Codian MCUシリーズ

従来のテレビ会議システムは、運用管理の操作が複雑でユーザが敬遠してしまい利用頻度が上がらないといった問題があった。「Codian MCU シリーズ」は、お手持ちのテレビ会議システムのリモコンからの直感的な操作を実現しているため、特別なトレーニングをしなくても日本語のガイダンスにしたがって簡単に操作を行うことができる。

また、ブラウザの管理者画面を使って、会議中の画面レイアウトも柔軟にカスタマイズ可能（下図参照）。管理者は、例えば左上を社長の指定席にするなど、参加者を任意の位置に指定することができる。会議のスケジューリングを行う段階であらかじめ配置を設定できるので、開始時の出欠確認もひと目でわかる。内蔵スケジューラで、設定された会議の開催時に、参加者に自動接続することもできる。

重要な会議を行う場合など、使用する帯域を大きくとって美しいテレビ会議を実現したいと思うこともあるだろう。しかし従来のMCUには、帯域を大きくして品質を重視すると、可能接続数が少なくなってしまうという欠点があった。

「Codian MCU シリーズ」は、広帯域幅・解像度での使用やH.264での使用、あるいは高度な画面レイアウト表示時も、参加拠点数や会議数が減少することがない。これにより、必要な接続数を保ちながら、常に高品質な音声と映像の配信が行えるのだ。

さらにメディアプラスでは、独自の管理ツール「MCUオペレータ* (テレビ会議かんたん接続アプリケーション)」を用意。一般ユーザが説明を受けなくても直感的に操作できる管理ツールとなっている。
●ユーザトレーニングや専用マニュアルが不要→システム管理者の負担を軽減
●様々なインフラ製品とリンクさせあらゆる接続環境に対応
●200拠点以上の接続に対応
●低価格でスマートに会議環境を整理

*オプション

さらにCodian MCU4500シリーズの最大の特長ともいえるのが、独自の技術「Codian ClearVision」。SD・ED（エンハンスト・ディフィニション）端末とHD端末の混在する環境下で、SD・ED端末からの映像の解像度を最大4倍まで増大させることができる。つまり、一方がSD・ED端末を使用している際、他方がHD端末を利用していれば、SD・ED端末側でもHD端末なみの解像度の映像を受信することができるのだ。 実際に例を見てみよう。これは、「Codian ClearVision」がOFFの場合の映像だ。

これは、ONにした映像。細部がクリアになったのがおわかりいただけただろう。昨今ではHD端末が手ごろな価格になってきたが、とはいえ一気にHD化を進めることは難しいし、既存のSD・ED端末を活用しないわけにはいかない。Codianを導入すれば、既存の端末を有効に活用させることができ、HD端末への移行におけるコストの負担が軽減される。