UNIVERGE QX-S500シリーズ


日本電気

Keyレポ

  • 基本情報
  • UNIVERGE QX-S500シリーズの特長
  • UNIVERGE QX-S500シリーズのケーススタディ
  • UNIVERGE QX-S500シリーズのスペック

UNIVERGE QX-S500シリーズ

掲載日:2007/09/05

企業規模 企業規模問わず
オススメ
ユーザ
IP電話の導入・増設の際に、コンパクトで信頼性の高い、低コスト給電機能付きスイッチを探している企業・ユーザ。
製品形態 ハードウェア
製品概要 LANケーブルから給電可能な低コストPoEスイッチ。QoS機能対応でIP電話の導入に必要な機能を搭載。ネットワークカメラや無線LANのAP設置時にも効果的に扱える。
価格情報 UNIVERGE QX-S509-PW:7万2240円
UNIVERGE QX-S517T-PW:12万3900円(いずれも希望小売価格:税込)
サポート
エリア
全国


◆IP電話導入の「壁」に、低価格給電スイッチでアプローチ◆


IP電話のメリットは理解していても、いざ導入を検討する際になると、次のような不安を感じることも多いという。

「導入・運用のコストが心配だ」
「音声品質を確保するには
 高価なQoS対応スイッチが必要?」


コストと音声品質は、IP電話導入時の「壁」ともいえる。
だからといって、コスト抑制のために周辺機器をないがしろにし、業務効率を悪化させる…というのでは本末転倒。
とかく、新しい機器の導入には悩みがつきものだ。

そこで1つ提案がある。IP電話導入の際に「スイッチ」
を選ぶ視点を持ってはいかがだろうか。
例えば、LANケーブル経由で機器に電力供給できる
PoEスイッチは、余分な電源アダプタが不要で便利。
だが、コスト面を考えると敷居が高かったのも事実だ。

そこでおすすめしたいのが、豊富なラインナップと
実績を持つNECのUNIVERGE QXシリーズ
その中から、低価格ながらPoE機能、QoS機能を
搭載したUNIVERGE QX-S500シリーズを紹介しよう。


▲QoS機能に加え、給電機能も兼ね備えたスマートPoEスイッチ

▲QoS機能に加え、給電機能も兼ね備えたスマートPoEスイッチ


特長


PoE・QoS

IP電話導入なら「給電」と「QoS」は要注目!






UNIVERGE QX-S500シリーズは、コンパクト・低価格ながらIP電話導入に必要な機能を搭載。
その主眼となる2つの機能をここで取り上げてみよう。

■PoE(Power over Ethernet)給電機能
LANケーブルから給電できるので、対応するIP電話などの機器を利用すれば余分な電源アダプタが不要になる。つまり、オフィスの省スペース化に貢献し、電源コンセント増設の手間や費用も必要ないわけだ。
もちろん、IP電話のみならず、無線LANのアクセスポイントやネットワークカメラ設置にも便利なことは言うまでもないだろう。
給電はIEEE802.3af準拠で、UNIVERGE QX-S509-PWは最大60W、UNIVERGE QX-S517T-PWなら120W供給が可能。

■QoS(Quality of Service)機能

IP電話導入の際に、気になるのが音声品質について。UNIVERGE QX-S500シリーズは4クラスの優先制御キュー
(CoS値(IEEE802.1q)/IP precedence/DSCP値)と帯域制御をサポートするQoS機能で、音声品質を確保可能だ。


コスト抑制

ユーザの規模やニーズ、予算に合わせて選べる2機種


2種類のUNIVERGE QX-S500シリーズは、いずれも低コストながら、給電可能な10/100BASE-TXとは別に、Uplink用のポートを搭載している。
UNIVERGE QX-S509-PWは10/100BASE-TXが8ポートとUplink1ポートで7万2240円 (税込)。
UNIVERGE QX-S517T-PWは16ポートで12万3900円(税込)。さらに後者のUplinkポートはギガビット対応だ。
選択の幅を設けることで、企業規模やニーズ、予算に応じた導入がしやすく、コスト抑制にも貢献する。


    ▲UNIVERGE QX-S500シリーズのラインナップ

    ▲UNIVERGE QX-S500シリーズのラインナップ

セキュリティ

不正端末は、MACアドレスでシャットアウト


あらかじめ登録したMACアドレスの機器のみ接続を許可する、MACアドレスフィルタを搭載。
PCはもちろん、IP電話、無線LANのアクセスポイント、ネットワークカメラやネットワークプリンタなど、MACアドレスを持っている機器ならどれでも対象にできる。
この機能により不明な機器のアクセスを防ぎ、IP電話システムに必要なネットワークのセキュリティを高められる。

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ケーススタディ


設置イメージ

煩雑な配線、IP電話の数だけ電源アダプタがあるのは避けたい…


【とある企業の課題】
IP電話の導入を検討中のA社。6〜8人編成のチームが複数あり、1チームあたり最大8台のPCとIP電話機を設置予定。
ただし、オフィススペースに余裕はなく、電源コンセントやアダプタを増やして煩雑な配線になったり、作業スペースを犠牲にしたりするのは避けたい。


【UNIVERGE QX-S517T-PWを導入!】
UNIVERGE QX-S517T-PWは給電用16ポートのほかにUplink1ポート搭載なので、8台のPCとIP電話機、合計16台の機器が接続可能。

<導入のメリット>

○余分な電源アダプタが不要なので、配線やスペースがすっきり。
 デスク周りやオフィススペースの有効活用に貢献。
○コンパクトサイズで、縦置きやマグネットによる据付もできるので、
 チームのデスク事情に合わせてフレキシブルな設置ができる。

<今後の展望>

UNIVERGE QX-S517T-PW2台を連結させて19インチラックに設置することも検討中。オフィススペースに応じて設置できるので増設する際にも好都合。




Q&A

「こんな場合は?」導入〜運用で気になるポイントにお答え


【Q1】デスク周りに置くとファンの音がうるさいのでは?
【A1】給電状況により冷却ファンの稼動(ON/OFF)を自動制御する静音設計。
    使用電力が増えるとファンが稼動する設計となっている。

【Q2】導入、運用時に便利な機能は?
【A2】障害切り分けのためのポートミラーリング機能搭載。トラブル発生の際には、空きポートからモニタできるので、
    管理者やSIerなどが対応しやすいようになっている。

【Q3】機能が少なくても良いので、より安価なPoEスイッチが必要な場合には?
【A3】様々なビジネスシーンに合わせて、信頼できる製品を選択できるのは、
    豊富な実績とラインナップを持つNECのUNIVERGE QXシリーズならでは。
    より安価なPoEスイッチならUNIVERGE QX-S404A-PWがおすすめ。詳しくは下記コラムに記載。

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〜多彩なニーズに応える「UNIVERGE QXシリーズ」〜


ニーズその1
PoE対応の無線LANのアクセスポイントを複数の場所に設置するので、
電源工事を省きたい。ポート数は少なくてもよいので、より低価格のPoEスイッチを探している。
  このような場合に適しているのはUNIVERGE QX-S404A-PW
  より安価なPoEスイッチで、10/100BASE-TXが4ポート、価格は4万8800円(税込)
  もちろん、従来シリーズで培った信頼性も魅力だ。

◆ニーズその2
リモートから監視する機能やIEEE802.1X認証など、
更に高機能なPoEスイッチも検討したい。

  このような場合には、PoEスイッチの上位機種、UNIVERGE QX-S3026C-PW
  給電対応の10/100BASE-TXが24ポートに、Uplink用の拡張スロットもついて、23万9400円(税込)
  より高度なネットワークが構築できる。

◆ニーズその3

オフィスフロアではなく、マシン室などで集中的に給電したいので、
ポート数の多PoEスイッチが欲しい。

  このような場合には、PoEスイッチの新製品、UNIVERGE QX-S3652PBS-PW
  給電対応の10/100BASE-TXが48ポートに、Uplink用のSFPスロットも
  4つついて、55万6500円(税込)

…このように、多様なビジネスニーズに対応できるUNIVERGE QXシリーズ
 ほかにも例えば、
 低コストで認証・検疫ネットワークを構築したい
 スタック接続による冗長構成のネットワーク構築を考えている

といった課題を持つユーザも、すぐに必要なスイッチが見つけられる。
この豊富できめ細やかなラインナップは押さえておいて損はない。
様々なネットワークの課題に合わせて、適正なネットワーク構築に貢献するのがUNIVERGE QXシリーズなのだ。


▲UNIVERGE QXシリーズのラインナップ

+拡大 ▲UNIVERGE QXシリーズのラインナップ


スペック

製品名 UNIVERGE QX-S500シリーズ
メーカー 日本電気
寸法 QX-S509-PW:210.0(幅)×220.0(奥行)×43.0(高さ)mm
QX-S517T-PW:210.0(幅)×297.0(奥行)×43.0(高さ)mm
質量 QX-S509-PW: 2.0kg
QX-S517T-PW: 2.5kg
電源 AC100V(90〜110V) 50/60Hz
筐体タイプ ラックマウント(1U)、縦置き
対応レイヤー レイヤー2対応
プロセッサ -
メモリ容量 -
VLAN数 64個
スループット QX-S509-PW: 1.35Mpps
QX-S517T-PW: 3.9Mpps
LANインターフェース QX-S509-PW:10/100BASE-TX×8(給電)、10/100BASE-TX×1(非給電)
QX-S517T-PW:10/100BASE-TX×16(給電)、10/100/1000BASE-T×1(非給電)
その他特記事項 ・IEEE802.3af(スペアペア)によるPoE給電
・給電状態による冷却ファン自動ON/OFF制御
・装置全体で最大60/120W(S509-PW/S517T-PW)給電可能
・Port/tag/isolated VLAN
・4クラスの優先制御キューと帯域制御
・IEEE802.1p/IP precedence/DSCPでのQoS(PQ/WRR/CAR)
・EAPOL透過機能(802.1X認証スイッチと端末の間に設置可能)
・ポートミラーリング
・MACアドレスフィルタ
製品サイトURL:http://www.nec.co.jp/qxseries/


価格情報


UNIVERGE QX-S509-PW:7万2240円
UNIVERGE QX-S517T-PW:12万3900円(いずれも希望小売価格:税込)


補足説明
UNIVERGE QXシリーズには、下記3機種のPoE SWもラインナップしています。
UNIVERGE QX-S404A-PW(4ポートノンインテリジェントPoE SW):
5万1240円 (希望小売価格:税込)
UNIVERGE QX-S3026C-PW(24ポートインテリジェントPoE SW):
23万9400円 (希望小売価格:税込)
UNIVERGE QX-S3652PBS-PW(48ポートインテリジェントPoE SW):
55万6500円 (希望小売価格:税込)

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補足説明

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