000人規模のB社の場合
【導入前の悩み】
社内にはメタボ社員やその予備軍がちらほら見られ、社員1人ひとりに対し、食事による健康管理、栄養指導を行う必要があった。メニューも丼ものが中心で選択の幅も少ないため、もっとバリエーションを増やしてほしいとの希望が寄せられていた。社員食堂ではタグ式のオートレジを使用しており、すでに基本保守期間が過ぎようとしていた。
【導入後の結果】
基本保守期間が終了したことをきっかけに、『AR2000シリーズ』に切り替え。より多くの食器が使えるようになり、メニューが増え、バランスのとれた食事が可能に。また支払いは、これまでのプリペイド式から、社員証を利用しての給与天引きシステムに変更。これにより、1人ひとりの食事内容を把握、社員のメタボリック対策などの栄養指導が行えるようになった。
第29回フードケータリングショー(HCJ2008)に出展!
日立ケーイーシステムズは、東京ビックサイトにて開催される、第29回フードケータリングショー(HCJ2008)に出展する。
●日時 2008年3月11日(火)〜14日(金)10:00〜17:00(最終日は16:30まで)
●会場 東京ビックサイト(有明・東京国際展示場)東展示棟
●出展製品
・社員食堂精算端末・オートレジ『AR2000シリーズ』
食器へのタグの貼り付けが不要な自動精算端末
・非接触カードリーダ端末
プリペイド決算、給与天引きに最適な小型精算端末
・ミニレジ
LANで集中管理される、タッチパネル式簡易レジスター
・テーブルトップオーダー端末
防塵、防滴性能を有する、タッチパネル端末
・キッチン安心食
調理施設での衛生管理システム
※開催日以降または満員等により上記イベントは予告なく締め切らせていただくことがございます。
あらかじめご了承下さい。なお、イベントのお申し込みは、下記アンケートより受け付けております。
製品名 | 社員食堂精算端末 オートレジ『AR2000シリーズ』 |
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メーカー | 日立ケーイーシステムズ |
寸法 | 820(幅)×700(奥行)×1921(高さ)mm |
質量 | 約60kg |
電源 | AC100V 50/60Hz |
筐体タイプ | - |
プロセッサ | - |
メモリ容量 | - |
内蔵ドライブ | HDD |
機能 | カフェテリア式食堂で食器の形状を自動認識し料金精算を行う。 ・食器認識数 最大999種類(同時認識数99種類) ・対応カード 磁気カード/非接触ICカード/PETカード (最大で同時2種類使用可能) |
インターフェース | 100BASE-T/10BASE-T |
OS | - |
その他特記事項 | オプション ・栄養素表示(カロリー、5大栄養素) ・月間利用料金表示 ・手話ガイダンス ・マルチリンガル表示 |
製品サイトURL:http://www.hke.jp/products/product-restaurant.htm |
製品・サービスの取扱い企業
株式会社日立ケーイーシステムズ
TEL:03-5627-7191
URL:http://www.hke.jp
掲載企業
株式会社日立ケーイーシステムズ
TEL:03-5627-7191
URL:http://www.hke.jp