多機能なIT資産管理ツール。実は使いこなせてない企業が多い…
|
肥大化の一途をたどる企業内IT資産の効率管理を目指し、管理ツールやソリューションを導入する企業が増えている。しかし、これらの中には、多彩な機能を使いこなすことができず、手作業での管理部分が残ってしまい、本来の「効率的で正確な資産管理」…という目的を達成できないでいる企業も多いという。
今回は、2006年秋、あるIT資産管理ツールの新規導入に踏み切った、半導体専門商社(株)トーメンエレクトロニクスの事例にフォーカス。導入プロジェクトの中心となった3名のインタビュー内容をもとに、「IT資産管理ツール」選定のポイントなどについて検証してみたい。
背景・課題 |
複数の資産台帳が存在し、それぞれバラバラで不正確・非効率 |
同社では、1,000程度の様々なIT機器を保有していたが… |
<(株)トーメンエレクトロニクス 企業プロフィール> |
新規導入へ |
PC管理ツールのエージェントが暴走。PC使用にも支障が出て… |
同社IT推進部では、2002年当時、すでに400〜500台規模に達していたPCのパッチ配信やスペック情報収集を目的として、エージェント常駐型のPC管理ツールを導入。
ところが、エージェントが暴走しPCの使用に支障が出てしまう事態が発生。当然、ベンダ企業に改善を申し入れたが、そこからメーカーに問い合わせたまま一向に回答がないため、仕方なく同社では、エージェント機能の一部停止措置により、限定的に運用する…という苦肉の策で対処・運用を続けていた。
折しもこうした中、ISO27001取得プロジェクトが立ち上がり、また、日本版SOX法に備えるためにも、ハードウェアは無論のこと、ソフトウェアライセンスを含めた全社IT資産の正確な棚卸しが急務となった。このため、同社IT推進部では上記トラブル続きのツールに見切りをつけ、思い切って新しい「IT資産管理ツール」の導入を決定した。
選定プロセス |
3 STEPアプローチで、「IT資産管理ツール」導入の目的を明確化 |
IT推進部が中心となって、2006年夏から秋にかけキーマンズネットなどで情報を収集。製品選定時に同社が重視したポイントは以下の3つであったという。
★まずは、導入が簡単で、各PCへの影響がないエージェント非常駐型であること
★更に、管理スタッフへの負荷がより少ない誰でもカンタンに扱える操作性
★最後に、当たり前のことだが低コストであること
しかし4製品のデモを受けたところで、各ツールとも機能が豊富であるが、使いこなせるか…が議論となり、「機能が多く、複雑なシステムは、使われなくなる」との結論に達したという。
この過程で同社は、IT資産管理ツール導入プロセスを3段階に分けて段階的に展開していく戦略を明確化。最初からすべてを網羅する多機能なツールを導入するのではなく、まずは「全社IT資産の棚卸」により、すべての“基盤”となる「正確な台帳」を整備するための、最適かつ最小限のツールを導入するという方針に決定。
ツール決定 |
「e-Survey+」のカンタンな操作性が“決め手”に! |
|
同社が4社のデモの後、実施してもらったのがe-Survey+であった。その時の印象について選定の中心メンバーであった森主任は以下のように語ってくれた。 |
直感的な操作性により、マニュアル要らず!スピード導入を実現
実際、e-Survey+のカンタンな操作性は、現場への導入におけるIT推進部の負担を少なくする点で、非常に効果的であったという。総務部や東大和市の商品センターのユーザに対し30分程度の操作説明を行っただけで、すぐに使えるようになった。 |
|
特長 1 |
エージェント非常駐型。直感的かつシンプルな操作性 |
ここでe-Survey+の特長について簡単に“おさらい”しておこう。
◆エージェントを常駐させないシステムで、スムーズな導入を実現
e-Survey+を管理用PCあるいはサーバ1台にインストールするだけでOK。各クライアントPCへエージェントをインストールするなどの手間は一切不要だ。
◆管理者の負担を軽減する“直感的な操作性”
◎収集されたデータは、「ハードウェア」、「ソフトウェア」、「諸契約情報」、「情報資産」の4テーブルにて管理。
◎分かりやすい直感的な操作インターフェースにより、誰でもカンタンに利用することができる。
トーメンエレクトロニクス社では、IT推進部はもちろん、総務部、東大和市の商品センターもe-Survey+で情報を入力するようになり、全社一元管理を実現、リアルタイムに正しいデータが確認できるようになったという。
特長 2 |
ISO27001(ISMS)の取得・運用を強力にサポート! |
|
◆ISO27001(ISMS)の取得を目指す企業にオススメ |
主な機能 |
多様なIT資産のライフサイクル全体を紐付けて管理 |
e-Survey+を完全自社開発した、NDSならでは…の充実サポート
e-Survey+を完全自社開発したニッポンダイナミックシステムズ社では、ユーザ企業のニーズをキャッチし、年に1〜2回の頻度でバージョンアップを行っている。 |
<トーメンエレクトロニクスからNDSへのメッセージ> |
製品名 | IT資産管理&シミュレーションシール「e-Survey+」 |
---|---|
メーカー | ニッポンダイナミックシステムズ |
クライアント側OS | Windows98、Windows98SE、WindowsMe、WindowsNT4SP6 …以上は一部機能制限があります。 Windows2000 SP4、WindowsXP SP2、WindowsVista(Business/Enterprise/Ultimate)、Windows 2000 Server SP4、Windows Server 2003 SP2 |
クライアント側対応プロセッサ | - |
クライアント側必要メモリ容量 | - |
クライアント側必要ディスク容量 | - |
クライアント側その他動作環境 | エージェントを常駐させないため、クライアント側の必要スペックは限定しておりません。 |
サーバ側OS | Windows2000 SP4、WindowsXP SP2、WindowsVista(Business/Enterprise/Ultimate)、Windows 2000 Server SP4、Windows Server 2003 SP2 |
サーバ側対応プロセッサ | PentiumIII 1GHz以上推奨 |
サーバ側必要メモリ容量 | 512MB以上推奨 |
サーバ側必要ディスク容量 | 500MB以上の空き容量 |
サーバ側その他動作環境 | ・.NET Framework2.0(CD同梱) ・SQLServer2005Express(CD同梱) ・IIS(※) ※運用方法によって必要になります。詳細は、別途、問い合わせ下さい。 |
その他特記事項 | ・クライアントにはエージェントは常駐しません。 ・e-Survey+は既存のパソコンやサーバに導入することが可能です。 ※詳細は、別途、お問い合わせ下さい。 |
製品・サービスの取扱い企業
株式会社ニッポンダイナミックシステムズ
部署名:ソリューション営業
住所:〒154-0015 東京都世田谷区桜新町2-22-3 NDSビル
TEL:03-3439-2001
FAX:03-3439-4811
e-mail:solution@nds-tyo.co.jp
URL:http://www.nds-tyo.co.jp/e-survey/
掲載企業
株式会社ニッポンダイナミックシステムズ
住所:〒154-0015 東京都世田谷区桜新町2-22-3 NDSビル
URL:http://www.nds-tyo.co.jp/e-survey/